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【第7章】アイに触れるということ。#第1夜

初めましてのみなさまも、おなじみのあなたもこんにちは、MAKIです。


夫婦間のセックスレスがドラマの題材になり
ついに日本人カップルの8割が
レスに悩んでいることを声に出していいのだと
謎の肯定感を手に入れた今日この頃、

あなたにおかれましては
必死に笑顔を取り繕っては辛酸を嘗めるように
ドラマの主人公に自身を重ねていることとお察しします。

性と愛を履き違えていた日々を振り返ってみると
性的に魅力のないオンナなど
男のひとを好きになる資格がないと
そんなことを本気で思っていたからこそ、
同じベッドで眠ることへの緊張感も
となりから聞こえてくる寝息にひどく肩を落とすことも経験した過去のわたしがそこにはいて。

これは、
セックスレスに悩んだことのあるあなたに向けて
過去のわたしからのメッセージのようで
ほんとうはあの頃のわたしを抱きしめてあげるためだけに綴る回顧録なのかもしれません。

しばし、お付き合いいただけましたら幸いです。

優勝は瑛太の演技力とみなみさまの美ボディ


セックスをしない生活になって1年が経ちました。



思えばシングルアゲイン初年度は奇跡の連続で
3年間、という
仮免許で終えた結婚生活のなかで、
何度かのアクシデントや
不倫にも似た関係はあったものの
こころはずっと寂しくて、

迎えたひとりの年はそんなわたしを
寂しい人妻から連れ出してくれたひとや
純粋にカラダごと愛してくれたひととの時を経て
オンナであることの悦びを
ふたたび体感することが出来たのでした。


同じ相手との行為は80回もすれば飽きる。

かつて、そんなふうな冒頭から始まる小説を
目にしたことが脳裏から離れずにいたわたしは、

性欲で満ち満ちた10代を経て

大人を相手にすることが増えてくると
男のひとが思う、この「飽きる」という現象が
たいそう怖くなり
飽きられないわたしであるためには
技術を磨くほかない、と

ほんとうは飽きるとか飽きないとかの問題ではないというのに
目的と手段を履き違え、
愛し合うということから逃げ、
性的充足感を満たすことで
男のひとたちを繋ぎ止めておきたかったのだと思うのです。


つづく

#アイに触れるということ
#第一夜

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