西岡眞博

演出家 / film director 映画『ハミンンンンンング』2023年11月4日…

西岡眞博

演出家 / film director 映画『ハミンンンンンング』2023年11月4日公開。『泥の子と狭い家の物語』/『ニジェール物語』DVDとか配信とか絵本とか。2024年から日記始めました。 http://team-tani4.co.jp

最近の記事

三日坊主日記 vol.118 『一歩踏み出すことに全力を傾けよう』

“Take the first step in faith. You don't have to see the whole staircase, just take the first step. ” -Martine Luther King Jr. キング牧師の言葉ですね。 高く延々と続く階段を見上げていてはいけない。まず一歩踏み出すことだけに全力を傾けよう。とても良い言葉であり、真理でもある。 何か困難なことにチャレンジしたことのある人なら分かると思うが、最初の一

    • 三日坊主日記 vol.117 『自分の映画じゃないけれど』

      友人で映画プロデューサーの新作が動き出したようだ。 自分で企画し、脚本も書いた作品のことは前々から聞いていた。アジアのある国の協力を取り付け、日本の地方自治体の協力も取り付け、一年後のクランクインを目指していよいよ本格的に動き出すとのこと。上手くいくことをお祈りしたい。 彼と知り合ったのは2年ほど前だろうか。映画とは全く関係のないところで知り合い、意気投合した。住まいが近いこともあって、たまに会って情報交換をしている。 元々は映画業界の人ではないが、ちょっとしたきっかけ

      • 三日坊主日記 vol.116 『企画絞り出しました』

        10日間集中していたCM企画の締切が来た。 と言っても、実際のところ机に向かったのは今日の早朝から。約9時間程かけてコンテが数案仕上がった。それまでは普段とあまり変わらない生活をしているけど、頭の中はほぼずっとこの仕事のことを考えている。さて出来栄えはどうだろう。僕が良いと思っても選ぶ人がそう思わないと意味がない。それは最終的にクライアントが選ぶんだけど、その前に広告代理店の担当も見るし、プロデューサーの見る。それぞれがそれぞれの立場で選ぶので、全員が納得するものはあまりな

        • 三日坊主日記 vol.115 『記憶がない』

          コロナ禍で外で酒を飲まなくなったのが、今も続いている。 まったく外で飲まない訳ではないが、随分とその機会は減った。だから、たまに外で飲むと酔うことが多くなった。特に大人数だと結構な確率で酔っ払ってしまう。外で飲むと楽しいし、大人数だと楽しさも倍増してついつい飲み過ぎるからだろう。 昨夜がそうだった。あるコミュニティーの飲み会。参加者15名。そして飲み放題。酔っ払う条件が全て揃っていた。参加者全員出だしからエンジン全開で盛り上がる。よく飲んで、よく食って、アホなことをを言い

        三日坊主日記 vol.118 『一歩踏み出すことに全力を傾けよう』

          三日坊主日記 vol.114 『トイレの神様は見ている』

          僕がお世話になっている接骨院は、自宅の1階を改造してご夫婦で営んでいる。 ご主人は子供たちにサッカーを教えながら、自分でもフットサルをするスポーツマン。明るくて、面倒見が良くて、腕もいいので、いつも多くの患者さんで賑わっている。 僕はもっぱら週末サッカーの後、身体のメンテナンスをして貰いに通っている。半日走り回って、ちょっと気になった箇所をその日のうちに治療してもらう。その習慣を始めてから調子がいいし、怪我も減った。 先日、接骨院に到着して着替えるためにトイレに入ったら

          三日坊主日記 vol.114 『トイレの神様は見ている』

          三日坊主日記 vol.113 『ベランダにバラが咲いた』

          ベランダにバラが咲いた。 何年ぶりだろう。3年ぶりか、4年ぶりか。久しぶりに咲いてくれた。そのバラの木は数年前に我が家へやって来て、2年間は咲いてくれた。ただし、1年に一輪だけ、しかもこちらにお尻を向けて咲いた。 理由は分からないが、2年続けてこちらにお尻を向けて1年に一輪だけ。こちらにお尻を向けて咲くのは、おそらくベランダが東を向いているからではないかと推測している。朝顔やひまわりのように、やはり太陽の方向を向いて咲くんじゃないかと。しかし、なんせ1年に一輪しか咲かない

          三日坊主日記 vol.113 『ベランダにバラが咲いた』

          三日坊主日記 vol.112 『人の味覚の不思議』

          僕は(我が家では)、あまりインスタントラーメンを食べない。 というか、買い置きをしていない。決して嫌いなわけでも、お高くとまっているわけでもなく、ただ何となく。 もしかしたら同じインスタントラーメンでも常に買い置きして食べるよりも、たまにどうしても食べたくなって、わざわざ買いに行って食べた方が美味いからかもしれない。知らんけど。 日清からお椀でつくる。というインスタントラーメンが出ている。その名の通りお椀に麺を入れ、お湯を注いで食べる少量のインスタントラーメン。妻がこれ

          三日坊主日記 vol.112 『人の味覚の不思議』

          三日坊主日記 vol.111 『映画祭に招待されたという嬉しい話』

          僕の長編映画初監督作『泥の子と狭い家の物語』が、ある街の映画祭で上映されることになった。 その映画祭はコンペティション形式の映画祭ではなく、実行委員会の皆さんが選んだ作品を上映するタイプで、この秋に週末を中心にして約一ヶ月間開催される。 きっかけは、京都で映画を見てくれた僕の知人が、自分のFacebookに感想をあげてくれたのを実行委員会の方が見て、連絡してきてくれた。映画を見せて欲しいというのでDVDを送っていたんだけど、随分連絡がなかったので落選したのかと思っていたら

          三日坊主日記 vol.111 『映画祭に招待されたという嬉しい話』

          三日坊主日記 vol.110 『ケールを生で食べた』

          妻がケールを買ってきた。 青汁で有名なあのケールである。どうやって食べるつもりかと聞くと、生で食べるという。僕は戦慄した。あの悪名高き青汁の材料であるケールを生食するのか。まるで何かの罰ゲームではないか。 僕はあまり好き嫌いはない方だ(自己判定)。歯応えが気持ち悪いとか、変なものを連想するとかいう理由で進んで食べないものはあるが、食べられないものは少ない方だと思う。そして何を食べてもあまり不味いとは思わない(美味いものは分かる)。 子供の頃は好き嫌いがたくさんあった。野

          三日坊主日記 vol.110 『ケールを生で食べた』

          三日坊主日記 vol.109 『はい、おしまい。』

          前にも書いたが、いまちょっと面倒くさいことに巻き込まれている。 時間も労力も金銭的にも無駄。そしてなにより結構なストレスだし、とても疲れる。電話が鳴ったり、メールやLINEが来たら手が止まるし、どうしても気に病んでしまうことになる。もちろん、こちらは1ミリも悪くないから気に病む必要はないのだけどね。 こんなことに時間を取られているより、新しい仕事に集中したほうが色んな意味で良いに決まっている。人間はネガティブな言葉を発したり、ネガティブな思考をすると、どうしてもそっちに引

          三日坊主日記 vol.109 『はい、おしまい。』

          三日坊主日記 vol.108 『テレビCMを企画する』

          テレビCMの企画をしている。 正確には、企画を始める為に頭と心の準備をしている。テレビCMにおける企画とは、コマーシャルの内容を考えること。誰が、どこで、何をするのか、何をどういうのか、を考える。簡単にいうとそういうこと。 もう少しだけ突っ込んでいうと、クライアントが売りたいモノやサービスを売りたい層に届けるには、どういう伝え方をするのが効果的か。群雄割拠数多ある競合の中で、しかも視聴者はCMなんかちっとも見たいと思ってない環境の中で、偶然流れてきてしまったCMを無視した

          三日坊主日記 vol.108 『テレビCMを企画する』

          三日坊主日記 vol.107 『スエズ運河か喜望峰か』

          カール・ハンセン&サンの椅子を買った。 イキっている訳でもないし、自慢したい訳でもない。全くもって分不相応なのだが、前々から欲しかったので奮発した。座面の高さをうちのテーブルに合わせてセミオーダーしたので、本国で作って送ってくることになる。到着まで約6ヶ月かかるらしい。ろ、ろっかげつ?なんでそんなに掛かるのだ。一瞬耳を疑ってしまった。 曰く、スエズ運河が通れないらしい。イスラエルによるガザ地区への攻撃、パレスチナ人民を救済するという目的で、イエメンの反政府派武装組織フーシ

          三日坊主日記 vol.107 『スエズ運河か喜望峰か』

          三日坊主日記 vol.106 『モノの価値の決め方』

          久しぶりに歯の治療をした。 先週、米を噛んで欠けた歯を治療したのだ。治療といっても今回はほんの少し欠けただけなので、尖ったところを丸く削って舌触りをよくしただけ。2年ぶりだったので(歯のクリーニングは3ヶ月毎にしてます)、レントゲンを撮って虫歯がないか点検もしてもらった。その時間約10分間で2,500円ほど。 数週前にウイルス性胃腸炎になった時も、問診して触診して薬を処方してもらって、約5分間で確か3,000円ほどだったと思う。僕は医療費3割負担なのでどちらも8,000円

          三日坊主日記 vol.106 『モノの価値の決め方』

          三日坊主日記 vol.105 『米原へ弾丸小旅行 〜ROSA&BERRY〜』

          滋賀県米原市。 電車でも車でも何度も何度も通過しているけど、滞在するのは初めてかも知れない。 米原というぐらいだから米の産地かと思ったら違うみたいで、かつてこの一帯は湿地帯で葦(ヨシ)が群生していた為、この付近を歩く人が迷ってしまうことから「迷いが原(まよいがはら)」と言われるようになり、いつしか「まいはら」になったという説があるそうだ。 我が家から米原まで140kmほど。高速道路を利用して1時間半と少し。変化のない名神高速を走るので、距離以上に遠く感じる。 昨日の日記

          三日坊主日記 vol.105 『米原へ弾丸小旅行 〜ROSA&BERRY〜』

          三日坊主日記 vol.104 『米原へ弾丸小旅行 〜glass YANEURA〜』

          昨日は午後から米原のガラス工房を訪ねてきた。 YANEURAという工房で、以前大阪の百貨店に出品しているのを見て興味を持ったので、今回訪れてみた。古い民家の窓ガラスや家具に使用されているガラスを再利用して、食器やランプシェイド、ステンドグラスなどを制作している。 1960~70年代にかけて日本のガラスメーカーで作られていた昭和の型板ガラス。草木や自然がモチーフになっていたり、幾何学模様だったり、僕たちが子供の頃はどこの家庭でも見られたんだけど、ガラスの大量生産、効率化、均

          三日坊主日記 vol.104 『米原へ弾丸小旅行 〜glass YANEURA〜』

          三日坊主日記 vol.103 『米の恩返し』

          神様へのお供物として水で清めた、炊く前の米をご洗米という。 先日、ある神社でご洗米のお下がりを貰ってきた。ご洗米は炊いてはいけないと言うし、捨てるわけにもいかないので、少しづつポリポリといただいている。 今日も朝から事務仕事をしながらポリポリと齧っていたら、前歯がほんの少しだけど欠けてしまった。歯は少しでもコンディションが変わると、とても気になる。まして、前歯が欠けたとなると無茶苦茶気になるし憂鬱になる。 神様のお下がりの米を齧って歯が欠けるなんて。何かのメッセージだろ

          三日坊主日記 vol.103 『米の恩返し』