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アラーニェの虫籠

注意:ネタバレあり・虫苦手な方・ホラー系苦手な方は読まない方がいいです。





注意はしたからな!
ここから先は自己責任でお願いします!


見た感想は面白かったです。伏線はいくつかありましたが結局犯人は主人公で良かったのかな?

金髪の男性かとも思ったけど不可解な事故にあったからその線は消えたのかなと寧ろ彼は彷徨う魂を救う側だったのかなと…

第二次世界大戦で人体実験が行われて不死の戦士?が作られたけどその後の情報は未定な状態

正直これ放てば日本勝ってたじゃんなんて思ったりしましたがあの時代で出来た人体実験で使える薬は日本でああいうのを作るのは難しいかなと…

ドイツとか他の国ならやってそうだけど日本は他の国から色々遅れていて色んな技術を吸収している状態でしたからね。一体どこまでやれたかは不明ですが、よく日本は非道をやったみたいに思われがちですが、戦争時の話は時代によってその時の感性は今と違う事他の国のしていた所業も含めて考えてもらいたいと思います。

話は戻りますが、どこまでが現実でどこまでが妄想なのかわからない感じで進みます。時間系列もバラバラになっている可能性はあると思います。

内気な主人公が人とコミュニケーションを取りたいけど取れない理由も後にわかります。

不可解な事件が主人公の周りで起きていて主人公はその恐怖に悩まされて眠れない日々が続きます。

薬を飲んでいましたが、どう見ても日本で処方された薬だと思えないのでネットで購入した可能性があるかなと

後であれはよくないヤツだからと薬は捨てられてしまいますが予想では眠り薬と書いてあるけど中身は麻薬かもしくは正しい診断の元に処方された薬でない場合薬による副作用もある為危険です。

医者が狙われた事を考えると病院での処方だったかもしれませんが医師が診断を間違えたのか何か医師に恨みを持っていたからなのかは不明でした。

あのアパートの住人が狙われたのは主人公が犯人なら納得は出来ます。

まぁ結局犯人はこの人とは言及していないので犯人は不明とも言えます。それぞれ見た人の感想によるかなと

主人公の内気な性格な割に大胆で行動力ある所が面白かったです。些細な音に怯えたりするのにいざとなるとそんな事出来るの!と思える行動力には笑いましたw

あと後にわかる主人公の闇の深さもまた見所だと思います。明らかに主人公の視点や主人公が何かしている描写も伏線だと思います。

虫が見えて首が傾いて人を襲うのは奇病であり何故これが起きたかも不明です。ただやはり主人公が核になってる感じはしました。

首が死後折れていたのは奇病に見せる為の工作なのかと思える部分もありました。あの方法なら女性の力でも出来る可能性はあります。

ここからは私の主観と推測です。時間系列的に予想すると主人公は親から虐待を受けていた。親友と呼べる間柄の友達は親から愛されていて主人公はそのうち耐えきれなくなって彼女を突き落としてしまう。人を傷つけてしまった事によって自分は人を傷つける人間だと認識して他の人の接触を避けてきた。憧れていた友達の姿になって大学生活していたけどコミュニケーションがうまくいかずにもどかしい日々を送っていた。安さで選んだアパートは快適とは言えず周りの住民も主人公からしたら不気味でしかなかった。
論文を書くために本を探している中で奇病について知った主人公は知らず知らずにのめり込んでいき自分の中にある黒い感情をぶつける為に犯行を実行した。でも主人公にはそれには受け入れなかった為それは悪夢だと思っていた。バレエを踊っていた少女は自分自身の幻影で、いつしか自分自身の幻影が現実と向き合えと言いたげに現れてきたけど、主人公はそれには気づかずに親しみを覚える。一方ストレスは増えるばかりで吐き出すかの様に連続殺人事件を論文にする事にしたけど何故その行動をしたのか気になる主人公とバレては困る主人公が交互に出てきては主人公を知る人間にも手を染めていく。犯行を行った主人公はもう一人の主人公を手にかけて自分が軸になるつもりだったが鈴が守ってくれて難を逃れる。逃げていくうちに民俗学の人が亡くなった事を知り過去と向き合う事になる。そして自分を取り戻した自分は不思議な世界と向き合い前を向いて歩もうとしたがもう一人の主人公に邪魔されて最後友人に言葉を残して消えた。目が覚めた友人は現実世界ではなく不思議な世界で目が覚めて物語は終わり。

主人公の妬みが最後そうしたのか元々友人は現実世界では目はまだ覚めてなくて目が覚めた世界が主人公の夢の中だったのかは不明です。

見る人によっては感想や解釈は人それぞれだと思います。私が見た感想はこんな感じでした。人の闇を怪奇現象と組み合わせて表現した所が凄いなぁと思いました。

今後の作品にも期待してます。






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