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夢む

空は今日も綺麗だな〜
なんて、何でもないことを思いながら
地面を見つめるばかりの日々です

非日常に恋焦がれているわたしだけど
いつも通り何でもない日常を過ごして
今日も夢の世界に旅立つ準備をしているの

昔読んだ本みたいな
魔女のお店とか妖精のお家とか掴める雲とか
そういうものが当たり前にある世界線に
生まれていたかったなぁなんて
しょーもないことを考えてみたりします

お花が綺麗なドレスになって
星はきらきらのビーズで
蜘蛛の巣も綺麗な糸になるのかなぁ

そんな世界もきっとどこかにあるよね〜

昔できていたことができなくなって
びっくりするほど頭が悪くなって
勉強を続けられなかった自分のせいだって
わかっているけど悔しくて

でもここで病気のせいにしてしまったら
わたしはきっとただの弱者になるんだろうな

やらなくなったことをできなくなったって、
そう思ってる時点で弱者なのでしょうけれど、ね

小さい頃夢見てた本の世界に
わたしは今もまだずっと恋をしているのに
読めなくなったのか読まなくなったのか
とにかく変わったのはわたしの方なんだろうな

いつから現実を諦めるようになったのか
いつから夢を見なくなったのか
いつから利益を求めるようになってしまったのか

人は知らず知らずのうちに
変わっていってしまうものなのですね

今を共に生きているみんなの
過去に触れることはもうできなくて
過去を共に生きたあの子たちの
今を知るすべはわたしには残されていなくて

何だか寂しいような気がしてしまうけれど
きっと知らない方がいいこともあるよね

久しぶりにあの頃大好きだった本たちを読み返してみようかな、短いものなら読めるかな
過去の栄光にすがって置いてけぼりのわたしだけど、空を見上げて歩けるようにならなくちゃ

今日はいい夢見れそうですか?
幸せな眠りに落ちることができますように

おやすみ、またね

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