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十年振りに再会した

国分町のとあるBARを紹介されて行ってみた。
タランティーノ作品の「フロム・ダスク・ティル・ドーン」に出てくる最後の舞台のバーの「ティッティー・ツイスター」がモチーフなのでエロ満載のオブジェが散りばめられた内装。
ジョージクルーニーとタランティーノのゲッコー兄弟がハチャメチャに繰り広げるホラーアクション。
ぶっ飛んだB級カルトムービーなだけに好みなのです。
なにやらそこでSM会が定期的にあるんですと教えてもらった2言目には「行く!」です。
カウンターカルチャー、アンダーグラウンドな世界が大好きな自分にとっては触れたい世界。
“やる・やられる”ではなくてあくまで“見たい”だけ。詳しくは書かないけれどめちゃくちゃ楽しかった。
鞭の振り方、縄の縛り方、蠟燭体験など。
フェチを否定するのはご法度。
多様性を認めるっていうのはそういう事だと思う。
マスターとは映画の話で一頻り盛り上がり、あんまり映画の方に興味持ってくれる人がいないからと喜んでくれてたのがこちらとしては嬉しくなるわけで、しばらくしてからフラッとお店に行ってみた。
カウンターだけで納まる程度の比較的少ないお客さんの中で、そこに座って話をしていた。
真ん中にとある国会議員さんとご友人。
マスターとの3人は昔からのツレらしくワイワイと話しをしていて、店に入った時から奥の人をなんか見たことあるなとずっと気になっていた。
なのでタイミングを見計らってマスターに聞いたんです。
「古いお友達なんですか?」
「そうそう!高校からの悪友で手前が○○だよ!奥は〇〇で、こっちはネ・・・」と紹介されてる最中に。
「うわ!やっぱそうっすよね!!」思わず声が出た。
「だよね!うおー!!!!」あちらもです。
そのまま2人でガバッと立ち上がりガッチリ肩組みました。
こういう時には語彙力がなくなるもので「うわー!」「おー!」しか出てこないです。
大声を張るおじさん2人を見て店内はぽかんとなったままでした。
説明します。

震災があった年の10月、石巻でフェスがありました。
ちょうどDJを名乗り出した頃でひょんなことからボランティアに参加することになったのです。
何故かボランティアなのに実行委員に近いポジションみたいな事までやってみたり、マルチに動いては当日メインステージの転換DJまでやらせてもらってとフル活動。
あの時の経験が原動力になって今に至っていると本気で思う。
その時の実行委員で親しくしてくれたのがそのマスターの悪友。
後日あったフェス打ち上げで別れる際に「そしてネモトはいなくなったってナレーション入るな」と笑いながら言われ、本当に界隈から離れてしまってからの十年振りに再会をまさかこんな形でかよと驚いた。
「こりゃ引き寄せだね」とマスターは呟いていた。
Facebookに自分がちらほら出てきたりしていたらしく気を掛けてくれていたそうで、こんなことあるんだなと我ながら驚いた。
近々会おうと約束をしたので楽しみです。



表立って一切言わないけれど、5月は誕生月という年イチ憂鬱な月なので普段はおとなしくしているわけなのですが、なんやかんやで企画やイベントに参加していたからビクビクしてしまう自分が情けない。
これについてはどこかで書いたのでスルーする。
内々の人達からは何かをもらったり奢ってもらってしまい、すみません。ありがとうございます。

よく出入りしているお店の1周年パーティーのラウンジDJをお願いされて2時間程やってきた。
ラウンジなので存在感を消して立つわけで表立ってというものではないのだけれど、久しぶりに空気を読みながら選曲するのは楽しかった。
今は人様の前に立つということから遠ざかっていて、それはそれで仕方ないと割り切って以来、人様のイベントを組んだりの裏方稼業をやり続けています。
去年くらいからDJ機材の触り方を教えて欲しいと言われ、その都度教えていたら徐々に生徒が増えていきました。
教えるという意味で生徒です。
そんなことから、いよいよ大人の音楽授業になってしまいます。
ビルのオーナーとお話している中で幅を広げて色んなセミナーを組みたいという事を考えられていて、そのセミナー教室からエンタメ塾の講師に任命を受けました。
本格的に先生に昇格です。
「オタクリエイター」という謎の称号を付けられます。
そうです。講談に立ちます。

そもそもDJってなんなの?ってところから趣味に活かせるエンタメをおススメしつつも、きっちり音楽の授業にしていきます。
その辺りは得意分野なのである意味気が楽です。
生涯無趣味人口が増える世の中。
何の統計かは定かではないが、リタイヤした方々の約4割はそうらしい。
だったら生涯の楽しみを見つけておきましょうよって話。
そんなお店絡みで子供を中心にしたフットサルへ参加する機会があった。
ステージで激しい動きをしていたからなのか、”体力オバケ”と呼ばれていただけあって、まだまだ動けると分かったので捨てたもんじゃないぞと思いたい。



ライブも行けたので嬉しい限り。ENDRECHERIのチケットをファンクラブの方から譲っていただいてトークネットホールへ。
20周年ツアーのようなスタイルでファンはお祭り状態。
ドレスコードで”パープルもの”というのを教えてもらい、自宅にあったのがリバーサルのKENTAパーカー。
これでいいのかなと不安になりながら向かった。
入場前にファンの方から装飾を着けられたけど「チクチクする!!」首が痒くなって外してしまってなんか申し訳なかったなぁと反省。
ビジュアライズなスクリーンとレーザー演出がバッチバチで前アルバムのセットリストを中心に新旧問わない組み方だった。
個人的にはSE(END RE CHERI)が好きすぎて、その後はアンコールの気分だから終始贅沢な気がします。
印象的な面も多々あった。
ジャニーさんに「YOU、曲書きなよ」と、言われ作ったのがソロデビュー曲の「街」。
ところがメリーさんに「モテる曲を書きなさい」そんな風に怒られたらしい。
「モテるためにやってるわけじゃない」そう言ってシンガーソングライターの道を歩きだしたのは周知の事実。
音が取れない音域や下がった音で聴こえてしまう耳の障害を抱えた時にファンクに出会ってと、これまでの事を惜しげもなく語っていた。
ファンクは歌えなくなったことを乗り越えられる愛と平和についての音楽。
だけども歌うことも出来るって事を魅せなきゃと「街」を歌ったのは流石に涙が出た。
サマーソニックに出演、新譜が出たりと動き出しているので今後の周年としての動きが楽しみ。そろそろ音楽番組に出てもいいんじゃないっすか?と思う。CSとかでも。
「ジャニーズらしくない」って言葉をよく耳にするし、自分でもたまには口にする。
自分が言う"らしくない"は「収まらない」というポジティブな意味で使うことが多い。
戦闘能力が測れなくて壊れてしまうカウンターのような意味合いです。
そこまで大袈裟な言い方ではないか。
大概はイメージとして、自己理想でのアイドル虚像があるからじゃないのか。
時代を追う毎に常に変化しているのでどこ部分にジャニーズらしいベースがあるのかは分からないけれど、きっとそんな目に見えない部分とも“シンガーソングライター”として戦っているわけでしょう。
サブスクとは言わなかったけれど、例えば今までなんでこれをやっちゃダメだったのかの理由が分からないスタッフが多いそうで。
思い込みのタブー視はもったいないですね。
それはどこの社会組織にもあるけれど、きっと会社の中に固定概念があるんだろうなと勝手な解釈。
予め言うけれどもこれはディスでもなんでもない。
ひとつひとつ変わっていくのが大切な事だと思っている。
余計なものを取っ払って身軽なまま世に突出して欲しいなとファンながらに願っている。
前提としてどの事柄に関しても新規古参なんかはどうでもいいです。
何も言わずサブスクリプションで曲が聴けるんだから、とりあえずこれ聴いてみてと言えばいい。
何気ないことをSNSに書き込むとファボやRTが一気に来ます。
剛ファンに認知されているのが大々恐縮です。
それだけファンの方がエゴサしてるんだなぁ。
中々他のアーティストについて書いたとて、そうはならないです。
まじでビビります。凄いです。
でも捨てアカでRTやファボをしまくりよりも自分の言葉で書いていった方がいいと思うのです。
ファン同士のコミュニティは崩さずに外の世界と繋がるのが一番良いんじゃないかと思ってたりするわけだけれども、何様だ!と言われたらそこは即座に首を垂れます。ごめんなさい。
とりあえずサマソニではどこで観るのが正解か分からず迷っています。
幕張で会いましょう。



そういえば、今年も上半期終了になる。
映画鑑賞は相変わらずなわけだけれども、海外ドラマを自宅では常に流しているのでここしばらくは旧作をほとんど観てないかな。
劇場ばっかり。観たいものが多すぎる。最高です。

2022年5月鑑賞作品
【新作】

女子高生に殺されたい
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
死刑にいたる病
シン・ウルトラマン
流浪の月
ハケンアニメ
トップガン マーヴェリック
犬王

【配信・旧作】
ルシファー(Netfrlix)

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