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自己分析

今回は思いつきで自己分析についてまとめたいと思います。

自己分析って?

じこ‐ぶんせき【自己分析】

〘名〙 自分の心理を自分で分析してみること。自己解剖。(日本国語大辞典)

自己解剖...笑
少しグロテスクな表現ですが、就活における自己分析は、よく「自分を探る」作業だと言われています。

・どんな仕事がしたいか
・どんな会社に行きたいか
・自分の強み/弱みは何か
・学生時代に頑張ったことや挫折経験
・働く上での軸
・将来どういう自分でありたいか 等々

ネットで調べれば方法は沢山出てきますよね。ただ、この問いに素直に答えると、直近の経験や価値観の分析になってしまうので、個人的にどうしても薄っぺらい自己分析に感じてしまいます。自己を"分析"するのならば昔(出来れば小学生くらい)から現在までの変化の過程を見ないといけないと思います。

僕の場合は、自分史という形で進めてきました。

実際にやってみる

実際にどうやっていたのか、簡単な図にしてみました。

縦のブロックは小中高大学とし、横のブロックは思いついた事柄であれば出来る限り書き出します(趣味、将来の夢 etc)。ただ注意して欲しいのが「性格」など抽象的な要素が含まれるものは入れない方がいいと思います。何故なら、今の自分のバイアスが少しかかってしまう恐れがあるからです。あくまで当時の実際の経験や考え、周りからの評価を元にこの図を作るほうが正確かつ効率的だと思いました。両親や兄弟、祖父母などから話を聞いてみるのもいいかもしれないですね(=他己分析)。

とはいえ、書き出してみたものの、そこからどうやって分析をするの?という疑問が出て来ると思います。実際に分析してみましょう。

意外にも小中高大それぞれの「好きな科目」からでも自分の性格や、性格の変化が分かったりします。なので、今回は好きな科目から自分を解剖していきたいと思います。

僕の場合だと、好きな科目と何故それが好きだったのかも合わせて書き出しました。

小:体育、図工
中:数学
高:数学、地理
大:データ分析

一見、何の変哲もない変化の仕方ですが、分析してみましょう。

小学生時代:体育、図工
イメージを体現したり作品にしたりと、自分の想(創)像力をフルで使うのが好きだった。
=やり方/作り方に正解は存在しない

中学生時代:数学
答えまでの道筋は絶対にあるから、その道筋を自分の知識(点)を組みあわせて解を導く(線にする)のが好きだった。
=やり方に正解がある

高校生時代:数学、地理
地理も数学同様。※地理履修してない人はスルーしてください。例えば雨温図の問題を解く場合、ケッペンの気候区分、山脈の位置、海流(暖流or寒流)、季節風、緯度、雨季・乾季の有無などの知識を当てはてめ、その地域の正しい雨温図を導くのが好きだった。
=やり方に正解がある

逆に国語の小論文、特に筆者の考えを答える系の問題は苦手でした。だってそれが答えかなんて筆者にしかわからないから(小論言い訳あるある)

大学生時代:データ分析
数値を元にそこから様々な分析をし、そのデータを組み合わせて1つのアイデアを導き出すor作り出すのが好きだった。
やり方に正解がある場合もない場合もある

ここから自分の性格を仮定してみます。

"答えや目的があるものには熱意を持って取り組むことが出来る"

少し表現を変えると

"答えや目的がない事は継続できない(=苦手)"

となります。短所がでてきましたね。よく長所と短所は表裏一体だと言われますが、こういうことですね。実際に僕の短所はこれです。そこから少し発展させると、この短所を補う対策として

"取り組む際に目的を持って取り組む(=目標を決める)"

という表現が出来ます。短所↔長所の関係性なので、短所を長所に変えるために何が必要か?を考えれば解決出来ますね。面接でよくある「短所を改善するために何を意識してる?」系の質問の対策が出来上がりました。このプロセスを経た自己分析だと「何故そう対策したのか」等突っ込まれた際に

私は中学生の頃から明確な答えや目的(=ゴール)があるものに取り組むのが好きだった一方で、答えのないものや目的を見いだせない作業が苦手な性格でした。なので、こういったものに取り組む際には自分の中で目的や意義を見いだし、正解が無くても自分が納得のいく答えを出せるまで取り組むことで短所を補えると考え、この結論に至りました。

のように答えることが出来ます。恐らく自己分析が甘いと「答えや目的のない作業をしても楽しくないから、自分でルールを作るようにしています。」というwhy?に対して少し不十分な回答になってしまう恐れがあります。(多分)

また、別の視点で見てみると、小→中高大で科目の好みが大きく変化してるのに気付きます。じゃあ小→中の間に他に何か大きな出来事はなかったかを他の経験(学校生活、家庭環境、友人付き合い等)から洗い出して、変化した理由やそこから何を学んだかも分析します。

僕の場合、以前のnoteにも書いたので若干重複しますが、小学生の頃はやること全般ある程度高いレベルを保てたので自分に自信がありました。ただ、中学以降になると現実を突きつけられて周りと比較するようになり、少し自信の無い生徒になりました。つまり「自信が無いから正解があるものに執着した」と仮説を立てることが出来ます。思い返してみても当てはまってるな...と感じます。小学生の頃の自分は自信家だったので自分が正解だと、己を信じて疑わなかったのも頷けます。

昔は自信家であるが故に大雑把な性格でしたが、今は割と慎重な性格に変わりました。その転換点が小→中という事もわかりました。なので慎重の理由も"自分に自信が無い(≒臆病)"から、と根拠づけることが出来ます。

自分の話はともかく、こういった形で事実ベースで捉えて、そこから仮説を立ててみて

自分はどういう性格か etc

どう変化してきたのか

変化の過程で何が起き、何を学んだのか

これからどう生きていきたいのか(夢や目標設定)

実現のためにどう言った働き方をするのか(キャリアビジョン策定)

業界・企業選び

自己分析を元に志望動機や面接対策
(過去から現在の自身の経験や変化の過程、そこで生じた考えなどもわかっているので質問への回答の質(論理的かつ説得力をもたせれる)や少しつっこんだ質問にも対応できるようになる)

こういうプロセスで自己分析から面接対策まで進めてきました。このやり方だと1つ前の記事にも書きましたが、目的を達成する手段としての会社選びになるので、入社してからどう働きたいか、といったビジョンも明確に立てることが出来ます。目的が入社だと入社後のビジョンが描きにくく、面接終盤で詰む可能性が上がります。

さいごに

僕の自己分析のやり方はさっきの通り自分史を作って、そこから深く分析をする形でやっていました。少し面倒かもしれないですが、点と点が綺麗に線で繋がった時の納得感は結構気持ちいいですよ笑

まさか自分の慎重な性格の理由が「自分に自信が無いから」だなんで自己分析をするまで思ったことがありませんでした。

ただしかし、このやり方だと恐らく時間と労力がだいぶかかってしまうので、データ分析や1人で黙々と作業をするのが苦手な人、複合的なwhy?の視点を持つのが苦手な人は別の方法の方が合う可能性が高いかもしれません。それか、少し恥ずかしいですが友達と一緒にやって見るのもいいかもしれないですね。今はネット上で自己分析の方法は沢山出ていますし、友人やキャリセン、キャリアアドバイザーにやり方を聞くなど手段は様々なので、あくまで一つのやり方として参考になれば幸いです。

昔の自分は少し自信が無かった、とありましたが、就活を通し今の内定先と出会い、現在では「自分の生き方や考え方を正解だと思えるように知識を蓄えて精神力、行動力共に高めていこう」と考えるようになりました。
要は、「自分に自信をつけて前を向こう!」ってことですね。

自己分析は社会人になっても定期的にやりたいなと思います。何か自分の中で無意識のうちに変化があるかもしれないので。

では、また次回の記事で。

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