おもてなしの国琉球の逸品
ミヌダル、と呼ばれる琉球王国の宮廷料理です。蒸した豚肉にゴマがしっかり隙間なくついています。この手間ひまかけて、というのは琉球料理の特徴です。
琉球王国は「おもてなし」を国の強みにしていました。料理もそうですし、料理を盛る器、泡盛の味わい。
そして、料理を楽しみながら鑑賞する芸能。組踊と呼ばれる踊りもそのひとつです。
琉球王国が日本となって久しいですが、その心根はいまも残っており、沖縄で生きる人の中に垣間見ることができます。
食べきれないほどの食べ物を出してもてなそうとしてくれたり、芸能人顔負けの余興で結婚式を盛り上げたり。
本人たちはそこまで意識していないようですが、沖縄県民ではないわたしはそういったふるまいの端々に琉球王国の「おもてなし文化」を見て取り感慨に耽っています。
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