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映画にまつわる本

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映画にまつわる本を紹介。
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記事一覧

3月のベスト本 『検察官の遺言』

今月は紫金陳(著)『検察官の遺言』でした! 紫金陳さんは現在公開中の映画『ゴールド・ボー…

2月のベスト本 『黄色い家』

皆さんは「黄色い家」と聞くと何を連想しますか? 僕はゴッホがアルルで住んでいた家を連想し…

1月のベスト本 『成瀬は天下を取りにいく』『成瀬は信じた道をいく』

1月に読んだ中で1番好きなのは 『成瀬は天下を取りにいく』 でした! この本は2023年3月に…

『WAVES /ウェイブス』と「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」

昨今、アメリカ映画でオピオイド問題を扱った作品が増えてきました。 「ベン・イズ・バック」 …

映画にまつわる本 『ミス・サンシャイン』

書籍の紹介はすごーく久しぶりです。 今回は、吉田修一さんの『ミス・サンシャイン』です。 …

映画にまつわる本 『USムービー・ホットサンド 2010年代アメリカ映画ガイド』

未公開映画配給・上映活動でおなじみ、グッチーズ・フリースクールのメジャーデビュー作とも云…

映画にまつわる本 トランプ時代のアメリカに関する本

トランプが大統領に就任して以来、その状況を憂いた映画が多く作成されています。 作品の主題そのものがトランプ批判でなくても、劇中でトランプを明らかに批判していると思われるセリフが出てくる作品もたくさんあります。 11月に公開予定の「華氏119」はダイレクトな批判を展開しているでしょうし(マイケルムーア監督だから観なくてもわかりますね 笑) ジョージクルーニー監督の「サバービコン」も痛烈なトランプ批判映画でした。 ブラックパンサーでは「賢者は橋を架け、愚者は壁を作る」というセリ

映画にまつわる本 『グローバリズム出づる処の殺人者』

世界には様々な文学賞がありますが、ブッカー賞受賞作品やノミネート作品はこれまで沢山映画化…

映画にまつわる本 『共食いの博物誌』

僕は「カニバリズム」に興味があります。 そしてカニバリズムを扱った映画も好きです。 近年…

映画にまつわる本 『罪の声』

今回紹介します、塩田武士著「罪の声」は様々な賞を受賞してますし東京ポッド許可局でもプチ鹿…

映画にまつわる本 『さらば雑司が谷』

本作はcinemactifやMCTでおなじみで、MCTTにも以前ご参加くださいました、ぽろさんに教えてい…

映画にまつわる本 『ピダハン』

映画では異文化や未知なる生命と交流する話がよく出てきます。 昨年だと、ブレードランナー204…

映画にまつわる本 『その女アレックス』

今回は、映画化が決まったらしいのですが、その映画を観る前に知っておいて欲しい作品について…

映画にまつわる本 『映画の言葉を聞く』

今回はストレートな映画の書籍、その名も「映画の言葉を聞く」をご紹介します。 本作は、2016年、2017年の2年間早稲田大学で行われていた、「マスターズ・オブ・シネマ」という講義を採録したものです。 映画の対談集は本書に限らず、そして書籍に限らず、雑誌など様々なメディアで発表されていますが、本書は面子が凄いです。 授業のホストは一部、是枝監督が務めてますし、インタビュイーもざっと挙げただけで 押井守、鈴木敏夫、森達也、李相日、細田守、西川美和、是枝裕和、瀬々敬久、片渕須直、柄