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『丹澤山』『隆』の川西屋酒造店の呑み切り勉強会

土曜日は、去年に引き続き、『丹澤山』『隆』の川西屋酒造店の呑み切り勉強会に参加させていただきました(^▽^)
 
川西屋は石高、およそ700石。
『ど燗酒あります』と蔵がうちだすぐらいしっかりとした、しかしたおやかで自然な酒質と味わいが、関東の特に燗酒、熟成酒好きにとっても人気のある蔵です。
 
その造りは、良い素材を、お姫様のように丁寧に扱い、どSに醸す。
 
求める酒質の為に、しっかりじっくり、ゆっくりと。
敢て湿度を下げる、敢えてじらす、敢えて空気に触れさせる。
でも、それは造り手が楽をしたい、手間をかけたくないと思ってたらできない事。そうやってできたお酒は、川西屋さんの愛と情熱の賜物だと思います。
 
さて、そんな蔵の勉強会なので、やっぱり熱い!
 
去年は、ブラインドで十数種類のお酒の利酒で、その中には、同じBYの同じお酒の開封日数日違いが3本混じっていたりで、本当に勉強。
今年は最初からどんなお酒かオープンになっていましたが、後から感想を求められると困るので、真面目に利酒していると、向うの方が何やら賑やか。みんなにこにこ笑ってる。


覗いてみると、そこにはかんすけと米山工場長を囲んで、燗酒ワールドが。
そして、ピンクの丹澤山 阿波山田錦。

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このお酒、常温では甘くて円い、気立ての良い可愛い女の子のイメージ。 
しかし、燗にするとなめらかでほっこり。
『あ~、ずっとここに浸かっていたい』と思うお風呂のよう…癒される~~~~~。
 
でも、これが恋愛だったら、
『帰っちゃうの?』とじっと見つめる小悪魔なベビーフェイス。
ニコッとされて、ま、いいか…とちょっとでも思ったが最後、どんどん家に帰ることを忘れそうな、そんな何とも言えない色気があるお酒。
そりゃ、みんな目じり下がって、この輪から出てこられないはずだわ。
 
最近話題のリーデルの純米グラスはデキャンタになり、そこからちろりに移されまろやか燗に。
 
加水されたお酒は、燗をつけた後、魔法の雫(原酒)をスポイトで数的。これをすることで、お酒の風味が生き生きと呼び戻される。
 
蒸し燗の状態を再現した、瓶燗は、くるくるローリングからの、ゆらゆら、そしてちろりに移され微調整。
 
かと思えば、ひとめぼれは、
『飯米はね、ガチャガチャさせちゃダメなの』と、燗をつける時も吞むときも、静かにそ~っとのそ~っと燗に。

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さらに、ほろ苦さと酸味が強めの日向夏、旬のびわを使った燗グリア。

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めくるめく川西屋燗酒ワールド、ず~~~とここに浸かっていたい!!
…と思っても、残念ながら終わりは来るもので、今回はここまで。
  
ならば、続きは2次会。いえいえ、『隆』を飲みながら復習を兼ねての楽しい反省会。
お店は小田原の金時。初めて連れて行ってもらいましたが、お魚がうま~~~~~い!隆もうま~~~い!

やっぱり、川西屋さんのお酒は、食事と一緒が最高と再確認!
 
そんなてんこ盛りの1日。

この呑みきり会は、本来、酒屋さんや飲食店さんを対象に行われていて、私たちのような素人だけのグループは特例だそう。
 
そんな私たちに、去年とは違った趣向で、川西屋さんのお酒や燗酒のおいしさや楽しさを教えてくださった米山工場長、ありがとうございました。
愛情溢れて、とってもわかりやすい説明で、蔵の中を案内してくださった工藤隊長、境田さん、ありがとうござました。
自分たちが、ただ呑んでるだけではわからない事を教そわるのは、やっぱり楽しいです♪
 
そして、川西屋農業部長として私達を率いてくれてるのりさん、酒友の皆さん、ありがとうございました。
 
日本酒って、やっぱり楽しいな♪と思わせてくれる1日でした。
(2018年6月19日)

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