那須野マコ

馬が好きすぎる陰キャ美容師。 美容師にだって陰キャは居るんだい!

那須野マコ

馬が好きすぎる陰キャ美容師。 美容師にだって陰キャは居るんだい!

最近の記事

美容は「心・技・体」ッッ!

 元来体を使う仕事をしていた故、私陰キャ、思考回路のベースは脳筋。 アグレッシブ隠キャ。  学校の一般生徒が夏休みの期間も、通信生は任意で通学して良いとされていた為、私は毎日通った。だって、課題の一つにセットローションを使うのがあって、ネトネトヌルヌルになるんだもん(笑) 自宅でももちろん練習はするけど、もうね、ローション相撲やるの?お笑い芸人なの?ってレベルのローションなので、できれば学校でやりたい。当たり前の話。  夏休みなので先生もちょいちょい休みを取っていたので、怖

    • 地獄の通学路

       国家試験の勉強を、ギャル男のとばっちりでセット品扱いで叱られる日々。 もちろん今使用しているのはペンネームで、本名は別にある訳で。  これがまあ、厄介だった。 なんと、私の苗字(結婚後の姓)の駅名がね。途中にありやがる。  ある日あまりにも疲れていたので、普段は意地でも座らないのに、座ってウトウトしてしまったんだ。 「次は〜、那須野〜、那須野〜(仮名)」  別段変わりない車内アナウンス。 「んぁふぁい!すみません!ん……ん?」 ……やっちまったなぁ!! もう周りの

      • 学校耐性ゼロなんだってば

         個性的なメンツによる学園生活。 最初の方にも話した通り、美容学校の通信科って言うのは基本的に「社会人」が来る場所で、若干のチートは効くけど(笑)現段階ですでに「美容室に就職している人」が生徒な訳で。 年齢もバラバラな社会人がもう一度学生になると何が起こるか。  まあ言う事聞かないよねー(笑)  「教師と生徒」と言う絶対的なパワーバランスに納得して従う訳がないんだ。そして技術指導兼担任は元ヤン(勝手に) イメージとしては、万人には分からないと思うけど、漫画「ごくせん」のヤ

        • 壊れゆく陰キャ

           来る日も来る日もウィッグに向き合う日々。 カットの実技が始まると、いよいよ毎日深夜帯まで素振り(実際には髪を切らずに、フリでイメトレ)をするように。  深夜帯に、一部屋だけ電気を付けてウィッグを立てておく。まあまあ怖い。途中トイレに立って戻るとドキッとする。 ホラーとかオカルトの類はそもそもすごく苦手。 でも、ふと思う。 「呪いの人形でもいいから髪伸びてくれないかな……」 ウィッグ、当たり前だけど切ったらもう伸びない。もし、ウィッグの髪が伸びてくれたら……練習し放題。誰

        美容は「心・技・体」ッッ!

          ここは問題児のクラスか?

           学生、と言うからには。 当たり前だけど、朝から夕方まで学校生活を送る事になる。 美容学校は基本的に白衣なので、登校したら即着替え。季節は夏。一瞬薄着になる。 「tattoo入ってるんスね」 隣のギャル男に一瞬でバレたー!! しかし美容学校。誰もそれを咎めない。ありがてぇ(そもそも、高齢者の姑すらtattoo否定しないからね……)  朝礼とか懐かしー。とほっこりも束の間。 「あのさぁ。お前、白衣のボタンくらいきちんと閉めろよ」 うっわ怖。担任やっぱヤンキーじゃん。 しかも目付

          ここは問題児のクラスか?

          陰キャ美容師による陰キャ考

           私は自分を陰キャだ陰キャだと胸を張って言っているけれど、陰キャにも幾つか種類があると思う。  今回は、美容師と言う職業柄、かつ、後述する無駄なセンスと勉強による 「陰キャによる陰キャの考察(自己分析含)」 ……をして行くぅ!  早速、陰キャをざっくり分類していってみよう。 まず、自分の理想や自論を持っていて他者をバカだと決め込み斜に構えた結果、人との関わりが減るタイプ。陰謀説とかにハマりやすい人かもしれない。アイツらは何も分かってない、と、人との交流を諦めてしまうと

          陰キャ美容師による陰キャ考

          やっぱり美容師って陽キャじゃん!

           ギャルやオサレに囲まれた上に担任が元ヤン(※勝手なイメージ)という、いきなりハードモードで開始した25歳、久しぶりの学園生活。一年休学した人は、出席番号が最後になるらしい。 通信教育は総勢11名。うち3名男子。 ……隣の席はギャル男かよぉぉ!詰んだ。 しかも19歳らしいじゃんもう無理。色々無理。 辞めてもいいかな?  美容学校の通信科は、様々な年代の(濃い)人が集まる。それこそ子育てひと段落した世代から、早々とサロンで働いてる若い子まで。  初の休憩時間「久しぶりー」の声

          やっぱり美容師って陽キャじゃん!

          いざ、入学……!

           美容師に、俺はなる!!  ……と、宣言するや否や、速攻で美容学校の入学願書みたいなのを書いた気がする。 そして、入学手続きが何かよく分からないうちにすんでしまい、あっという間に入学試験。 一応、あるんだ。試験。ぬるい面接と小論文(と言う名の「入学動機の作文」) もちろん、受かる。入学できない人は多分、いない。それくらいぬるい。  同時くらいに、自分のお腹に命が宿った。 仕方ないので一年休学にする事に。通信コースなので先に提出課題を終わらせてしまうと良いよと、学校からの提案

          いざ、入学……!

          陰キャ美容師プロローグ

           美容師。 世間では3Bとか言われるうちの職業のうちの一つ。モテるけど付き合っちゃいけない職業らしい。世間様の美容師に対するイメージは、明るい通り越してチャラい、陽キャの極み、パリピ。ギャルorヤンキー。多分そんな感じ。 或いはあらあらうふふなグリグリパーマの濃厚化粧マッダーム。  いやいや。私、今は美容師やらせてもらってるけどド陰キャコミュ症地味眼鏡よ!? もんのすごく!無理して!あたかも陽キャみたいに振る舞うド陰キャ! さらに不幸は重なるもので、基本的に人に触れるのも

          陰キャ美容師プロローグ