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純米吟醸 山本 Montrachet French Oak Barrel Aged

もう呑めない!呑めるはずがない!

だって、昼間から青山のお酒のイベントでたくさん呑んだのだから。
お料理を作るのも今日は無理!今すぐお布団にくるまりたい!

それでも夜はやってくる。家人の為に何か用意しておかねば。

という事で、その日、家で作ったのはムール貝の酒バター蒸しのみ。
ファーマーズマーケットで買っためちゃくちゃうまいトマトと殻つきアーモンド、後は出来合いのポテトサラダと、海老とアボカドのコロッケを。

こんな日に開けるようなお酒なのか?と思うのですが、でも、軽くひと眠りしたら行けそうだったので、開栓してしまいました。
 
このお酒は、ブルゴーニュのシャルドネ種のワインを造るときの酵母と秋田県醸造試験場が開発した、酒の劣化を抑えるUT-2酵母をブレンドし、辛口白ワインのモンラッシェのオーク樽で寝かしたお酒だそう。

保冷庫から出してきたお酒は、冷蔵庫よりも更に少し冷えている状態。
樽の香りに、バターやバタークリームのような感覚、渋みが混じり、酸味のあるお酒。癖がある割にはしつこくない印象。

これは、温度が上がってくる間に、徐々に甘みや辛みも感じられるようになり、まとまりが出てきます。

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お酒の温度が冷たい時は、特に強めに癖が出るのですが、その割には意外と食事に合わせやすいですね。

特に、今日みたいなポテトサラダや、海老とアボカドのコロッケ、ムール貝など、クリーミーな料理とはしっくり。
特にコロッケはお酒の酸味を上手に前に出し、油を上手に流してくれます。
 
ちょっと色気を出して、お酒を常温より、わずかに高め位まで温めてみると、頭の中にレーズンバターが浮かぶような感触。
これ以上上げてしまうと、お酒のクリーミーさや樽香が消えてしまいました。
殻つきアーモンド、クリームチーズとの相性が良かったです。
 
そうこうしている間に、2人で1本のみ切ってしまいました。
本当に面白いお酒。何より、食べながら呑む私としては、食中酒として扱いやすいのが良い。たまには、こんなお酒もいいなぁ…と思いました。
(2017年5月1日)

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