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他人の関係 ーアイに触れるということ。 #第7夜

初めましてのみなさまも、おなじみのあなたもこんにちは、MAKIです。


どうにも埋まらぬ
男のひとに満たされたいという欲求を
パートナーに求めながらも
長らくサービス業に従事してきたからこそ
「視野を広く」を男女のそれにも取り入れたあの年から
わたしのなかの悪女が目を覚まし、
白か黒かでいうところの黒な人生が動きだすこととなりました。


マルチタスクな活動を
昼の部、夜の部、深夜の部と
まるで仕事のアポイントのようにこなしていき
それは帰る家がある安心感からなのでしょう、
非常に充実した日々を送っていました。


それでも、
やっぱりいちばん温度を確かめ合いたいのは彼で
どうにもそれが叶わぬ日には
寝息を立てる彼の隣で
自ら慰めることもあって


彼のぬくもりを感じていたい、というのが
きっとオンナの本音だったのだろうと思うのです。


その頃から、
一体になることにこだわらず
情事を楽しめるようになっていき
わたしときたら、
彼の性嗜好であるマッサージ師さながら
やさしく、愛おしく、
わたしの五感を駆使して
彼の五感に訴えかける
そんな時間を共有できるこの関係性を
愛と呼ぶのだろう、と思っていました。


けれど、
愛とは名ばかりで
男女というのはどこまでいっても他人で
まぐわうことでひとつになるだなんてお門違いで
思っているだけではどうにも出来ないということを
この日々から数年後、
まざまざと知ることになるのです。


#アイに触れるということ
#第7夜

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