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熱すぎる風呂!マカピーな日々#0921

マカピーです。ボルネオ島北部マレーシア国サバ州にいます。
毎日シャワーだけの生活ですが、たまーに湯船に浸かりたいなー!と思うマカピーでした。

下記は半島マレーシアの温泉事情ですね!
結構温泉の数があるそうですが、ちょっと目にはただのスイミングプールですね(笑)

そもそも、湯治場的な日本の温泉はあまりありませんね。
かつて訪れたフィリピンのマニラ郊外にあるロスバニョスの温泉もこのレポートにあったような、スイミングプール状態のところでした!

そもそも熱帯では外気温が高すぎるんです!


農業物産展のあったサバ国際展示場(SICC)3Fにあるカフェ

そうなんです、サバにも温泉があります。

残念ながら、まだ行ったことは無いのですがキナバル山の麓にあるポーリン温泉は戦前からその存在を知られていました。

ただ戦中は全く整備されておらず、ケニンガオの知事が温泉宿を作りたいと希望していた逸話があります。

当事はジェッセルトン(現在のコタキナバル)が英国領北ボルネオの州都ではなく、東海岸にあるサンダカンが州都だったそうです。

そしてサンダカンとコタキナバル間を繋ぐ道路もなかったと記述がありますが、戦時中に現地のムルット族の道案内で何とか道路を切り開いたとの事でした。

ですから、当時は馬も通れないようなとんでもない「けものみち」状態だったわけですから、当時は船でぐるりと回っていたんですね。

今はそこに道路が走り、世界遺産となったキナバル山の登山口でも有名となった高原のクンダサンは高原野菜のメッカとなり観光酪農のデサ・ファームもあるし、少し下ったラナオ側には「サバ茶園」があるのでした。

もちろん、水着を着用しての温泉利用となりますが一部の日本人にとっては「温泉」と水着の関係に戸惑う人もいるようです。

しかしヨルダンでもいくつか死海沿いに温泉があり、もちろん皆さん着衣水浴をされていました。

素っ裸はダメよ!


2Fの物産展の廊下にも色々な展示があります。SICC

ところが、逆に日本ではお風呂場に水着を着用すると奇異な目で見られます。
(身体に病変などがある場合の着衣水浴もありますが少ないようです)

マカピーは、以前日本に来るマレーシアの青年たちを引率して国内を旅行した事がありました。

で、貸し切り状態のホテルで、みんな一緒に風呂に入ったことがありました。

マレーシア人(マレー人、中華系、タミール系、その他ボルネオ島の少数民族がいます)も、事前に「温泉」なるものの話には聞いていたものの、いざ入るとなると大騒ぎです。

脱衣所で、どうしても最後の一枚にこだわる奴がいますが、結局みんなで寄ってたかってはぎ取られると、仕方なく手で前を隠してみんなとトボトボ湯船に向かうのでした。

彼らの次の難関は、あのお風呂の熱さです。


新しいInchiのオイルを使ったビジネス、SICCにて

マレー人にとっては、もう40℃を越えたら地獄の熱湯に感じられるのでした。

「ダメだー!」
「熱いじゃなくて、痛ーい」
「こんなのに入っている日本人は同じ人間ではない!」

など大声で言いつつも、次第に誰かが勇気を振り絞ってトライするのでした。

少しずつ、ゆっくり・・・。

「いいか、誰も近寄ってはダメだ!お湯を動かすと熱くて死にそうだ」
「お、なんとか行けたぞ。 うん、いい感じだ。オレもマカピーと同じように入れたぞ!」
「これでおれ達も日本人だ!」

などとワイワイやって同じ体験をすると、いつしか一か月の旅のプログラムの間に民族を超えて仲間意識が強くなっていたのでした。

お風呂って、それだけ魅力あるものなんでしょうね。


かつて東京の西荻窪に住んでいた頃、近くの銭湯に行くとイラン人のおじさんが湯船に浸かって気持ちよさそうでした。

英語で話しかけると、中古日本車のディーラーをしている人でした。

彼も、ハマーム(トルコ風スチーム風呂)よりもこっちの方が気持ちがいいと日本のお風呂大好き派で、暇さえあれば銭湯に通っているのでした。

「うちのアパートにもお風呂あるけどね、やっぱり日本の銭湯の大きいお風呂は最高だよ!」

あれからずいぶんと長い月日が流れました。
埼玉県北東部のマカピーの暮らす町のスーパー銭湯にも、白人男性が混ざっていることがあります。

お風呂って不思議な魅力あるんでしょうね。

オガワってあるから日本の会社だと思ったら中国のブランドでした!

だって、ローマ遺跡には必ずローマ風呂があるじゃないですか!

ただし日本のものとは違いますが、こんなデカいプール造ってどうすんの?と思いましたが、温泉にはしていなかったようです。

英国には英語のバスの発祥の地といえるBath(バース)という町がありそこには地下施設としての風呂があるそうで、一度見てみたいものです。


さて、マカピー妻はかつて東南アジアに長くいたせいで、その肌は日焼けでこんがりクッキー状態だったのですが、彼女の母親と日本の温泉に行った際の事でした。

眼鏡をはずすと視力が不安になるマカピー義母は、湯船に浸かって洗い場でシャンプーしていると、隣に来た外国人が突然日本語で話しかけてきたのにびっくりしたそうです。

義母:「あらやだ、アンタ私の娘じゃないの!あんまり肌が黒いから東南アジアの人が隣に来たものだとばっかり思ったわ!」
マカピー妻:「失礼ね!ちゃんと水着の跡があるでしょう。こっちの白い方の肌がワタシの本当の色よ!」
義母:「たしかに。それにしてもよく焼けてるわね」
マカピー妻:「シミが分からなくなるまで焼こうと思ったけど、逆効果だったわ!」

こちらはまた、良く分からない展示に国籍不明の衣装で人寄せをしていました!

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。お風呂談義は面白い!

ヘッダー写真は農業物産展で展示即売されていたヤギたち(オシメをしています)



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