見出し画像

三日坊主日記 vol.103 『米の恩返し』

神様へのお供物として水で清めた、炊く前の米をご洗米という。


先日、ある神社でご洗米のお下がりを貰ってきた。ご洗米は炊いてはいけないと言うし、捨てるわけにもいかないので、少しづつポリポリといただいている。


今日も朝から事務仕事をしながらポリポリと齧っていたら、前歯がほんの少しだけど欠けてしまった。歯は少しでもコンディションが変わると、とても気になる。まして、前歯が欠けたとなると無茶苦茶気になるし憂鬱になる。


神様のお下がりの米を齧って歯が欠けるなんて。何かのメッセージだろうか、バチでもあたったんだろうかと塞いでいたら電話が鳴った。


電話の主はしばらく会っていないプロデューサーで、用件は仕事の発注。ありがたい。しかも、しかもである。なんとテレビでよく見るあの米のCM。こんなことってあるだろうか。偶然とはいえ出来すぎているではないか。まるで米の恩返し。


鶴の恩返しとか、亀の恩返し(浦島太郎)なら分かるが、米の恩返しは聞いたことがない。知らないだけであるのかも知れない。鶴や亀の他にどんな恩返し話があるかちょっと調べてみたら、狐、カワウソ、蛙、狼、カニ、狸、カッパ、猿、いくらでもある。米の恩返しがあっても不思議はないのか。


と、ひとりで盛り上がっていた。近々あの神社へお礼参りに行かないといけない。あと、歯医者へもね。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?