地域包括ケアシステム風システム
あまり具体的なことを書くと怒られる仕事をしているので、詳しくは書かないようにするのだけれど、ずっと仕事をしているある特別区では、地域ケア会議に医師が呼ばれない。知る限り呼ばれている感じはない。ほかのところでは医師も一緒に入っているところもある。
だから、自分が経験するのはいつも、
なになにさんの地域ケア会議に出たんですけど、このあたりの改善が必要だと言われたんで、先生お願いしますね
というケアマネジャーからの報告だ。
どういうことを意図する会議かまあよく知らないかもしれないので、渡される資料を読んでみると、
地域包括支援センターが毎月開催する圏域会議では、専門職を交え
個別ケースの検討を行い、ケアプランの標準化・質の向上及び適正化
を図ります。
とされている。ふーん、標準化を目指しているのか。
もちろん、個別の事例はそれぞれのケアマネジャーと医療チームでやってくれということなのかもしれないのだけれど、そんな説明は医療機関にはおりて来ていない。
こういうことはもう多分10年以上同じままだ。
長い物には巻かれろで、誰かが声を上げない限り、そのまま流されてしまっている。地域の多職種連携は「顔の見える関係づくり」だけに終始してしまっている。
医師が入るとどうしても医療的な話に偏ってしまうとか、医師の都合に合わせるのが大変とか、医師が高齢化してなかなか呼びづらいとか、理由はいくつもあるのだろうが、この議論はもう終わりにしたい。
在宅で仕事をするなら、このあたりには役立てるかもしれないと思う。
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