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数年前に占ってもらったら今年は近年稀に見る最強運で革命年らしい。何が起きるか楽しみ

年末は本当に久しぶりのフェスに行った足で実家に帰って年が明けた。
特段何をするわけでもないただの時間潰し。テレビをつけてもいつでもやっている番組と何にも変わらないじゃないか、というわけでほとんどテレビは観ずに甥っ子姪っ子と遊んだり。正確には悪いクスリでもキメてるかくらいのハイテンション、話すことも通じないこの子たちは何がそんなに面白いのか不思議でならずそんな暴れ狂う光景を眺めていた。久しぶりに家族麻雀に誘われてやってみたり。年が明けようがそんなもんです。というか年々あんなに好きだったテレビに対してドキドキしなくなってしまった。熟年離婚とはこんな気持ちなんでしょうか。

話の流れでそういや引っ越した事を言ってなかったからと新住所を教え、帰りは荷物運びのついでに両親が部屋を見に来ることになった。そういえば引っ越したじゃないよと言われたけれど、こちとらそれどころじゃなかったのですよ、お母さん。事情を説明してみると早く引っ越せそんな物件と言われたが、いやだからもう引っ越したわけで住所が変わったわけでしょうと全然噛み合わない会話を延々と。話が通じないのは子供だけじゃなかった。ダウナー系でしょうか。
あれこれ部屋をジロジロ見られ、表に出していた女子プロレスSTARDOM選手のポートレートをじっと見ていた。「いい歳していつからアイドルにハマったんだ」と言われ「違う、そうじゃない」と鈴木雅之のようにアイドルと女子プロの違いを解かれる70過ぎのジジババとそれを語る40過ぎの独身男性。オレは一体何を説明しているんだ。そんな年明けだった。
たしかにポートレートだけをパッとみたらそう思うのも不思議じゃない。というかそう思わないわけがない。そもそもアイドルってなんだ。“元気をもらっている”という意味でも大して差はないのにカテゴライズというものは兎に角もうめんどくさい。



緩和されている今のうちに行けるものは行こう!と1.8の横浜アリーナに行った。チケットはソールドアウトだったけれど規制緩和のおかげで少しだけ増席になったタイミングを奇跡的に掴みチケットが取れた。今年は憑いていると思いたい。取ったのは昨年だけれど。
新日本プロレスとNOAHの対抗戦。これがまた歴史的な大会もので全10試合があった全てを終わった後に語り合いたいけれど、衝撃に次ぐ衝撃で。大会終了後にはお口あんぐり、言葉が出なかった。一緒に行ったのは都内に住む一回りくらい年齢差のある年下の友達。あまりにも興奮冷めやらぬ放心状態のまま「よかったな・・・」「やばかった・・・」くらいなもんで言葉数も少なく帰り道でラーメンを食べた。
きっと「プロレスのチカラ」というキャッチコピーは今年どこでも使われることになるんだろうな。50周年の今年はどんな事が起きるんでしょう。

その帰り足で紹介したいお店があると川崎で別の友達と合流した。なんでもメタルなママがいるというメタルスナック。一部では有名なお店だそうで入ってみると一般的なスナックなんだけれどフライングVのギターやモーターヘッドのストラップ付けたベースがあったりメタリカのアルバム「メタル・ジャスティス」のパズルがあったりメタルアルバムジャケットの瓶ビールが並んでいたり。なんだここは!天国か!と。
話に聞いた通りぶっ飛んだ雪江ママと長いこと話し込んでしまった。話をしていく内に以前お世話になっていた某ライターさんと飲み友達ということも判明したりいくつか共通点もあって不思議な縁だわぁとママはしみじみ。
いつかお店の企画でイベントもやろうよと連絡先を交換してくれた。実現出来たらいいなと思う。そんなママは月曜から夜更かしに「チルボド(チルドレンオブボドム)を聴け!」と泥酔状態で街頭インタビューに出たこともある面白い人だった。本人は記憶がないらしい。



年末くらいから昨年オープンした仙台の駅近くにあるお店に顔を出すようになった。お店のオープン前にやった2年前のイベントの諸々お手伝いで動いたのが知り合うきっかけだった。
世の中にはオンラインサロンというものがある。名のある著名人の方々やタレントさんを中心にした、謂わばファンクラブに近いそんなコンテンツが山程ある。
一時期、いろんなものを覗いてみようと大抵は月額制なので基本1ヶ月だけで渡り歩いていた。クローズドされた中でやっているものを外から中身を知らないのにやんやと野次を言うやつの気が知れないし、そうはなりたくないわけで物は試しと片っ端から気になるものに加入。面白いものもあったけれど大体は初月で抜けてしまい、いつの間にかどこにも入らなくなった。結果、自分にはひとりを立てた元でクローズされた空間が合っていないということだけが分かった。盲信ほど怖いものはない。
そんな中、カンニング竹山さんのサロンが面白い。ファンクラブ的なものではなくて番組制作のために参加者を募っている。それを制作費用にして月に1度のトーク番組を限定公開するのだけれど、うわっ!まじか!と驚くゲストが毎月登場してくれる。
なのでそれを見たい時には入るという感じで今も繰り返している。

そんなお店はとあるサロンのメンバーが立ち上げてそこに集まった仲間と一緒に作られた。正直なことを言ってしまうとサロンメンバーしか受け付けないぜ!みたいな囲うような庭コミュニティされているお店だったら用事もなかったと思う。社交場的に今の空気感が丁度いいと自分勝手に思っているから遊びに行くのです。
そんでもって集まる人が面白い。面白いというのは笑うの意味でなく多種多様な人や価値観があってそれが楽しい。自分の世界にないものを持っていたり考えたり、そんな環境で行動している人と接する機会なんてあまりない。それでいてオープンな人が多い。損得勘定ではなく得るものが沢山ある。
そんな中、ひょんな事からお店でDJを教えることになった。そういえばなかなか誰かに教えることもなかったなぁと思いながらその日を迎えてやってみた。気仙沼で音楽の授業をやった以来かな。何年振りだろう?
テクニック(ほとんどない)や理論的(簡単なことしか知らない)な事よりもまずは音楽に興味持ってもらう方が先行だと思うのです。「何が好き?あらいいですね。こんなんありますよ。どうっすか?」と寿司屋の大将のような意味でのやり取りをしながら実践をする。
いろいろなタイプでどんなやり方があっていいと思っているし、どれにも正解がないから面白い。何より場面で空気が作れたりも変えたりすることが出来るマジックがDJにはある。
大事なことはまず初めに曲を買ったりライブに行ったりしてアーティストにリスペクトを持って還元すること。それと自己エンターテインメント性。
やっている事はクリエイト出来る側(作曲)のDJじゃないので、アーティストの二の次、三の次と思っているから大口を叩くつもりはさらさらないのです。
2時間くらいの中、実践しつつ沢山話をしていたらDJをやってみたいと手を挙げてくれて早くも2月にあるイベントに差し込みでデビューの予定だったけれど企画が延期になってしまったわけです。
まぁ今はそうなってしまうよねという気持ちの裏側で、イベントが無理だとしたら今までやったことないけれど新人さんを探したり音楽を教えたりしながら裏方で動いた方が面白いなと感じてしまった。自分が多才だとは思っていないけれど、需要があるならばそんなところに出向くのもアリだと思った。
界隈という言葉があって言うなればフィールドですよね。属するというのは好きじゃないけれど、自分はどちらかとコウモリ君な方ではあるし、いろんな所に好きな要素がある。水の合わないところへは行かないものです。生産性に欠けるし何より刺激が欲しいだけなのだ。
授業をやっていてどんなことにでも「ドキドキしたい」が最終的に出た結論。
そんな話を延々としていた。



初めに書いたテレビのドキドキ感はきっと何が起きるか分からないというハプニングが大好きだったからだ。それを今でもどこかに求めているからエンタメが好きなまま生きている。
あり得ないことが起きた時の鳥肌が立つような興奮冷めやらぬ体験をひたすら求めている分、人よりは多くそんなものを感じてきたはず。
ちなみに前出のポートレートは小波選手。年末にあったジュリア選手との引退試合がエモーショナル爆発で泣いた。語ったら長いから書かないけれど、それで来るのかというドラマティックな展開があって若干まだ引き摺っているのはここだけの話。またいつか復帰してくれる日を心の何処かで待っている。

2022年1月鑑賞作品
【新作】

スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム
さがす
声もなく
前科者

【旧作・配信】
新聞記者
ルパン
ホーンティング オブ・ヒルハウス
MAMA
アーミー・オブ・シーブズ
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