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コミュニティマネージャーって何??

最近よく聞かれます。

正解は無いけれど、もう6年近くこの肩書きで体現している中で、私にとっての『これ』という景色があり。それも少しずつ書いていきます。

コミュニティを管理する人

と思われがちだけれど、それだったら管理人さんで良いわけで。
『コミュニティ←マネージャー』というより、『コミュニティ×マネージャー』というイメージ。求心力として働くのでは無くて、遠心力として機能する。

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マネジメントを直訳すると、管理・経営とあるように、管理を越えた経営視点もある人材がマネージャーであり。

マネジメントについては、やはりマネジメントの父と称されるP.F.ドラッカーの言葉で↓

「組織に成果をあげさせるための道具、機能、機関」と定義されている。
ドラッカーは、マネジャーの5つの「仕事」についても言及。
目標を設定する
組織する
動機づけとコミュニケーション
評価規定する
人材を開発する

そうなった時に、コミュニティマネージャーはコミュニティを管理するのではなくて、

コミュニティを経営視点で発展させていく人となる。

私自身、総合職としてマネジメントを意識した時から、P.F.ドラッカーのことばに学ぶことが多く、お守り本は多数ある。でもこの6年、いつもドラッカーに問うていること…

著書『プロフェッショナルの条件 いかに成果を上げ成長するか』の中で、組織とコミュニティの違いについて多く書かれており、

社会、コミュニティ、家族は、いずれも安定要因である。それらは安定を求め、変化を阻止し、あるいは少なくとも減速しようとする。それに対して、組織は不安定要因である。組織はイノベーションをもたらすべく組織される。
組織には破壊的な側面がある。コミュニティに根づかなければならないが、コミュニティの一部になり切ることはできない。組織自体はコミュニティに埋没することを許されない。組織はコミュニティを超越する。     「プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか」P.F.ドラッカー著 上田惇生編訳より

とあるのです。時代が大きく変わる中で、日本でもコミュニティマネージャーという言葉さえ当たり前になりつつあって、少し抽象的で混沌としているのは、今まで区別しなけらば組織として成立しないものだったからだと。

でも1人1人の幸せが問われる時代。画一化社会から多様化社会にトランスフォームされる今、自分視点での視座が大切になってくるし皆がそう動きだしていると感じます。

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私自身はそうでありたいと思うから、その仕組みを、コミュニティという環境が当然あるという前提で超越していきたいし、コミュニティこそ部分最適・縄張り化する必要性がないものであって、それは女性ホルモンの特徴でもある(←突然、ホルモン経営の話です)から、女性活躍推進という役割も担えると思っています。コミュニティ内で活躍する女性が増えることで実現される社会構造は、一種、原点回帰でもあり。

そんな中で組織としてどう変化していくのでしょう?今までのドラッカーが言う組織は創造的破壊のためにあるとするならば、

「違っていいよ、対話しよう、わたしはね」というコミュニティ経営に移行していくだろうし、その中での創造は破壊では無くて組織は創造的ポジティブフィードバックのためにあるという人間らしい形に変化していくと思う。

ポジティブフィードバック(ホルモンにおける恒常性の奇跡)は、こちらから


だからこそ、男性にも女性ホルモンがあり、女性にも男性ホルモンがあるように、自己をしっかり繋げていくこと、そして他者と繋がっていくこと。そんなことを、コミュニティ×マネジメントの遠心力で更に拡張していこうと思います。

結局、やはり、ホルモンの話になるので、更に豆知識として↓↓↓

メスだけでどんどん子どもをうみ出す生物(単為生殖)は多く、メスが生物の基本形。自分のコピーを産み出すクローン生物の社会は、進化が無くそこにバラエティを持たせるとか、環境が大きく変わっても絶滅しないように、オスがうみ出されたと言われています。産まれる子どもにバラエティをもたらすのが男性ホルモンの役割でもある。となると、多様性そのものが男性なんですね。

MACCO



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