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どんな動機で運動しても健康寿命アップにつながります!

みなさんこんにちは。
運動を行う動機でダイエット!という方は多いかと思います。
私も体型が気になってきたら、トレーニングや運動を行わなきゃ!と思います。
しかし、そのダイエット目的の運動やトレーニングは様々な健康効果があります。
今回は、動機は何であれ健康に及ぼす良い効果をご覧いただけると幸いです!

平均寿命と健康寿命

皆さんは健康寿命という言葉を知っていますか?
健康寿命とは、「ある健康状態で生活することが期待される平均期間を表す指標」と厚生労働省では定義されています。これはつまり、日常生活で制限されることがなく、生活できる期間のことを指します。これに対して、平均寿命とは健康であっても不健康であっても生存している期間になるので、平均寿命のほうが健康寿命より長くなるのが一般的です。

日本の平均寿命は、WHO(世界保健機関)とUNFPA(国連人口基金)の2022年版の調べでは、82歳であり世界平均は71歳と11歳上回っています。
それでは、健康寿命はどうでしょうか?
生きているのに動けない自分を想像してみてください。健康的な体でしっかり動きたいと感じた方は、この記事を読んで運動することの大切さを実感していただけると幸いです。

日本の健康寿命について


厚生労働省 e-ヘルスネット 
平均寿命と健康寿命の差(2019)より引用

上記の図をご覧ください。水色の棒グラフが平均寿命であり、黄色の棒グラフが健康寿命を表しています。その差は男性で8.73年女性で12.06年となっております。つまりこの年数は、日常生活に制限のある不健康な期間といえます。この差を埋めることができれば、趣味を長く続けることや、元気に孫の姿を見ることもできるのです。
では、この健康寿命はどのように伸ばすのでしょうか?食事で未然に病を防ぐことや、運動を行うことで伸ばすことができます。
食事については、過去の記事である
「食事で健康に 食事で病を防ごう」をご覧ください

ここには、様々な生活習慣病から予防したい症状をまとめております。
では、運動(ダイエット)を行うメリットについて改めて見ていきましょう!

運動(ダイエット)を行うメリット

運動(ダイエット)するメリットについて
・糖尿病や肥満の予防改善に効果的
・高血圧の予防改善に効果的
・中性脂肪やコレステロール値を改善
・心筋梗塞のリスク軽減
・骨粗鬆症を防ぐ
・転倒のリスクを減少させる
・認知症の予防改善
・ストレスの解消、うつ病の予防
・老化の進行を防ぐ

これらの症状を未然に防ぎ、改善する効果が見られます。それぞれ少し詳しく見ていきましょう。

〜血糖値のコントロール〜

運動を行うことで、筋肉が使われ糖や脂肪酸の利用を促進させます。血糖コントロールの改善や血糖値を正常に保つインスリンの働きを改善します。さらには、血圧低下・心肺機能の改善からも糖尿病を改善してくれます。

〜高血圧予防〜

高血圧には自覚症状がほとんどなく、最悪の場合は狭心症・心筋梗塞・脳梗塞といった生命に直結するケースがあります。厚生労働省では、高血圧を予防できれば年間に10万人も命を救えると言われています。
有酸素運動・・・
筋肉への負荷が少ないジョギングやウォーキング程度でも良いので習慣にしましょう。推奨されているのは1回10分以上を1日に合計40分です。
筋力トレーニング・・・
筋力トレーニングを行うことで血圧が低下するデータがある一方で、あまり効果が見られなかったという結果もあります。有酸素と筋力トレーニングはどちらも行うのがおすすめです。

〜肥満・コレステロール値改善〜

運動を行うことで、遊離脂肪酸を利用してくれる。また、アディポサイトカインという脂肪組織から生成される物質はインスリンの働きを妨げます。このアディポサイトカインの分泌を抑制してくれます。運動を行うことで、カロリーが消費され内臓脂肪の改善も見られます。トレーニングで筋肉をつければ、筋肉量が増し、基礎代謝が上がることで太りにくい体を作ることも可能なのです。

〜骨粗鬆症を防ぐ〜

骨を強くすることが運動でできることをご存知ですか?カルシウムの摂取と日光を浴びると良いとされていますが、ウォーキングや筋力トレーニングで骨に刺激が伝わることで強くすることができます。
骨に対して物理的な刺激が伝わると、微量の電流が伝わり、骨密度の向上につながります。
また、筋肉は腱を通して骨と繋がっていますが、ここに刺激が伝わることで、骨の強化が期待できます。

〜認知症と転倒予防〜

筋肉を運動により伸び縮みさせることでも、感覚が脳に伝わり、脳の血液循環も高まります。脳の働きも活性化するのです。
認知症を患ってしまった後でも、筋力トレーニング後には記憶機能の向上もあるようで、認知症の予防として筋力トレーニングを行うことは有効とされています。
また、トレーニングを行うことで筋肉量が増します。特に運動を行わないことで下肢の筋肉の減少が著しく、これは日常生活に支障をきたす原因になります。転倒を招く危険も高まるので、下肢の筋肉は非常に重要なのです。

〜ストレス・うつ病予防〜

トレーニングを行うことで様々なホルモンが分泌されます。セロトニンやテストステロンが分泌されます。
セロトニン・・・
ストレス解消のみならず、睡眠質の質の向上にもなります。ストレスにも耐えうるメンタルの向上を手助けしてくれます。
テストステロン・・・
このホルモンは、加齢やストレス、肥満により分泌量が減少します。分泌量減少の影響で、うつ病や物事への意欲の低下を引き起こします。

これらホルモンの他に、ドーパミンや脂肪燃焼に効果のあるアドレナリン、ノルアドレナリンの分泌も期待されます。

〜老化防止〜

姿勢が改善するだけで若く見える効果があります。姿勢改善は、その他の症状や健康にも影響があるので、まず整えたいところになります。
また、トレーニングにより血流が良くなることで活性酸素への有効な効果があります。
筋力トレーニングを行うことで成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンには、脂肪燃焼を助ける効果や肌のシワシミ予防もあり、美肌効果も期待できます。
トレーニングしている人としていない人では、約200倍も成長ホルモンの分泌量に差があったという報告もあるくらい違いがあります。

3.まとめ

このように、筋力トレーニングを行うことによって得られる効果は、しない場合に比べて天と地の差があります。ここまで読んでくださった皆様は、運動やトレーニングを行いたくなったのではないでしょうか?
マチトレ市ヶ谷店では、全く運動経験のない方からアスリートで競技に向けて調整したい方まで幅広くトレーニングさせていただいております。
ぎっくり腰をやっちゃった…
膝が痛くて、肩が痛くてトレーニングなんて…
そんな方も今では動かせるだけではなく、重量を用いてトレーニングできるまでに筋力が向上しています!
ぜひ、トレーニング習慣をつけて健康寿命のアップと日々の生活や趣味を楽しみましょう!

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