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山川光男

家にある食材を食べ切らねば…ということで、
タイ風サラダに、鮪とアボカドのオリーブオイル和え、水なすときゅうり、高座豚手作りハム(という店)のビアケーゼに奥鎌倉北條の揚げハンバーグというまとまりのないメニューに。
 
これに合わせるとしたら、若波のFY2が真っ先に浮かんだんだけど、既に吞んでしまった。
そこで思い出したのが山川光男の栓に書かれた山形正宗の文字。ってことで、山川光男をに決定!
 
ずっと憧れていた山川光男!とにかく呑むのを楽しみにしておりました。
 
このお酒を選んだ理由は、山形正宗を以前呑んだ時に感じた甘み。ピリ辛甘酸っぱいサラダには良いのでは?と予想。
 
強めの甘みに特徴的な苦味が割とはっきり、だけど酸を裏に辛口にすっきりキレて行く後味の良いお酒。
酸味がいい仕事をしていて、真っ先にチーズと合いそうと思う。
 
…ってことならば、チーズが入ったビアケーゼはうってつけ。お酒の甘み、ビアケーゼの味、お酒の苦味、ビアケーゼの味、お酒の酸味、ビアケーゼの味…という感じでまるでビアケーゼとお酒が味わいが会話しているように展開していきます。

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更に、水なすは日本酒文化発信で教えてもらったように、甘い味噌で食べていたのですが、こちらも教えてもらったように、オリーブオイルに粉チーズをたっぷり、少し塩コショウしたつけ誰も用意。この日の料理のテイストとは違いましたが、こちらも悪くありません。

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因みに甘めの味噌は、名古屋人のマヨネーズの『献立いろいろみそ』の肉みそバージョンを用意。
これは文句なく合います。お酒の甘さが心地よく膨らんだ後に、水なすのフレッシュでさわやかな味が、お酒の酸味とともにやってきます。
 
タイ風サラダは、サラダの結構強めの辛さとお酒の甘さが口の中で戯れる感じ。この時試しにお酒を炭酸で割ってみたのですが、これとも相性が良いです。

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本鮪とアボカドのオリーブオイル和えは、鮪を3日ほど熟成させたのですが、さほど旨みが乗らず、気持ちしょっぱめの仕上がりに。
けれど、お酒の味わいが良くまとまるんですよね。
先日酒友さんから頂いた粒マスタードが良いアクセントになっているのもあって、お酒の後味が爽やかです。

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揚げハンバーグはお肉のジューシーさを口いっぱいに感じた所にお酒をクイッと行くと、去ろうとしていたお肉の旨みと甘みとジューシーさをもう一度呼び戻します。

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とにかく、一度呑んでみたかった山川光男。
憧れる気持ちが強すぎると、現実はそれほど盛り上がらないっていう事もあるのでしょうが、彼は私の期待を裏切ることなく、懐深い超イケメン酒でした。
(2018年6月28日)

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