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「猫に学ぶ いかに良く生きるか」ジョン・グレイ著 鈴木晶訳

よくある猫が可愛い、癒されるとかいったありきたりな内容ではなく、
歴史、哲学、文学から人と猫の関係を考察する非常に深い作品だった。
私も今は亡き猫や今家族として暮らしている猫からいつも学んでいる。
そもそも猫は「学ぶ」という概念も持たずに今を一所懸命生きるのみ。
人間の様に取り越し苦労過ぎ越し苦労という無駄な苦労は一切しない。
セネカの哲学や道元の禅の精神そのままに日々生きている様に見える。
その刹那の境地は人としての在り方として大いに学ぶべき姿勢である。

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猫のいるしあわせ

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