ルビー・カカオの前日
↑に勝手に乗っかりました。サイドストーリーというか、その前日の話です。
四人も乗れば満員になりそうな小さなエレベータを降りて、人がようやくすれ違えるような幅の廊下を進んだ先にあるそのお店の名は「キャンディ」見た感じはいわゆる場末のスナックだ。
〜ハロウィンの夜にやって来た体がゴミのゴミ人間、ひどいにおいさ〜
2020年に大ヒットした作品のテーマソングだが、かれこれ100年以上この店で歌い継がれている。
ルビー・カカオは今ではこの街イーストゴッタンシティで二番目に大きなパブでトップを張っている。
しかし、月に一度は必ずキャンディに来て「代理ママ」として勤めている。
キャンディは会員制の小さなスナック、しかもその月会費はせいぜいファーストフード2食分くらいの値段だが、ある特殊な方法でのみ来店が可能とされているが、詳細は運営する7代目ホームレス・コタニに聞くといい。
ルビー・カカオは翌日が久しぶりのオフなので、久しぶりに「客」としてキャンディを訪れ夜更けまで語り明かした。
ルビー・カカオ「よくさ〜、こういう質問する人いるじゃない?目の前で赤ちゃんとお爺ちゃんとかお婆ちゃんが溺れてたらどっち助けるの〜?、とか言うの。私ね絶対に子供助けると思うんだよね。だって、赤ちゃんは私達の未来なんだから、、」
植物係のミエコ(特別出演)「そんなこと言ってさ、実際は真逆な事するんじゃん?」
ルビー・カカオ「そんなことないわよ〜」
他愛もない話はかくも楽しいものかと、これ以上ないぐらい笑ったような気がした。
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