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舞台鑑賞#3 フラメンコ公演【みだれ髪 情熱の歌人・与謝野晶子】

石井智子スペイン舞踊公演
@日本橋公会堂(日本橋劇場)
2024.2.18

「みだれ髪 情熱の歌人・与謝野晶子」
初演はコロナ禍の2021年2月
制限の多い中での公演でした。
3年の歳月を経て感動を再び


作品の概要

石井智子フラメンコスタジオのホームページに、作品・公演への熱い想いが書き綴られているので、掲載させていただきます。

*PV映像は2021年の公演

明治・大正・昭和と激動の時代を生き抜き、女性の自立と自由を求めた与謝野晶子の世界を、スペインの文化・伝統芸能であるフラメンコで表現した本公演。

歌集「みだれ髪」の歌を中心に、与謝野晶子の若き時代から晩年までの人生とその世界観を、踊り・音楽・映像・舞台美術の融合で、美しく情熱的にお届けします。

与謝野晶子を演じる石井智子がソロで魅せるほか、近年成長著しい舞踊団による華やかな群舞や、日本の第一線で活躍するミュージシャンたちの迫力ある演奏も見どころです。

初演同様、踊り手は女性のみで構成。またミュージシャン、舞台スタッフにおいても、あえて女性を多く起用し、まさに与謝野晶子が願った〝自立した女性〟と男性が協力し合いながら創り上げる舞台を実現しました。

日本の女性の未来に光を投げかけた与謝野晶子の想いは、時代を超え、未来(現代)を生きる〝自立した女性〟たちの心にどう響くのか、熱く問いかけます。

公演概要:
公演名 石井智子スペイン舞踊団公演
「みだれ髪 ー情熱の歌人・与謝野晶子」
主催  有限会社グランビア 
(石井智子フラメンコスタジオ)
後援  スペイン大使館
 インスティトゥト・セルバンテス東京
 一社)日本フラメンコ協会
 一社)現代舞踊協会
 公財)MARUWA財団

助成  文化庁 
文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))
独立行政法人 日本芸術文化振興会

出演
・石井智子、南風野香、井上圭子、中島朋子
 石井智子スペイン舞踊団
  松本美緒、小木曽衣里子、清水真由美、福田慶子、樋口万希子、角谷のどか、梅澤美緒子、岡田美恵子、藤丸莉沙、栁沼芽以

・ギター:鈴木淳弘、今田央
・カンテ:川島桂子、井上泉
・ピアノ:野口杏里
・チェロ:矢口里菜子
・パーカッション:朱雀はるな

石井智子フラメンコスタジオHPより


与謝野晶子の生涯

「自由に生きよ!自由に恋せよ!」
恋する喜びに溢れる、晶子の若き時代
「恋をしている女性は皆美しい」

恋多き与謝野鉄幹への憤りや悲しみ
他の女性への嫉妬で、
もがき苦しんでいた時代

夫婦で寄り添い、長い年月を過ごした後、
最愛の夫を失い、悲しみに暮れる晩年

公演パンフレットより

アーティスト

石井智子さんの圧倒的な存在感と、エレガンシアな佇まい。
石井智子舞踊団の皆さんの華やかな群舞。

これほどの素晴らしいフラメンコの作品を大舞台で見せてくれる
今日本のNo.1スペイン舞踊団で間違いないですよね。

ゲスト出演されたのが、小松原庸子舞踊団の黄金期を築き上げてきた
南風野香さん、井上圭子さん、中島朋子さん
退団後は、それぞれの道で活躍されていますが、その黄金期の舞踊団に憧れて「小松原庸子スペイン舞踊研究所」に入所した私には、この3名が一緒に舞台に立っている姿を観ただけで感激!
石井智子さんだからこそ実現したキャスティングですよね。

そして、音楽が素晴らしい!
ギター、カンテ、パーカッションに加えて、美しい音楽を奏でたピアノとチェロ。
ピアノの繊細な旋律とチェロの低音の深みと響きが作品の融合で、より深く心情に訴えかけてきました。


今年最初のフラメンコ公演。
素晴らしい舞台を観させていただきました。

ホームページより
ホームページより



また舞台の感想などを書いていきたいと思います。

読んでいただき、ありがとうございました。










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