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秘湯と気功でつづる七十二候|地始凍 (ちはじめてこおる) 11/12~11/16頃

大地が凍り始める頃。
夜は冷え込みがいっそう厳しくなり、冬の訪れが肌で感じられる季節です。
朝には霜が降り、場所によっては霜柱が見られます。

サクサク。
サクサク。

子供の頃、
霜柱を踏むのが楽しくて。
どんどん踏んで
どんどん壊して遊んでいました。

というのは嘘で
私は東京生まれなので
新潟にくるまで霜柱というものを
見たことがありませんでした。

ただここ何年かは
霜柱が立つほど冷え込む日も
少なくなってきている気がしますね。
やはり温暖化の影響もあるのでしょうか。

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霜柱は、
地中の水分が凍って出来るものです。

気温が氷点下になると、
土の表面が地表から凍ります。
そして地中の水分
次々と地表面に引き寄せられ、
地表で凍っている部分を
下から押し上げながら凍っていきます。
これが霜柱のできるしくみです。

この霜柱ができるしくみを知った時、
まるで気功の世界だ!って思いました。

目に見えない水蒸気が
冷えることで氷という見える形となる。

言い換えると
水蒸気という陽のエネルギーが
冷えて、氷、陰のエネルギーに変わることで
地表をも持ち上げるような
ものすごい力、エネルギーとなる。

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気功を学び始めた頃
気功すると身体が熱くなってくるので
「わぁーーー。
 熱くなってきた、熱くなってきた!」
と単純に喜んでいたのですが、
「熱くなるのは初心者ね。
 冷たくならないとだめね」
と先生に言われたのです。

冷たくなる??

もちろん
その時はわかりませんでした。

でも何年か気功をし続けていると
足の裏に気を落とすことが
できるようになってきました。

最初、かーっと身体が熱くなってくるのですが、
次第に足の裏がかーっと熱くなってくるのです。

「足の裏が熱くなってきたら正しいね」
と先生にも言われたので、
ちょっと嬉しかったのですが
でも冷たくなるという感覚はわかりませんでした。

それが!
この七十二候のブログを始めてから
毎朝気功をしていると
なにか冷たい気功体に包まれるような
冷たく重い、そんな気感を感じるのです。

おおおーーっ。
これかぁ!

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それとともに
自分の中のあらゆるものが
変わってきている気がするのです。

先日、友人とお茶をしたのですが、
彼女は様々なストレスが重なっていて
私からみると真っ黒なオーラだったのです。

いつもの私だったら
お茶をしている間も
一生懸命自分の気を送っていたと思うのです。

でもその日は
気を送るのではなく、
逆に自分の下丹田に
ぐっと気を落としていたのです。

もちろん
自発動なので無意識です。

でもぐっと気を落とし続けるほど、
つまり下丹田の陰の気を強くするほど
彼女のオーラが白くなっていったのです。

私自身、
何かが変わってきている。

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秘湯と気功。
私の命を支えてくれている
この2つへの恩返しというつもりで
つらつらと書き始めてきたこのブログですが、
このブログを書かせていただくことで
私自身が救われている、
そしてとても大きく変わってきている気がします。

今までなんとなくもやもやとしたことが
こうして書くなかですっきりとしたり、
気功について今まで以上に
深く考えるようになったり。

今、気功が面白くて面白くてたまらないのです!

毎日気功して
1時間半温泉に入って(いいでしょ!)
お散歩して
テレビみて
そして気功して…。

もっともっと気功しよう。気功したい!

でもこの冬は
思いっきり遊ぶつもりですけどね(笑)。

秘湯と気功と、
これを読んでくださっている皆さまに
感謝を込めて。