6ヶ月大学職員として働いて感じたこと

こんにちは、20卒として首都圏の私大で勤務しているMachiです。

入職直後にコロナにより1ヶ月間の在宅勤務というイレギュラーなスタートになりましたが、今は無事に配属先でせっせと働いています。

気が付けば入職して半年、配属されてから4ヶ月が経ちました。

この数ヶ月で様々な出来事があったのでまとめてみます。

仕事と向き合うことが出来たり、自分の感情が大きく動いたりと慌ただしい半年でした。

先輩のおかげで心が軽くなったこと

自分は今、学生と接することのできる部署に配属されています。

比較的年次の高い職員の中に若手は自分含め数人。

後でもう少し詳しく書きますが、自分は若手の先輩方をとても尊敬しています。

そんな先輩方と一緒に仕事をする機会はあまりなく、少し寂しい思いをしている時に自分の上司から

「学生向けに動画を作ってほしい」

という指示を受けました。

まだ通常業務もままならない中で突然の動画作成の依頼。

「何を目的に作るのか」

これについては予め説明を受けていて、それを踏まえての企画・資料作成・撮影・編集はすべて任せてもらえました。

正直、嬉しさよりも不安の方が勝っていましたが締め切りまではかなり時間があったので

”学生がこの動画から学びや気づきを得て、行動に移してほしい”

この思いを念頭に、ぎこちないながらも勉強してはパソコンの前で手を動かし、勉強してはカメラの前で話し、勉強しては動画編集をし...を繰り返していました。

編集ソフトはAdobe Premire Proで行いたかったため職員PCにAdobeを入れてもらえないかと提案したところ、意外にも即決でOKをもらえました。

その時は
「業務改善に対しては積極的な環境なのか?」
という疑問が浮かびましたが、どうやらまだまだ課題は多いみたいです。

業務改善については、いずれ自分たち若手が主導になるので今の内に改善点はメモして実現するための準備はしておこうと思います。

話を戻すと、動画については既に自分の部署発信でいくつか上がっていたので、それを参考に紆余曲折はありながらもなんとか動画を公開することが出来ました。

多くの人から感想を頂いた中で何よりも嬉しかったのは若手の先輩からの感想でした。

「すごい...」

もちろんきちんとしたフィードバックは頂きましたが、自分はこの一言で十分でした。

自分が何を目的に動画を作り、学生に何を感じてほしいのか
そして今抱えてる課題に対して、改善するために何を意識してチャレンジしたのか

これらを感じ取ってくれてのこの言葉だと思っています。

学生がこの動画を見て行動に移しているのかは動画の再生数やアンケートからなど間接的にしかわかりませんが、少なくとも
「誰かに伝わる動画を作れた」
という事にとても安心をしました。

自己満足ではなく”誰かのために”を考え、行動する

これは今回の動画作成だけではなく、普段の仕事や人との付き合い方、こうしたSNSの発信などにも応用できる考え方なのかな、と感じました。

・なぜ大学職員として働くのか
・何を目的に今働いているのか
・どのように仕事と向き合うか

就活でいう5W1Hと同じですが、この目的意識や当事者意識は常に持ち続けないといずれはモチベーションが失われるような気がしたので忘れないようにします。

ともかく、不安から始まった動画作成が先輩の一言で心が救われた出来事でした。

大学職員にはいろいろな人がいること

これは大学以外でも当てはまりますが、会社や大学、役所などには様々な属性の人が働いています。

・若手で活気にあふれている人
・単純に仕事が好きで働いている人
・結婚し子供がいて家族のために働いている人
・その組織のために献身的に働いている人
・残業代をきっちりつけてまったり仕事をしている人
・思考停止している人

挙げたらキリがないですが、この半年で既にこのような人たちを見てきました。

18歳人口減少による大学淘汰の時代

この逆風を乗り越えるために自分に何が出来るのか、何をすべきなのかを自分なりに考えるのに精一杯でしたが、ふと顔を上げるといろいろな価値観を持って働いている人がいることを知り、そこで初めて自分の視野の狭さに気づきました。

自分と同じような志をもって大学職員を志望する人が大多数だという固定観念があったので、その多様さには驚きました。

「多様性を活かし異なる価値観をもった人たちで相乗効果を生みだす」とありますが組織という大きなコミュニティの中で

仕事に対しての価値観の違い

は今後とても頭を悩ませる課題なのかな、と思いました。(もちろん価値観が異なることは当然で受け入れるしかありませんが)

しかし
・残業に対しての考え方
・組織の一員として自分は何をすべきか
・”選ばれる大学”になるためにどう変わっていくべきか

これについては学生から学費を頂いていますし、斜陽産業である以上は共通認識でないといけないのでは?と感じているので、ほかの職員の考えとのギャップに負けないように自分にできることを一つずつ取り組んでいこうと思いました。

ただ、これについて神経を使いすぎると大学が変わる前に自分が先に潰れるような気がしています。

同じような考えをお持ちの方や、既にこのような状況を経験された方がいらっしゃいましたらお話を聞かせていただきたいです。

仕事での悩みができたこと

これは人間関係の築き方です。

病んでいるという事ではありませんが
「直属の上司との付き合い方」
にいろいろと考えさせられています。

1年目は聞くのが仕事

これは配属初日に部署のトップから言われたセリフです。

もちろんその通りだとは思いますが、自分としてはある程度信頼が出来ている人でないと「この人に聞いてみよう」という気が起きない性格のため、上司の尊敬できる部分を探すために観察するようにしました。

その上司は、自分にはない能力を持っていて尊敬できる部分がたくさんありましたが、一つだけどうしても納得できない点がありました。それが

仕事に対しての価値観

です。
「どう違うのか?」について書くと身バレするので濁しますが自分とはかなり大きく異なっているな、と感じました。

共通認識である必要があると思っていたこの価値観が違うため、仕事相談などは若手の先輩にする頻度が高くなりました。

というのも、この先輩方の考えには共感することが多く(というよりほとんど一緒)、仕事への向き合い方についてもとても尊敬しているのでどうしても頼ってしまうことが明らかに多くなりました。

・上司に聞くべきことは何か?
・何を上司から学ぶべきか?
・上司と直接的に価値観のすり合わせをしてもよいのか?(若干リスキーだと言う声もありました)

要するに

「価値観の異なる上司とどう向き合うべきか」

これについて方法を模索中です。

自分の考えを正直にぶつけたい気持ちと、同じチームである以上、輪を乱すべきではないという気持ちが混在しているのが現状ですが、いろいろと考えてみたり相談をしてみて行動しようと思います。

最後にしんみりしましたが、今の職場はとても楽しいですし、学ぶことも多く刺激もたくさん受けています。

「20卒で入った新人はかわいそう」

という事を言われたりもしましたが、コロナで大学としても大きく変化が求められる最中に入職したのでむしろ自由にやらせてもらっています。

なのでその点はとても有難いな、と感じています。

「不安は0」というわけではありませんが今は目の前のことに全力で向き合って楽しみたいな、と感じたこの半年でした。

このnoteは備忘録として不定期にはなると思いますが更新していきたいと思います。

では、また次回の記事で。

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