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品質工学を使うと、誰が得をするのか?

ここ数年、これを考えているのですが、つい最近こうなんじゃないのかな?って思えてきたので。

「品質工学を使うと、誰が得をするのか?」

私も「そもそも品質工学」なんてコンテンツを作って配信しているわけですが…
「いったい私は、誰に何の価値を提供しているのか?」
これを常に考えています。
そこから、この問いが生まれてきたわけです。

使うと得をするなら、みんな使いますよね?

スーパーに買い物に行くのに車を使う。
歩いていけばタダなのに、ガソリンを使ってでもいく。

急にお金が必要になったので、近くのコンビニ銀行でおろす。
遠くの銀行でおろせば無料なのに、手数料を払っておろす。

それぞれ、その環境や状況で何か得をするから、コストをかけても使う。
かけたコスト以上の価値があるから、そうする。

じゃぁ、品質工学は?
学んで、使って、その価値は?

ここで、品質工学の目的です。
「社会の損失の低減」

これなんです。
そう、田口玄一先生は最初から言っていたんです。

これを少し広い形で言い換えます
この視点に気が付いたのは、このツイート

「社会貢献」
この言葉の代表的なのは、支援やボランティア。
つまり、品質工学は人助けの一種なのかと。

支援やボランティアは、自分はお金的に得はないかもしれない。
しかし、支援した先の人の笑顔が報酬です。

「そもそも品質工学」のコンテンツも基本無料です。
動画もタダでみれますし、noteにも転載をしています。
売ればお金になるレベルのコンテンツです。

Amazonで売ってるじゃないかって言われそうですが、あれは私が「本」として欲しいので作っているのです。後は、ありがたいことに筋金入りのファンの皆様が、ご購入してくださっているのですよ。

でも、私の目的はお金では無い。
いいものを効率よく生み出す方法を、多くの人に知ってもらいたい。

そして、
「知ってよかった!」
「この視点は無かった!」
という意見や感想が、私の報酬です。

数字をこねくり回して、品質工学の数学的な問題点を指摘する発表を近年見かけます。
趣味ならいいです。どうぞご自由に。

ですが、それは、誰かの役に立っているのか?
それは、社会貢献なのか?
誰が得をしているのか?
誰が喜ぶの?

田口先生は常々言ってました。
「例え話では議論しません。具体的には何ですか?」
そういうことです。
具体的な価値を生まない議論は、一切しない先生でした。

学問は社会貢献です。
その知識、方法、手段が誰かの役に立ち、世の中が良くなることを使命としています。

ということで、最初の質問
「品質工学を使うと、誰が得をするのか?」

現段階の私の答えは…
「社会が得をする」
そういうことなんじゃないかと。

得をするのは、一企業や、一個人じゃないのです。
だから、品質工学は広まらないんじゃないかと…(^^;

そう、自分だけの価値を考えている人ににとっては、学問は無価値なのです。
しかし、社会全体の価値を考えている人にとっては、学問は素晴らしい価値を生み出すものなのです。

そう、あなたは価値に支配されているのです!


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