町谷東光

詩、エッセーなどを書いています。詩歴は2020年暮れから。21年2月からnoteに投稿…

町谷東光

詩、エッセーなどを書いています。詩歴は2020年暮れから。21年2月からnoteに投稿。書きたいことを書く――それが基本です。長年新聞社に勤務しましたが、23年夏に退職。今は家事手伝いをしながら次の仕事を探すつもり。詩作のほか趣味は、相撲観戦とヤフーニュースへのコメントw。

マガジン

  • 映画評詩

    見た映画を、詩のスタイルで評してみます。映画情報サイト「映画.com」にてはトコマトマト(https://eiga.com/user/24075/)のハンドルネームでレビューをぽつぽつ書いて来ましたが、詩の形にしたものも発表していきます。

  • 「文学」と「作家」への道

    noteにて、詩、エッセーその他を日々書いている。当初は、「現代散文自由詩人の独り言」として詩作や文学その他について書いてきたのを2023年2月に改題した。タイトルに込めた「野心」もだんだんしぼんでいる印象(2023年12月16日現在)。

  • 詩人宣言

    自分の中から湧きあがる言葉を、意味のある言葉として「詩」にします。それを行ってきてまだ2年とちょっとでしかない…詩人です。私の小さな声、響け!

  • 写真詩

    文字による「詩」と違うアプローチとして、写真詩Photopoetryを投稿します。

  • マスコミってナニ?

    筆者はマスコミ界歴36年余り(2023年夏に新聞社を退職)。マスコミ(新聞、出版、放送)界と社会、世界について書き綴る。

最近の記事

【季節の詩】「仕事を待つ」

だらり と 鯉のぼり 風がないと 泳ぐことはできない 何年使われたのか 色褪せた体を 垂らす いつか 風は吹くのか その日 その時を待つのか 風に乗るのが仕事

    • 【夢の詩】「ぼくのシネコン」

      TOKOシネマズへようこそ きょうも 脳内スクリーンには あなたが本当にお望みの物語 堂々 総天然色大パノラマ映像で お楽しみいただけます ほかにお客さまはおりません 足を伸ばすなり 横になるなり 周りを気にせず 楽な姿勢でご覧ください 声をあげても 座席―ハナからそんなものはないですが― けっても無問題 ブー 鏡を磨いている 曇りにくもったそれは ずいぶん古く 磨いてもみがいても ぼくの顔がぼんやりと映るだけだ さっきまで取材に行っていたのだ どこかの つぶれかかった

      • 【東京詩】「応えてちょうだい」

        今朝8時25分 両国を出て浅草橋に向かう 総武線 10両編成の電車が 隅田川の鉄橋を渡る それに 乗っていた あなた ぼくが 隅田川テラスの階段の上で 手を振っていたのを見ただろ ランニング姿で 両手を挙げ 片手の帽子も一緒に振っていた 気づかないはずはない ぼくを絶対見ているはずだ 今日だけじゃない いつも ぼくはそこで 走ってくる電車に向かい そこに乗っている あなた が 見てくれる と 思って 手を振っているのだよ 知ってるでしょ 見てるでしょ たまには 手を振り返して

        • 初めて食べた…

          この前 「詩」にした チーズ牛丼 初めて食べた 神保町のすき家で 自分が チーズ牛丼食べてそうな奴に これで なれたのかな の感 そう なれた なったのだ チーズ牛丼食べた奴に 思ったよりうまかった ただちょっと値段が高い印象 にしても 店内で食べるのに 発砲スチロールの容器に入っていて テークアウトじゃねぇよ! と 思わず言いそうになったが この店はみなそれで食べていた なんか おいしくなくなるよぉ~ そう思いませんか

        【季節の詩】「仕事を待つ」

        マガジン

        • 映画評詩
          38本
        • 「文学」と「作家」への道
          40本
        • 詩人宣言
          61本
        • 写真詩
          193本
        • マスコミってナニ?
          66本
        • 「note」と「私」 不定期刊
          31本

        記事

          ラーメンばっかり食べている と思われ勝ちだが 昨日はうどんでした それでも肉と天ぷら さらにおおもりだぁ~

          ラーメンばっかり食べている と思われ勝ちだが 昨日はうどんでした それでも肉と天ぷら さらにおおもりだぁ~

          【映画批評詩】「あの世の人びと」

          男は ゲイ(gay)よりクィア(queer)と言ってほしいという ああ 彼らには彼らの事情があり この世で その感情を抑え マイノリティとして生きる その苦悩があるのだろう 今は その世界への社会的関心や理解もあり 同性を愛する人たちが 一定数いることを 多くの人は承知…している 昔よりはずっと 生き易い世になった そう 映るのだが―― 映画の主人公は監督を投影したもので 彼自身が抱え続けたきた重石は 時代が進んでも 決して軽くはなっていない ――そういうことだろう ぼくは

          【映画批評詩】「あの世の人びと」

          【夢の欠片詩】「顔のない女」

          いろんな夢を見る たくさん見る どれも これも なんのつながりもないのだが 主人公がぼくである物語が 延々と ぼくの頭の中で勝手に上映される 夢というスクリーンを ぼくは見ている 目覚めたときの記憶は あっという間に拡散 どこかに行ってしまう 少しだけ残る欠片を ぼんやりとした頭で メモし拾い集める 夢の――ぼくが見た夢に 何かの意味が きっとある そう思うから 欠片を拾う 今朝の夢―― 目が覚める直前まで ぼくは長いながい物語の中にいた どんな話だったのか どんな話でも

          【夢の欠片詩】「顔のない女」

          【グルメ(B級)詩】「若者の街」

          東京を東西に走る JR総武線 市ヶ谷 飯田橋 水道橋 御茶ノ水 中央 法政 理科大 日歯大 日大 専修 明治 大原簿記学校ほか専門学校の類も… 昔から大学 学生が多いエリアが神田~御茶ノ水 電機大は北千住へ 中央はとっくに多摩に行った―― いや 市ヶ谷には中央のなんとか学部がある 看板の法学部は茗荷谷に去年移転した 専修も新しいビルを建て 多くの学生が都心にUターン このエリア 朝から晩まで 学生でにぎわう 学生街の活気再び その中のひとつ 水道橋に ぼくは毎日通う 学生で

          【グルメ(B級)詩】「若者の街」

          【世相詩】「ご長寿」

          89歳のお父さん 88歳のお母さん 2人はぼくの 義両親 実の親は とうに死んでいるので この お父さん お母さんの様子を ときどき 見に行く 年齢的には いつどうなってもおかしくはない 要支援1 2をそれぞれ認定されており 歩くのはおぼつかず 杖を頼りにしても いつ転ぶか…と不安にぼくは見つめる 外出時には あのパンツも欠かせない もう今年だと思うんだ―― お父さんは いう お母さんは 黙っている でも 内心では おまえ100まで わしゃ99まで なんて 思っていやし

          【世相詩】「ご長寿」

          今ごろ知った「言葉」

          昨日(4月16日)、初めて「チー牛」なる言葉の存在を知った 笑った でも自分の中にも その部分はある きっとある 絶対ある なのに みんな 笑い者にしてる ぼくもだが 就労支援対象者に多いタイプというのは 納得したけど チー牛 まずは食べてみよう それからだ

          今ごろ知った「言葉」

          雨が降ってきた 朝ランはしない…。

          雨が降ってきた 朝ランはしない…。

          日曜、月曜と2日続けて大酒を飲んだ。仕事に出ていないとはいえ、酒の飲みすぎは良くないなあ。 飯田橋にある居酒屋。初めて行ったけど、こんなところにこんな店が…という感じの良店だったよ。

          日曜、月曜と2日続けて大酒を飲んだ。仕事に出ていないとはいえ、酒の飲みすぎは良くないなあ。 飯田橋にある居酒屋。初めて行ったけど、こんなところにこんな店が…という感じの良店だったよ。

          スマホはありました!! ググったら、飲み会後に一人で寄ったラーメン屋にある、と判明。今から取りに行くところ。 自分の消えてなくなる記憶より、グーグル頼りだ。

          スマホはありました!! ググったら、飲み会後に一人で寄ったラーメン屋にある、と判明。今から取りに行くところ。 自分の消えてなくなる記憶より、グーグル頼りだ。

          日曜に昼飲み2軒…夕方帰宅してすぐに爆睡 午前3時過ぎに目が覚めた スマホを失くしていることに気付いた PCでググったら近所のラーメン屋に寄っていてそこに留まっているようだ 電話しないといけないなあ… 出てくるだろうか

          日曜に昼飲み2軒…夕方帰宅してすぐに爆睡 午前3時過ぎに目が覚めた スマホを失くしていることに気付いた PCでググったら近所のラーメン屋に寄っていてそこに留まっているようだ 電話しないといけないなあ… 出てくるだろうか

          【歴史詩】「日本の戦後」

          下山国鉄総裁追悼碑―― 足立区の常磐線高架下にある 75年前 1949年7月に起きた 戦後トップクラスの未解決事件 それを伝える遺物だ 先月末 事件の新資料発見 とNHKスペシャルの放送があった 平日の昼過ぎ ぼくはその場に立った 「事件」があったのは この近くだが 碑そのものは過去2度移転したという 地下鉄綾瀬駅 東武線小菅駅 その中間あたり 巨大な東京拘置所の建物や 公務員の官署のほかは 狭小住宅が立ち並ぶ 人気というものが ない ぼくは瞑目した そして 思う 今も

          【歴史詩】「日本の戦後」

          【受講の感想】僕の詩が…なんと!!

          「文学」と「作家」への道(39)月に1度の現代詩実作講座。 今回提出したのは、きのうアップした「二〇二四年四月一三日朝」。提出日の朝をタイトルにしている。その朝の気持ちを書いたものだ。 先生は、「これ、おもしろいね。私小説的。不思議なものの発見があって、昔どこかで経験したことにつながっているような詩」とおっしゃった。 この日は、各受講者が「いいと思った作品」を挙げたのだが、なんと5人がこの詩をホメてくれた。 かなり珍しい、受けてしまった。いや、過去3年で最高ではないだろう

          【受講の感想】僕の詩が…なんと!!