そもそも恋愛という対人関係のあり方に
正解など存在しない。
当人たちが心地いい相手であれば
それが正解になるのだけれど、
時としてちょっとそれってどうなのか？
というはたから見たら理解できない
恋愛が周りに存在したりするし、
そんな恋愛の真っ只中にいる人もいる。

ギャンブルに明け暮れてて
金の工面ばかりしてくる男。

パーティ三昧で夜の10時以降、朝の10時未満
行方不明の連絡つかない女。

そんな他人から理解が得られなかったり、
自分でも腑に落ちなくても逃がれられない
恋愛で悩むあなたを勇気づける映画を
紹介しましょう。

「Le Grand Bleu」
監督:Luc Besson
この映画は知ってる人も多いと思う。
ストーリーの中心はジャックとエンゾの
素潜り競技を通しての友情なのだけれど、
ジャックとその恋人ジョアンナの
ストーリーから見てみるのも面白い。

ジャックの甘いルックスに見落とされがちだが、
イルカが家族で、
口下手で、
頭の中は海のことばかり、
金銭感覚も無ければ、
社会適合も上手くない。
けっこうなとんでも男のジャックなのだが、
そんなジャックに惹かれたジョアンナ。
ジャックには私がついててあげなくては
支えてあげなくちゃと
ジャックを受け止めるべく
彼の世界に飛び込んで行くのだけれど、
ジャックの深い部分には触れることができず、
それでも彼女が
苦しみながら、
悲しみながら、
もがきながら、
愛を求めて、
魂から絞り出すように
映画の最後に言うセリフ。
そこでジョアンナはあなたに答えてくれます。

大丈夫、
誰がなんと言おうと
はたからどう見られようと。
それはあなたの愛です！

映画は何でも知ってるね。
それでは映画と共に良き人生を！