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亡くなった父が会いに来た不思議な話

私は霊感ゼロだ。霊やスピリチュアルは信じている方だが、私自身に霊感はまったくない。なのでこれは私の妄想なのかもしれない。

昨夜なかなか眠りにつけなくて、ベッドに横になりスマホをいじっていたら仰天ニュースで放送された薬害エイズ事件のポストが流れてきた。
コロナワクチンへのアンチテーゼとも取れる内容だったようだ。

へー、もうこういう話題も取り扱えるようになったんだ。薬害関連はあんなにタブーだったのに。
そういえば父は薬害エイズ事件の事も知っていたよな・・・

そんな事を考えながら、私は2年前に交わした父とのやり取りをぼんやりと思い出していた。

説得を試みた経緯についてはこちら↓

父は薬害エイズはもちろんサリドマイドやHPVワクチンの薬害についても知っていたし、むしろ私よりも詳しかった。

なのになぜ。なぜ打ってしまったんだろう。

父の癌が発覚し余命宣告を受け、抗がん剤をやりみるみる弱っていき、あっという間に亡くなった記憶が、走馬灯のように頭の中を駆け巡っていった。

コロナ規制で面会禁止のためほとんど会えなかった。
家族や親しい人に面会できずにただ衰えていく体と一人、病室で過ごすのがどんなにつらかっただろう。

なぜ止められなかったんだろう。
もっと他の資料を渡していれば。違う言い回しで伝えていたら。結果は違ったんじゃないだろうか。

涙が溢れてきた。
お葬式以来一度も涙がでなかったのに。悲しいとか、後悔とか、そういう感情もしばらくなくて。自分でも不思議なくらい日常に戻っていたのに。
ここにきて急に、深い後悔と悲しみが押し寄せてきた。

涙で枕が濡れたらいやだな、と枕元のティッシュをとろうと身を起こした瞬間。

「俺が悪かった」

頭の中で父の声が聞こえた。申し訳なさそうに、少し目をそらしながら、病気になる前の健康的な父の顔がふっと浮かんだ。

私はハッとしてその姿勢のまま固まってしまった。

これは、私の願望が見せる幻想だろう。
そう思った途端、ブオーンという音が鳴って落としていたはずの部屋のPCが起動し始めたのだ。
自動更新で再起動したのだろうか?
いやそんなはずはない、更新の時間は指定してある。混乱していると天井がパチパチ鳴り始めた。こんな事は初めてだ。

父が来ている!

私は直観でそう思った。
そして私に謝ろうとしている。
父はワクチンが自分の死を早めたことを自覚しているようだった。

お父さん、そこにいるの?
ごめんね止められなくて。ごめんね・・・

お父さんももう謝らなくていいよ、わかったから。
大丈夫、私は大丈夫だよ。
今はもう苦しくないよね?天国で楽しく暮らしてね。

とても小さな声しか出なかったが、ちゃんと父に伝える事ができたと思う。

音はおさまり、シーンとまた静かになった。

そのあとしばらく涙が止まらなくて、この事を忘れないように必ず記事にしなくてはと思い今PCに向かっている。

本当に父だったのか、私の思い込みなのかわからない。

でも私は父が会いに来てくれたのだと信じている。





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