界隈のホストブームについて思う事


まず初めに、こちらの文章は決してホストという職業を否定する文章ではありません。ホストにはホストの良さがあるという事を尊重した上で、スカウトの方が稼ぎやすい理由をまとめた文章になっております。個人的にスカウトの方が優れたビジネスモデルだと感じたので文章にさせて頂きました。3つの視点からそれぞれの違いについて解説していきます。

収入タイプ
バック率
かかるお金


収入タイプの違い

ホストは毎月売上が0にリセットされます。例えば前の月に1000万を売って500万給料で貰っても万が一次の月に体調が崩れて出勤ができなかったらお給料は1円も貰えません。それに対してスカウトは女の子が入店して働き続ける限り自分は何もしていなくても給料は入ってくる為、収入が自分の都合や体調に左右されにくく安定します。働きたい時に働く事ができる、これはこの仕事の1番の旨味だと思います。極端に言えば月に100万稼ぐ子を10人紹介し続けられていれば、自分は何もしなくても年間で1200万〜1600万の収入を得る事ができます。


バック率の違い

僕も19歳の時に歌舞伎町ホストクラブでアルバイトで3ヶ月ほど働いていた事があります。その時にラッキーパンチで1人のお客様が80万近く使ってくれて、2ヶ月目で100万円を売上げました。ドキドキしてお給料日ミーティングに行って、貰えた金額は30万弱でした。何故なのか聞いてみたところ、小計100万以上売上げたらレギュラーじゃないと休んだ日数×10000円が引かれてしまうと言われました。(後から契約の紙を見てみたらめちゃくちゃ小さな文字でそう書いてありました)
この時に僕はホストクラブを辞める決心をしてスカウトになりました。これは極端な例ですがホストクラブのお給料は基本的に総売上ではなく小計計算なので小計80%バックだとしても実質は半分しかバックが貰えません。グループによりますが1000万を売上げて55%、良くても70%しか貰えません。それに対してスカウトは売上50万を達成すれば永久で売上の7割が貰えて、そこから更に売上が上がる事にバック率上昇していきます。(現に自分はほぼフルバックで頂いてます)
自分の頑張りに対して貰えるバックのパーセンテージがスカウトの方が高いです。


かかるお金の違い

ホストはお客さんを捕まえたり維持しようとする際に店外での働きが求められます。使った金額の分、お客さんに価値を提供する仕事です。サイゼリヤなんていったら切れるのでそれ相応のお店に行かなければなりません。そのような時にかかってくるのが経費です。この経費は馬鹿になりません。また、ホストは1000万プレーヤーというものが1つの1人前のホストである称号であるという風潮があります。なので見栄を張る為にお客さんに売掛(ツケ払い)させて飛ばれるという事も日常茶飯事です。僕がよく話を聞くのが、1000万プレーヤーなのに立替や店外でお金が引かれて全然お金を持っていないホストです。本来お金を稼ぐためにホストになったはずなのに見栄やプライドの為にホストをしている人も多いのが現状です。

以上の理由により、ホストよりもスカウトのほが圧倒的に稼ぎやすいと僕は考察します。ただスカウトにも唯一欠点があります。それは完全歩合な為、安定した収入を得られるようになるまでに多少時間がかかるという事です。早い人で1ヶ月〜2ヶ月で50万に到達する人もいますが、平均で50万に到達するまで半年かかります。なのでお金に切羽詰まってる人は離脱率も高い傾向にあります。長期的に安定した収入を得たいならスカウト、短期ですぐにお金が欲しいのならホストが良いでしょう。

最後まで文章を読んでくださりありがとうございました。

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