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この記事では、主に品質工学や統計学、クリティカルシンキングや評価方法に関するマンガなど…

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この記事では、主に品質工学や統計学、クリティカルシンキングや評価方法に関するマンガなどをアップしていこうかと思います。YouTubeでも公開中! たまに思い立ったことをまとまりもなく記事にしたりします。 (^^;

マガジン

  • そもそも品質工学 f(1話~継続中)

    そもそも品質工学シリーズの最新話! 旧作より丁寧に、わかりやすく、初心者に向けて!

  • あなたは価値に支配されている

    人が行動を起こすとき、それは全て「価値」によって引き起こされています。 その「価値」とは?そんなことに焦点を当てたお話です。

  • 品質関係こぼれ話

    メインストーリーとは少し離れた話などです。番外編?

  • 品質工学指導者のゆううつ

    品質工学を教える、伝える側の苦労や心情、考え方や小話をなんかをマンガにしてお伝えします。

  • 品質以外のお話

    Excel VBA アンケート分析 その他、品質関連に入れられない随筆などをこちらにまとめてます!

最近の記事

そもそも品質工学f (81)

さて、フイルムの透過性の評価でしたね。 0・1の評価に品質工学は使えるのか? 機能をどう考えるか、2人は悩み続けているみたいです。 3枚がけ? これと、フイルムの透過性の評価にどんな関係が? それはさておき、品質工学は入手力の比例性にこだわります。 でも、形だけそうなればいいって事例をよく見かけます。 この事例もそう。 黒、灰色、白で、入出力の関係は確かに比例性に見えます。 しかし、そういう話じゃない。 動特性になるのは、入出力の尺度がエネルギーって前提なのです。 出

    • そもそも品質工学f 白か黒か(80)

      今回はセンサーの事例ですね 光を遮るタイプのセンサー これって、どう評価すればいいのかな? 光センサーだから、入出力はアナログです。 光の強さですからね。 でも、そこにさえぎるモノがあるかないかを知りたい。 だから、欲しい値は0・1なのです。 電気素子の0・1だって同じですよね。 ある閾値以下なら0、それ以上なら1としている。 光エネルギーと言う観点、電気エネルギーと言う観点なら確かにアナログ。 なら、普通のSN比で計算できそう。 しかし、あるか無いか。 0か1

      • そもそも品質工学f 直交表を使う目的 (79)

        直交表を使う理由? 実験回数の低減ってのが、一般的ですかね。 正確に言うと、見る必要のない高次の交互作用を無視し、2つの因子の組み合わせに特化して、各因子の傾向を把握する方法。 そんな直交表での議論をしているみたいですね。 この直交表の作り方は、田口玄一先生から直接伺いました。 MTシステムのソフトを作る際に、L128とかL256を入れるということで、作る必要があったのです。 L18とかの混合系は、血と汗と涙で見つけるしかないのですが、2n系はこんな簡単に作れるんだと思

        • そもそも品質工学f 品質管理は単純じゃない(78)

          隠す事が難しくなったのか、公開する方がイメージダウンが避けられるのかしりませんが、品質偽装ってが目にとまりますね… でも、好きで偽装している人なんて、いないとは思うんですけどね 若い人が管理者になりたくないっていうのもわかりますよね。 責任を取りたくないってこと 権限とお給料が増えるとはいえ、今はいろいろ難しいですからね ちょっとしたことで、パワハラって言われるし さて、品質管理に関する偽装ですが、みんな納期やコストのしわ寄せって感じがします。 最初から詐欺まがいのこと

        そもそも品質工学f (81)

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        • そもそも品質工学 f(1話~継続中)
          81本
        • あなたは価値に支配されている
          18本
        • 品質関係こぼれ話
          13本
        • 品質工学指導者のゆううつ
          3本
        • 品質以外のお話
          11本
        • そもそも品質工学 第3期(全話)
          52本

        記事

          そもそも品質工学f 高価な測定器は信じるな(77)

          あなたの会社にも、高価な計測器ってありますよね? 10万円?100万円? うちには、2000万円とかいう計測器がありました… 結局、開発中止になったけど、あの計測器、どうしたのかな… …ということなんですよ。 全部実話。 こわいですねー、おそろしいですねー(==; 寸法を測る測定機で、本当はガラススケールで校正しないといけないのですが、金尺で校正していたのにはびっくりしました。 その高価な測定機、金尺と同じ精度でいいのか?? トレーサビリティって言葉がありまして、計測

          そもそも品質工学f 高価な測定器は信じるな(77)

          そもそも品質工学f プロセスを学ぶ(76)

          今回は事例ではなく、品質工学の学びかたで思うところがあったので、その内容を書いてみようかなと。 とにかく、経験をすることですよ。 大きな失敗はできない現代ですが、小さい失敗ならできますよね? 小さい失敗もしたくないって言うなら、バーチャルで失敗してください。 その最たる方法が、体験談を読む、体験談を聞くってことだと思います。 動画で見てもいいでしょう。 一番いいのは、失敗体験です。 成功体験なんて、ほとんど役に立ちません。 その通りにやって上手くいくなら、誰も苦労しませ

          そもそも品質工学f プロセスを学ぶ(76)

          そもそも品質工学f 本質を忘れるな (75)

          どうもシミュレーション実験が上手くいかない。 思ったような再現性がでないみたい。 なんでかな? 装置にボタンがあるから、それを制御因子にする。 そんな安直な実験を見たことがあります。 振れるから振る。 レバーやボタンがあるからそれを制御因子にする。 それはダメでしょ。 技術者でしょ? システムに何が影響するか それぞれの因子の意味は? ちゃんと意味を考えて割り振る。 特に、温度関係は注意が必要 エリアA、B、Cと3つに分かれていて、それぞれの温度設定ができる 何も考

          そもそも品質工学f 本質を忘れるな (75)

          そもそも品質工学f 誤差因子になるもの(74)

          さーて、次は誤差因子の話ですね。 とはいえ、シミュレーションなので、誤差因子って入れにくい。 制御因子の10%を振るとか、そういった方法もありますが、今回は一体どんな感じで誤差因子をいれたのかな? Kindledでも読めます! ↓ https://amzn.asia/d/2vqHwW9 https://amzn.asia/d/1pPTzC4 https://amzn.asia/d/7Lzen07 つとむ君、久しぶりに出てきたと思ったら、Excel職人で、雑用係w な

          そもそも品質工学f 誤差因子になるもの(74)

          そもそも品質工学f いつものミス(73)

          どうですか? 品質工学を使わずにどこまで温度の最適化できましたか? もしかしたら、品質工学を使わなくても、かなりいい条件を見つけたりしちゃいましたか?(^^; まぁ、品質工学を使ったらどうなるか、みていきましょうー さーて、わたる君みたいに、実験をしてみたくなりましたか? 以下のGoogleドライブにファイルを置いておきます。 温度をいろいろ変化させてみてみましょう! その際にグラフがどういった形になるのか? 本当に原点は20度なのか?レッツトライ! https://

          そもそも品質工学f いつものミス(73)

          そもそも品質工学f 加熱の最適化(72)

          今回は事例編ではなく、演習編です。 そう、パラメータ設計をやったことが無い人向けです。 実際に、大学の講義で使っているものです。 とりあえず、マンガを見てください! シミュレーターはここにおいておきますね! まずは、直交表を使わずに、あたり実験をしてください。 どこにヒーターを配置すれば、まんべんなく加熱できるでしょうか? シミュレーターを開くと、こんな感じになっています。 1のある場所がヒーター位置です。 結果はこんな感じ。四隅が100度になってますよね。 4つの

          そもそも品質工学f 加熱の最適化(72)

          そもそも品質工学f L18多水準(71)

          3水準じゃなく、もっと多くの水準を割り付けたいなんて時もありますよね。2水準系を使って4水準とかつくれますが、多くの列を消費してしまい、結局全組み合わせと変わらないなんてことも。 今回は、そんな多水準のお話~ L18の自由度の余りって、意外と知られてないんですよね。 だから、L18の結果を分散分析すると、AとBの繰り返し誤差のようなエラーの効果が計算できます。 それが、6水準だとあまりなくすべての自由度を使い切ってしまいますので、エラーの自由度が0となります。 マンガ

          そもそも品質工学f L18多水準(71)

          そもそも品質工学f 機能を甘く見るな!(70)

          さぁ!チョロQを使ったパラメータ設計の研修編の最終回! はたして、チョロQの最適化はできるのか!? エネルギーの観点だと、ゼンマイに溜まったトルク量ですね。 トルク計を使って測ると、より精度よく測れそうです。 でも、それではお客様はどうやって出力を調整すればいいでしょうか? お客様がトルク計を使いますか? チョロQを使うのは子供ですよね。 とすれば、引いた距離ってのが信号因子としては良さそうです。 まぁ、そんなの気にせず、限界まで巻いてそうですがw ようは、自然界の法

          そもそも品質工学f 機能を甘く見るな!(70)

          そもそも品質工学f 誤差因子を甘く見るな!(69)

          本当に、誤差因子を甘く見た実験の多いこと、多いこと。 それに注意喚起をするマンガです、はい。  ちなみに、機能が基本機能で、エネルギーの関係で、誰が見ても納得するような素晴らしい入出力だったら、誤差因子はその入出力を乱す、エネルギーの流れを阻害する何か1つでOKです。  だから、品質工学の大先生方は、あまり誤差因子の研究には力が入っていませんでした。当然ですよね?すばらしい機能を思いつくんですから。 では、我々凡人はどうでしょうか? そんな素晴らしい機能を思いつきますか

          そもそも品質工学f 誤差因子を甘く見るな!(69)

          そもそも品質工学f 誤差因子と直交表(68)

          実際に直交表を使ったパラメータ設計に突入 受講生は、しっかりとした実験の計画を立てられるのか? 初心者だからといって、小さい直交表を使うケースがあります。 L8とかL9とか。 そのL8やL9は、プロが使う直交表です。 初心者ドライバーに、いきなりF1カーに乗って運転しろっていうのと同じ。交互作用の見極めや、因子数、水準数などの絞り込みが必要です。 だから、初心者が使うべき直交表はL18です。 これは乗用車です。とてもバランスよく、誰が乗ってもそこそこ運転できます。 こ

          そもそも品質工学f 誤差因子と直交表(68)

          そもそも品質工学f なぜSN比なのか? (67)

          さて、今回はSN比の解説です。 どこの本にも載ってない、私しかこの方法で説明していない方法です。 数学的に説明するのではなく、事実と直感に基づいて説明する方法です! SN比って、数学的なことは説明されていますが、実際にどうなのかって観点ではあまり説明されてないので、ちょっと紹介してみました。 「そもそも、分散分析とか二乗和の分解とか、SN比とか直交表とか。 あれは、状態を表すのに便利だから使っているだけ。 数学的なことはどうでもいい。 もっとうまく事実を数字で表現できるも

          そもそも品質工学f なぜSN比なのか? (67)

          そもそも品質工学f パラメータ設計 入門研修 (66)

          さぁ、マンガで伝えるパラメータ設計入門! 桂先生は一体どんな教育をするのか!? この研修で使用している、スーパーカスタマブルチョロQって、もう入手できないんですよね… だから、今はワンホイールを使った研修に変わっているわけなのですが… 実際に、先に1因子実験で最適化をさせます。 そして、後で行う、パラメータ設計で出した条件の方がいい結果になることを示します。 それで、「マジか、すげー」ってことになるんです。 たまーに、勘のいい人がいたりして、1因子実験の結果の方がよく

          そもそも品質工学f パラメータ設計 入門研修 (66)