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らじらー・中田敦彦卒業に寄せて

僕の大好きなラジオ番組、「らじらー!サンデー」からMCの中田敦彦さんが卒業することが先週発表された。
らじらーに対する気持ち・中田さんに対する気持ちを書き残したくなったので、つらつらと書いてみる。

放送開始は2015年4月だから、5年半もの間、中田さんはMCを務めていたことになる。

僕は聴き始めたのは2017年の1月という、途中からのリスナーだ。
それでも、当時大学を休んでいた僕が、大学院に入学し、卒業し、就職をして、さらに会社に後輩ができ、と生活が大きく変わるくらい、時間は経過している。

オリラジさんの状況も、目に見える範囲だけでも大きく変わったように思う。
2016年はPERFECT HUMANが大ヒットしRADIO FISHとして活躍、2018年秋には中田さんがアパレルブランド幸福洗脳を立ち上げる。
その頃から中田さんはテレビに出る機会が減っていく。2018年秋にオリラジがヒルナンデス!を卒業。
さらに、2019年には中田さんはYoutuberとして大ブレイク。オリラジ最後のテレビレギュラー番組であった、PS純金からも中田さんが卒業するとの知らせが届いた。

それでも、中田さんはらじらーに残り続けた。
らじらーは、変わらないものとして存在し続けてくれた。
この2年くらいは、ずっと怖かった。
ようやく、その日が来てしまったというだけだ。

むしろ、よくらじらーに残り続けてくれたものだ。
中田さんがテレビ番組を卒業することが発表される度に、毎週日曜の夜を3時間も拘束されるらじらーを続けてくれていることが信じられなかった。

それがどういう理由だったのかは分からない。
勝手に推測して、乃木坂ファンの購買力に期待してるからじゃないかと思ったりもした。というか、そんな損得勘定をしてくれとさえ思った。
僕は中田さんのいるらじらーが大好きだったから。
とにかく、中田さんがらじらーに残ってくれている理由を考えて、少しでも安心したかったんだ。

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僕が生まれてからこんなにハマった番組はない、というのがらじらーだ。
特に僕は、聴き始めた当時MCだったひめたんとオリラジのやり取りが大好きだった。
当時僕は精神的に参っていたこともあって、らじらーに精神依存しているような状況だった。

時期にもよるけど、2017~2019年にかけては、年の半分以上は寝る前にらじらーを聞いていたんじゃないだろうか。
もう最近の記憶しかないけど、例えば2019年の春休みに2週間の海外旅行に行った時、なぜだかストレスがたまってきて、らじらーを聞いたら気分が晴れ晴れしたのは、今思い返すとおかしな話だ。イヤホンをして目を閉じてベッドに伏せながら笑い声を上げる僕を見て、おそらく一緒にいた友達はドン引きしていたことだろう(確認男が誕生した回である)。
とにかく、気分が憂鬱になればらじらーを聞いていた。憂鬱になれば、週10時間は聞いた。鉄板回は2016年7月31日の星野みなみゲスト回。この回さえあれば、大抵のことは忘れられた。

乃木坂ファンになってから一番ショックだった出来事はひめたんの卒業だった。
大好きならじらーからひめたんがいなくなるのが物凄く悲しかった。

その後、乃木坂メンバーは変わっても、オリラジの二人は残り続けた。
オリラジの二人がいることで、僕の大好きだったらじらーの雰囲気はずっと残り続けていた。
だからオリラジの二人にはずっと残り続けて欲しかったんだ。

勿論、乃木坂メンバーが変わることで、らじらーも変わったことはたくさんある。
特に僕にとっては、大園桃子ちゃんがMCになってくれたことは大きい。
もうゾッコンである。
アイドルをこんなに好きになるんだ、と自分でもびっくりするくらい、めちゃくちゃ大好きだ。

中田さんがいなくなったら多分番組の雰囲気は大きく変わると思うけど、決して悪い事だけじゃないだろう。
それに、藤森さんは残ってくれるとのことだし、今までの雰囲気も全くなくなるわけじゃない。
少しずつ変わっていくんだ。僕の生活だって変化したし、オリラジの仕事も変化した。僕のらじらーへの想いだって色々変化してる。

そういう意味では楽しみな部分もあるけど、でも、今は中田さんがいなくなることがとにかく惜しい。
卒業が発表された瞬間は、気付けば「くそー」と叫んでいた。ツイートにぶつけて、もう一度「くそー」と叫んだ。
そして桃ちゃんの涙きながら話す声を聞いて、一緒に泣いた。

来週の放送は、とにかく惜しんでやろう。

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中田さんの好きなところはたくさんある。

色々なキャラになりきるのが面白かった。
ベロベロ、敦子、ロボ桃子…。絶妙にとんでもない発言をするのだ。何度も声を上げて笑った。
特に印象的なのは、テンプレート的なオタクと言うのだろうか、屁理屈理論武装が凄くて語尾がおかしい感じの、まあそういうキャラである。
あまりにも変なのだけど、どこか共感できるってのが好きな理由だと思う。
中田さん自体がオタク的な生い立ちと、僕の生い立ちに少し似ていた部分があったからかもしれない。

そういう意味では、リスナーを代弁するような立場にあったのも中田さんだった。
リスナーをキュンとさせてくれるようなセリフを即興で生み出してくれた。
いくちゃんがゲストに来てくれた時に、妹セリフをぶち込んでくれた。
みなみちゃんにたくさんの技を授けてくれた。

乃木坂メンバーが企画の意図するようなセリフを言ってくれなかった時、そこに突っ込んで行ってくれたのも中田さんだった。
僕らの希望を叶えてくれた。
また中田さんは、ある意味乃木坂メンバーよりもアイドルだった。
自らが、アイドルになりきり、お手本を示してくれた。
気付けば藤森さんとアイドル役の中田さんのやり取りになっていて、「オリラジしか話してないのよ!」っていういつもの展開も、僕は大好きだった。
そして、そんな中田さんのノリに乃木坂メンバーがついてきてくれた日には、ガッツポーズをした。

中田さんが生み出した、よく分からないノリも大好きだった。
何が標準なのか僕も忘れてしまったけど、真っ暗な部屋の真ん中でスーツを着て立って放送を待機している、みたいなそんなノリだ。
そういうふつおたが届く度に、僕は笑った。

そして、重みのある言葉を届けてくれたのも中田さんだった。
ひめたんが卒業した時。
バーベキュー回でのみなみちゃんとオリラジのトーク。
そして、先週の桃ちゃんとの2人トーク。
真剣に、中田さんが乃木坂メンバーを想ってくれていることが嬉しかった。

先週桃ちゃんに「アイドルっぽくない答えでも思ったことを言っている時が好き」と言ってくれた時、そして、ちょっと前、面白いことが言えたか悩む葉月ちゃんに中田さんが「らじらーの本当のメニューは乃木坂メンバーの個性」と言ってくれた時、中田さんは僕の気持ちと同じなんだと思って、とっても嬉しかった。

そんな風に思って放送を届けてくれて、こんなにも放送を盛り上げてくれていた中田さんが卒業しちゃうのは、やっぱり不安だし、悲しいんだ。

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最後に。
先週の放送、中田さんの卒業発表はとてもショックだったけど、桃ちゃんがあれだけ泣いてくれていたことが嬉しかった。

桃ちゃんがらじらーに初登場してから2年半、MCに就任してから1年半。
初登場時はあんなに緊張していた桃ちゃんと、オリラジがそれだけの関係になっていることが嬉しかった。

少し中田さんの卒業が早ければ、なかったかもしれない関係。
このタイミングまで中田さんがらじらーを続けてくれたことは、運命だと思う。

次回はもう一人のMC、みなみちゃんも登場する。
2016年5月に初登場してから4年以上。中田さんとみなみちゃんの息ぴったりの、もはや伝統芸もこれで最後だ。(リモートのせいで対決企画がないのは少し残念だけど…。)
みなみちゃんは何を語るだろうか。

中田敦彦卒業回、楽しみに聴きたい。

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