放浪日記(ドイツ:ケルン)

2023年のテーマが「放浪:友達に会う」と決めたMachiです。
6月位にベルリン行きの片道切符を買い、
ベルリンの後はケルンの友達の家に泊まらせてもらいながら、
まったりと過ごしています。

自分の日記という感じで、考えている事をただつらつら〜と書いている感じです〜なので、こういう人もいるんだな〜位で暇な時にゆる〜く読んでもらえるとありがたいです〜

まずはケルンで思った事や考えた事や印象を今日は書きます。

移動で思った事:自分の環境問題への意識の低さ

ベルリンの友達に別れを告げ、いざケルンへ。
S-Bahn trainという電車に40分ほど乗り、空港へ。
飛行機が1時間ほど遅れたけど、まーOK!よくある!

約1時間でケルンに着きました。飛行機はガラガラで、ちょっと申し訳ないと思うくらいであった。いつもだと、ガラガラでラッキーだなーと嬉しかったけど、環境問題に意識してから、空席が多いとあーこんなに少ない人数の為に飛ばすのもったいないなーという思考になった。

その思考になったきっかけが、先日のJETROベルリン事務所でのミーティングであった。今働いているスタートアップのプレゼンをした後に、色々お話聞いたけど、ベルリン在住の人達はヴィーガン、ベジタリアンも多いし、環境問題に取り組んでいる人が多い。なので、日本から毛皮とか本革のジャケット持ってきたけど、冷たい視線が来るので、着れない。フェイクファーならいいけど。。。あと、ヨーロッパだと、短い距離は飛んだ方が安い。でも、旅行で短い距離を飛ぶと、「えっ?なんで電車にしなかったの?」と言われたり、あまり良いように思われない。そこまで二酸化炭素の排出削減に意識してるんだと関心した。これは私も見習いたい。

私はいつも東京⇔青森間は飛行機で移動してたけど、これから新幹線にした方がいいのかもなと考えている。「便利さ」と「環境問題に取り組む」を天秤にかけて、今後も交通機関について考えていかないとなと思う。

ケルンの印象
ケルンに着いてから、電車で40分程の駅に着き、そこから友人宅へ歩いた。雰囲気的に私はケルンの方が好きだなと思った。ざっと以下が理由である。

  1. ギャングっぽいグラフィティーアートがベルリンより少ない

  2. ケルンの方が人種が多い気がした

  3. 高層ビルがそこまでない

  4. ケルン大聖堂が格好いい

  5. 植物園が最高

1. ギャングっぽいグラフィティーアートがベルリンより少ない
私は大学卒業後、ニューヨークで就活をした。ウィスコンシン州の大学で社会福祉を専攻し、田舎よりも都会の方が仕事は多いだろう、という単純な思考で移った。友人もいたし、一旦冬休み一ヶ月ニューヨークにも住んだ事あるし、どうにかなると。

そこの経験はまた後日書くとして、ニューヨークにもグラフィティーアートがあった。カッコイイ感じだけど、それがある所はマイノリティーが多く治安がいいという感じはしなかった。なので、ベルリンというマイノリティーがあまりいない、治安も悪くない所でグラフィティーアートを見るのは、多少違和感があった。公園の遊具の裏にも描かれていて、なぜ消さないんだろうって。ベルリンの人からしたら、ごく一般的なアートなのかな?と思った。

一方ケルンは公園にはそのギャングっぽいアートはなく、私の考える子どもたちが元気で遊べる公園!という感じであった。

2. ケルンの方が人種が多い気がした
友人と一緒に公園に行き、ベンチでまったりしていると、お母さんがスペイン語で子どもたち2人を呼んでいる。「もう行くよー!い〜ち、に〜」って数えていて、あーそのカウントダウンは万国共通だなって思った。私のドイツ人の友人がその人と一緒に「に〜」と言った瞬間、お母さんが「スペイン語話せるの?」とスペイン語で聞いていた。(私も大分少しだけどスペイン語はなんとな〜くわかる。)友人が「話せないけど、数はちょっとね〜」とドイツ語で返し、そのお母さんと子どもが友人にドイツ語で話しかけていた。スペイン語とドイツ語が、日常的に公園で飛び交うって、やっぱヨーロッパは違うなーと面白かった。

私の友人はセネガルとドイツのミックスで、そこの地域にはアフリカンの床屋さんやアフリカンのショップがちらほら見られた。それも人種が多いなと受けた印象である。アジア人も前より見かけるし、いいなって。

ベルリンの方が人口が多いので、人種は必然的に多いはずだが、私が言った所はそこまで感じられなかった。恐らく、私が言った所はマイノリティーがあまりいない所だったのかも。

3. 高層ビルがそこまでない
私の日本人の友人が教えてくれたんだけど、ドイツの国はある一定の地域は、教会より高い建物を建ててはならない。確かに、ケルン大聖堂の周りは一番高い建物がケルン大聖堂で、他は特に高層ビルなども何もない。空が広くて、開放感がある。それがすごく魅力的だった。東京もこの様な都市開発をしたらいいのにな〜と思った。

私が住んでいた東京の中野にも高層ビルがどんどん建っていて、気候変動とかガン無視で、都心にもっと高層ビルを建てようとしている。なんでだろうっていつも疑問。もっと人が集中しないように、都市開発ってしないんだなって。私の理想としては、もっと代々木公園の様な、緑が多くて集える場所を増やして、高層ビルを壊していく。大きな企業を地方に持っていく。人口分散をして、自然と人間が共存できるような国にする。

となると、顔を見て話す商談の為に出張が増え、飛行機の利用や新幹線の利用が増え、二酸化炭素や電力を使わざるを得ない。それもどうかな。自然に配慮した再生可能エネルギーが普及すれば、それは可能かもしれない。早くできるといいなー

4. ケルン大聖堂が格好いい
フィリピンでお世話になったし今でも仕事の相談に乗ってもらっている、とても尊敬できる日本人の友人に、ケルンにいる事を言うと、ケルン大聖堂行ってみてって。その言葉が頭にありながら、パソコンの修理にApple Storeに歩いて行った。街の中心までやく45分歩いて、中心部に行けば行くほど何かとてもカッコイイ建物が見えてきた。「あっ、これ絶対ケルン大聖堂だ!!!」とワクワクした。遠くから見ても、厳かに聳え立つとても風格のある大聖堂。近くなればなるほどワクワクしていた。「カッケー、カッケー」と心が踊る感覚。

私自身そこまで建物が好きではないけど、スペインのサグラダファミリアを見た時は、もー言葉にならない程の感動であった。サグラダファミリアのドアの部分を日本人アーティストが携わっていると聞いて、もう只々感動。こんなに素晴らしい建物に日本人が携わってるとは、自分が日本人である事がとても嬉しくなった。

フランクフルトから知り合ってもう16年経つ友人が来てくれて、ケルンを案内してくれた際に、ケルン大聖堂の中に入ってみた。中がめちゃめちゃ涼しく、天井が高く、美しいステンドグラスだらけで、中身も素晴らしい。写真はもちろん撮ってもいいけど、私は椅子に座ってちょっと拝んでいる人達もいた様だったので、その人たちのお祈りの邪魔をしたくなかったので、写真は撮らずに終わった。でも、その中身を脳裏に焼き付ける様に見たけど、まー忘れたらまたくればいいかなって。本当に一回でも見れて良かったなと思った。

5. 植物園が最高
日本人の友人が案内してくれた次の日、フィリピン人の友人が来てくれて案内してくれた。植物園と外苑アートに連れて行ってくれた。
植物園は大学の時から好きになり、Botanical Garden(植物園の英単語)と聞くたび、「行く!!!!」となっていた。何か落ち着くんだよな、植物園。恐らく海外にはアジアの仏教のお寺がないので、お寺に行く感覚と似ているのかも。お寺は草木が生い茂っていて、息が吸いやすい、心穏やかになる。なので、私的には植物園が「西洋のお寺」という感覚なのかもしれない。山もそういう風に感じる。草木から力を頂くからそこで瞑想したら、NARUTOで言う「仙人モード」に程遠いかもしれないけど、なれる気がするんだよな。

NARUTOは置いておいて、市が運営している植物園で、無料。さすがドイツ。なお好き。入ったら花園でその後ろに大きな噴水があり、沢山の小道があった。様々な草木が小さいものから大きなものまであり、ヤシの木まであった。園内のレストランでアイスクリームを食べながら休憩し、ゆっくりまた歩きながら5-6年ぶりに会う友人と今までの5-6年を振り返ったり、共通の友人の話、彼がドイツに来てどうであったかの話をした。草木に囲まれながら、歩いて話するってやっぱ本来の人間らしさがあって、だから素直に色んな人話ができるなって思う。自然に沢山もらってるなと改めて感謝している。

ケルンを通して、自然や建物、そしてわざわざ会いに来てくれた人達から、感動やワクワクを頂けた。とても楽しい5-6日なったと思う。何年経っても崩れない自然、建物、人間関係に対して、本当に感謝しているし、これからも守っていけるよう努めていきたいと思う。

Machi

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