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”まちなか湧水サウナの三島“化計画

こんにちは!
加和太建設株式会社 まちなか事業室の本多です。

3月3日、静岡・三島の駅前にある公園「楽寿園」で「まちなかテントサウナ体験会」を開催しました。

広報みしま2024年2月1日号 まちなかテントサウナ体験参加者募集記事

カレーやマンゴー等多様なアロマを駆使した、熱波師ナカダイさんのロウリュ!
楽寿園の地下水を浴びて
辿り着く極楽(なのに新幹線降りて8分で行ける!)

昨年3月に続き2回目の楽寿園テントサウナ体験。今回は幕で仕切った外気浴スペースとテントサウナを、グループごと貸切でゆったり使ってもらいました。

企画や運営にあたっては、三島市商工観光課と楽寿園などの行政関係の方々、YouTubeの起業家育成リアリティ番組で誕生した全身シャンプーTELESA、三島発地域が香るアロマブランドLOFWAWe SAUNA Shizuoka(一般社団法人静岡サウナ協議会)の方々など、多くの方にご協力頂きました。改めてお礼申し上げます!


今回のnoteでは当社が「なぜこのような企画を実施したか」、「これから何をしようとしているか」をご紹介します。


冬の湧水をもっと活用できないか

駅からすぐの場所に湧き水の川が流れ、暑い季節は川遊びをする光景が日常の風景になっているまち、三島。

こどもだけでなく、高校生やおとなも川に入るのが三島の夏の日常

市内中心部、まちなかエリアにはいたるところで湧水があります。
でもせっかくの湧水なのに、寒い季節は見るだけです。
もっと活用する方法は無いか?という視点で考えたときにサウナの水風呂として活用するのが良いのではないかと考えました。
また屋外イベントは寒い時期になると少なくなります。そこでテントサウナを服を着たまま温まるための採暖室として使うこともアイデアとして出ました。

これらが実現できれば年中湧水を活用することができ、住民の方々だけでなく観光で来る方にも楽しんでもらえる!それがこの企画を始めた理由です。

寒い時期でも人が集まる三島を代表するスポット、源兵衛川

公園テントサウナで広がる可能性

<テントサウナとは?>

テントサウナとは、文字通りテントを使ったサウナです。好きな場所にテントを張り、中に設置したストーブで薪を燃やすことによってテント内を温めることができます。
薪の加減とテント入口の開け閉めによって自由に温度調整できるので、熱いサウナ好き、ぬるめのサウナ好き、どちらの要望にも応えることができます。

ストーブ自体と上に乗せた石の保温効果で空間を温める

<テントサウナの魅力>

好きな場所をサウナにできる
持ち運びができるテントなので、湧水のそばなどに持って行くことで、そこがサウナになります。火を使うためテント周辺や上部に燃えるものが無く、万が一の事態に備えて消火のための水等がそばにある場所を選ぶことに注意すれば様々な場所に設置できます。

性別、年齢に関係なく一緒に入ることができる
屋外サウナなので水着着用が基本。Tシャツやサウナポンチョを着用するのも一般的です。温度を低めに調整することで性別や年齢などに関係なく利用することができます。さらに一酸化炭素中毒にならないよう空気が循環しやすい仕組みになっていることもあって、一般的なサウナよりも息苦しさを感じにくく、サウナが苦手でもテントサウナなら入れるという人もいます。息苦しくないため、会話もしやすいです。

サウナ中での会話を楽しめるのがテントサウナ

服を着たまま入る採暖室としての利用も可能
服を着たまま入っても汗をかかない温度に調整すると、寒い冬の時期に採暖室として使うことができます。テントサウナの採暖室があれば温まりながら冬の外遊びが楽しめます。

採暖室の中ではアロマを使ったロウリュ体験ができる
この日は三島オリジナルの"LOFWA_seseragi"

<テントサウナでもっと公園を楽しめる>

このような特徴を持つテントサウナが公園でできるようになると、サウナとしての利用だけでなく、服を着たまま利用することも含めて、冬の外遊びが楽しくなります。そしてこれまで他の時期に比べて少なかった冬のイベントを開催しやすくなること、公園活用の可能性が広がります。
また特に湧水のそばにある三島の公園では、一年中湧水を活用することができるようになります。テントサウナ体験の目的は、テントサウナというもの自体の存在と、公園などで使うことの面白さを、住民の皆さんや公園を利用する皆さんに知ってもらうことで、今後の展開に繋げることにありました。

今回の体験会では80名以上の方にテントサウナを利用頂きました。
半数の方は知らないと回答したテントサウナですが、ほぼ100%の方からまた利用してみたいという回答を得ることができました。

まちなか湧水サウナの三島へ

湧水の川だけでなく、地下水も豊富な三島での今後の展開として、「公園など公共用地でのテントサウナの利用」「民間所有地でのテントサウナやプライベートサウナ小屋の利用」「民間事業者によるサウナ事業」などが進んでいくことを期待しています。

これらの展開により三島の過ごし方が変わっていくのではないでしょうか。
住民の皆さんにとっては、年間を通して遊べる場所が増えることで日常生活をより豊かにすることができます。
観光で来られる方にとっては、これまで周辺に箱根や伊豆の温泉地や富士山や海辺の有力観光地があるため、滞在時間が短く宿泊者数も多くなかった三島が、長く時間を過ごす場所になり得ます。
長く過ごすことでまちの魅力に触れ、まちを好きになる人が増えることは当社が目指す事業の方向性そのものです。

だから“まちなか湧水サウナの三島“の実現に向けて、今後もテントサウナを含めた湧水を活用したサウナ事業の応援、実施に取り組んでいきます。

また3回目のまちなかテントサウナ体験会も企画していきます。まちなか湧水サウナに興味がある方、一緒に企画を作りたい方、気軽にご連絡下さい!

▽お問い合わせはこちらまで
machinaka@kawata.org(加和太建設 まちなか事業室)