雨後の月十三夜 丹澤山 麗峰
過日の夕食。
ふらっと買い物に行ったら、メバルが半額。「あら、お安いわね」ってことで、1匹は煮魚、1匹はからあげに。
それと菜花の辛し和え、えのきのベーコン巻き、ポテトサラダなど。
ここ数年、香り高いお酒や、重いお酒が、だんだんと呑めなくなってきてはいたのですが、ここにきて、甘みも強く感じるようになってしまい、若干、日本酒から遠ざかり気味だった私。
けど、やっぱりここは日本酒でしょう。
選んだのは、こういう肴にうってつけの川西屋の丹澤山 麗峰の火入れと、雨後の月の十三夜。
丹澤山の麗峰は、アイスコーヒー用にストックしている分なのですが、コーヒーに通じるような、甘みとコクと香ばしさを感じる苦味が、煮魚も良いのですが、菜の花の辛し和えや、メバルの唐揚げは特に合いました。美味しかったぁ♪
雨後の月の十三夜は、開栓後しばらく常温にしておいたもの。
少しだけネガティブと誤解されるかもしれない話をすると、雨後の月の甘みが、以前より少し強めに感じるようになってきた為、前のような料理との合せ方をすると、若干、ずれを感じるようになってきました。
とはいえ、雨後の月らしい苦みもあるので、嫌な甘みって事ではないんですが。
このお酒でも、開栓直後、他の肴と合わせたときは「あれ?」って思ったのですが、「いや待てよ」と思い、今回合わせてみることに。
お酒の温度も、雨後の月にしては少し高めの常温、26~28度当たりまで、ちゃぽんと温めてみました。
これが本当に良い感じ。唐揚げは勿論、煮魚にもよく合います。
…という事は、今までと違う料理の合わせ方を楽しめるという事でもあり。呑めるお酒が、だんだんと減ってきて、ちょっとばかり寂しく思っていましたが、久しぶりにワクワクした夜でした。
(2022年4月12日)
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