女性の将棋ファンのみなさん、将棋ファンになった時のことを覚えていますか？　藤井君の活躍から始まった将棋ブームに乗ったとか、友達に誘われたとか、日本の漫画を読んだとか・・・。きっかけは人それぞれだと思います。

　先日嬉しいことがあったので、皆さんに紹介したいと思います。私は地元の小学校で毎月１回将棋クラブの運営をしています。そこでは、地元の中学生がクラブ活動の手伝いをしてくれます。

　いつものように将棋クラブに行った時、中学３年生の女の子がいました。その子との会話は以下の通り。
　私：将棋クラブの手伝いをしてくれるの？
　女の子：はい。去年までは手芸クラブの手伝いをしていたのですが・・・
　私：将棋できるの？
　女の子：いえ、全然知りません。
　私：えっ。じゃあなんで将棋クラブの手伝いをしてくれるの？
　女の子：羽生さんがカッコよかったので・・・。
　私：あーそうなんだ（やっぱり羽生さんすごいなー）
　女の子：将棋は、「相掛かり」くらいしか知らないんですよ。
　私：？！？！
　女の子：「相掛かり」は精神的にとてもきつくて、それに耐えるのが大変なんですよね・・・
　私：しょ、将棋、知らないんだよね？
　女の子：はい、ルールも知りません。

将棋って、奥深いですねー。
この子には将棋ファンになってほしいと心から思った一日でした。

お知らせ
　ねこまどさんでは月１回、ねこまど研というイベントが開催されています。ねこまど研では、持ち時間３０分、切れたら１手３０秒という対局を３局行います。将棋ウォーズや将棋クエストの切れ負け将棋では味わえない中終盤を思う存分楽しめます。ぜひ参加してみて下さい！

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