見出し画像

白鴻 夏の純米生酒 特別純米60緑ラベル

水なすの刺身に、夏野菜の煮びたし、とうもろこしの天ぷら…夏はやっぱり野菜吞みがいい! 

画像3

で、これに合わせるのは、呉の安浦のお酒、白鴻 夏の純米生酒 特別純米60緑ラベル♪
超軟水で醸されるお酒は、甘み苦味酸味のバランスが良く、やさしくスーッとした口当たり。私の中では夏の定番の一本です。
 
肴は、水なすの刺身、夏野菜の煮びたし、とうもろこしの天ぷらの他に、朝ごはんの残りで1枚だけ余っていた食パンと海老のすり身を揚げて作ったハトシ、写真にはないですが、パンの耳にも余ったすり身を玉ねぎまぜてくっつけて揚げました。
それと、200円で売られていた天然鰤の刺身の残りを、4日ほど熟成させて焼いたもの。
 
白鴻の純米、純米吟醸の種類はおよそ10種類。その中で辛口の黒と、緑ラベルがお気に入り。
ほんの少し強めの甘みがアクセント、その後追いかけるように酸味と苦みが優しく通り過ぎ、爽やか。最後に微か~~な辛さが感じられる切れの良いお酒です。

旨みはしっかりあるタイプだけど、野暮ったさがなく、しなやか。
とにかく呑み飽きない、そのままでも、食事と一緒でも、いつまでもお酒を楽しんでいられるのが緑ラベルの特徴で、新酒の頃に出る生原酒も美味いけれど、加水タイプの夏の緑も大好きなのです。
 
そんなわけで、合わせる料理には困らない。
…ということで、イメージ(絵面)的に白鴻がここにあるといいなと思ってこの日は料理を作りました(^^)
 
水なすの刺身は塩で、水なすの青りんごに似たような味わいは、お酒とよく馴染みます。

画像1

とうもろこしの天ぷらは、とうもろこしの甘みが膨らみ、その後に続くお酒の爽やかさが、ハトシは、甘さを感じた後お酒の苦みや酸味が油を一旦切ることによって、最後に海老の旨みが口に広がります。
夏野菜の煮びたしとの相性も言うまでもなく。

画像2

画像4

…とそんな風にのほほ~んと楽しんでいたら、最後の最後で番狂わせが。
 
それは、山椒の実。FBに上がってくる宣伝を見て、山椒の実のオリーブオイル漬けを作った残りの数粒。
これを一粒口に放り込んだ後で、白鴻をキュッツ。
 
お酒の甘みの後に少し遅れてやってくる山椒の実の強烈な辛みと柑橘感!これがなんとも、なんとも、な~~~んとも、良いのです!
しかし、それに気づいたのは、本当に最後の一杯。
もっと早く出会いたかった…。
 
そんな切ない、夏の恋の終わりのような、甘さに酸っぱさとほろ苦さが心地よいお酒でした。
 
いえいえ、夏はこれからじゃぁ~!
(2018年6月26日)

この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?