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そもそも品質工学f 直交表を使う目的 (79)

直交表を使う理由?
実験回数の低減ってのが、一般的ですかね。
正確に言うと、見る必要のない高次の交互作用を無視し、2つの因子の組み合わせに特化して、各因子の傾向を把握する方法。

そんな直交表での議論をしているみたいですね。

この直交表の作り方は、田口玄一先生から直接伺いました。
MTシステムのソフトを作る際に、L128とかL256を入れるということで、作る必要があったのです。

L18とかの混合系は、血と汗と涙で見つけるしかないのですが、2n系はこんな簡単に作れるんだと思いました。

1・1→1
2・2→1
1・2→2
2・1→2

これをある技術者に説明したら、xor回路だねと言われた。
あー、排他的理論和かー
確かに、これは直交してるなーって思いました。

でも、今はコンピューターが非常に発達してきました。
シミュレーションで結構な回数が行えるようなら、直交表なんて使わなくてもいいかもしれません。

でも、高度なシミュレーションとなると、1条件回すのに1日かかるなんてことも。
だとすれば、ある程度、因子の傾向を絞り込むなら、まだまだ直交表の出番はありそうですね!

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ATM真技会シリーズはいったんここまで
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