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丹澤山/隆 川西屋農業部 呑み切り会の復習会

去る18日、浅草橋にある楽膳楽酒さんの一角をお借りして、川西屋農業部のメンバーで、勉強会が行われました。

この会は、通常、神奈川県の足柄山の麓にある酒蔵、川西屋酒造店の「隆 足柄若水 無濾過生原酒」(通称白隆)の酒屋さん違いだけの飲み比べをする、マニアックな会なのですが、今回のテーマは、燗酒。 6月に蔵で行われた吞み切会の復習という形で、その時勉強したことの内で、スワリングや果物と楽しむ燗グリア、楽膳楽酒のおいしいお料理や、チョコレートとの相性を楽しみながら探りましょうという内容です。

今回利用したお酒はこちら。
・丹澤山 秀峰 
・丹澤山 凛峰 山廃 純米酒 備前雄町 27BY
・丹澤山 麗峰 純米酒 阿波山田錦六十
・丹澤山 ひとめぼれ 秋桜 27BY 
・隆 雄町 仕31号 27BY
・丹澤山 きらっと純米吟醸(パーカーラベル)

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まずは全部のお酒を冷やで飲み比べ。
川西屋の場合、酒屋さんは蔵から好みのタンクを指定してお酒を購入。それぞれの酒屋さんが、吞み頃を見極めて販売するという方式で、同じお酒でも、酒屋さん毎に味わいが異なるのですが、今回はすべて坂戸屋さんのお酒。

全体的に私好みの控えめなトーン、味がのりがよくまろやか、バランスがとても良いので、私はこれで十分満足しちゃうレベルなのですが、
ワイングラス(飲むためじゃなく、スワリング用)やフラスコでぐるぐるすると、『あれれれれ?』と、まとまりが出たり、更にまろやかになったり。
そして燗酒。

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スワリングしたり、思いっきり60度~60度後半まで上げて、お酒を十分に開かせる。
そこに楽膳楽酒拘りの和豚もち豚の熱々な炙り焼きや、しゃぶしゃぶにした豚肉の質の良い旨みとコクが絡む。
なんだよ~この幸せ感♪

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更にオレンジを器に搾り、そこに燗酒を注いだら、ほっこりみかん。広がるオレンジの風味に、自然で優しいキレ方が、いくらでも飲み続けられそうな感じ。
でも、このお酒の正しい使い方は、『お酒、弱くて飲めないの』なんて、可愛いことを言う女の子に薦めて、ほんのりほっぺたが赤くなるのを楽しむとか、風邪のひきかけに『温まって早く休もうね♡』なんて、ロマンチックな小道具のような気がする、そんな可愛い味わい。

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そしてこの優しいお酒の甘さは、上品な甘みを持つシャインマスカットや梨を、熟成したコクと酸を伴った甘みには、上質なカカオの風味が広がるチョコレートやリンゴが良く合い、デザート酒としても良い感じ。
そんなこんなで、皆でワイワイガヤガヤといろいろ実験する、あっという間の3時間半。楽しくて美味しい研究会でした!
(2019年10月21日)


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