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そもそも品質工学f 測りたくても測れない(17)

さぁ、電力によるカットの評価!
はたしてその目論見は上手くいくのか!?

森羅万象!電力評価!
…と言いたいのですが、実際にはそう簡単にはいかないのです

この例みたいに、実際に使われる電力が低い場合
もしくは、「切る」ではなく、「動く」という方に電力が多く使われている場合

特に金属をプレスで打ち抜く装置なんかは、動く方に多くの電力を使います
切断する方に紙があろうが、鉄があろうが、何もなかろうが、電力にさほど差は出てきません

その方が、装置が安定して動くからなのです
ドイツ製の機械なんか、そういうイメージですね

じゃぁどうするのかというと、代用特性を測るということになります
この場合は、抵抗、負荷を測るということです

あれ?品質工学ではいらないものを測ってはいけないって、CI03がさんざん言ってましたよね?
抵抗とか、負荷っていらないものですよね?

はい、その通りです
でもね、前提があるのですよ

いらないものが複数ある場合は、CI03の言う通り
しかし、欲しいものの反対側がいらないもので、1体1で対応している場合
この場合は、いらないものが減れば、欲しいものが増えるのです

欲しいものの代用特性が、抵抗や負荷って話なのです
抵抗や負荷が小さいってことは、スムーズに動いているということの証明なのですよ

だから、欲しいものを測るって王道は踏み外していないのです!

しかし、CI03が最後に言った言葉が気になりますね
失敗する?再現性が低くなる?どういうこと?

さぁ、あなたはこの評価方法の問題に気が付きましたか?
続きが気になる人はこちら!
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