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子宮全摘術、病気の人へ絶対に言ってはならない言葉集①「可哀想に」

こんばんは。占いと恋愛、性、新たにメディアのお仕事をしている、恋愛番長石川円華(まどか)です。
こちらでは子宮筋腫、子宮腺筋症が悪化したこと、
今春に病巣の子宮全摘と卵管を摘出する手術をしたこと。
子宮全摘術あとのわたしの様子。

そしてアラフィフ、更年期など
わたしと同じ悩みや辛さを持っている方へ
わたし個人の目線や考えになりますが
良かったこと、
嫌だなと思ったこと、
日々の雑感を書き綴っています。

このブログを書き続け思うのは

わたしと同じ病気に悩む人は厚労省などの
「子宮筋腫」「子宮腺筋症」の罹患率よりも遥かに多いと感じること。

大げさな言い方かもしれないけれど
国民病なのかも
女性であればどなたでも罹患する可能性が高い病気なのだと思います。

だからこそ、辛いときは辛いものだ
そうでもないならそのように記録していくブログを目指しています。

どんなに辛くとも、また咲けるように。

いくつになっても女性は華のように可愛い生き物で居続けられるよう。
わたしもそうありたいし
みんなそうであったらいいなと思います。

☆☆☆

わたしは子宮の病気があるのだ

子宮を切除するのだ

と病気を
オープンに語ると

男性方から

「なんて声をかけてあげたらいいのか言葉を失う」と言う声をよく聞きます。

男女平等とは言ってもね、産まれたときに与えられた性が違う。
男性方がなんて言ってあげたらいいのかわからない、と言葉を失うとご表現されるのは
至極真っ当だと思います。

わたしも
男性から「僕は男性器を病気で失う」「男性機能が無くなるのだ」と言われたら
言葉を失うだろう。

「まあ、無くなっても命があるからいいじゃない!」なんて軽々しい発言はできないですよね。
その人にとってはとても重大なことでしょう。

わたしが考えるよりも遥かにセンシティブなことなのかもしれない。

そもそも、性が違うのだ。

相手を慮るからこそ、軽い言葉をかけられないのだ。

☆☆☆

わたしがこのブログを書いていることを男性から
お声を書けられることがある。

「あのさぁ。なんて声をかけてあげると女性が傷つかないのか?
どうやって接してあげたらいいのか?」
そういうの、女性のあなたから書いてみてよ。

と言われるのだ、とてもいいこと!

そう。男性と女性は違うからこそ
分かり合う、歩み寄れる方法や言葉をお伝えできたらいいのだ。

☆☆☆

わたしは、自分が子宮を切除すると公言してから

「これを言われたのはとても嫌だ」と感じたこと

「これを言われたら嬉しい」と感じたことを

メモしてきた。

女性の誰もが

わたしと同じ思考をお持ちではないから
「私は嬉しくないよ」と思うこともあるかもしれない。

しかし術前、術中、術後、療養中、社会復帰…

病気をしている女性の傍らにいる、職場にそのような女性がいる、
知っている人でそのような女性がいる…

そんなときにどのように接したらいいか、
方法論の一つとして、お見知り置きいただければ

また、活用していただけると嬉しいです

☆☆☆

本題です。

悪気はないのかわかりませんが、ある男性は

わたしが子宮切除をして復帰したいの一番に伝えた言葉
そして手術から半年を経過する今でも
わたしに会うとですね

「まどかちゃん子宮が無くなって可哀想に」と言われます。

「可哀想に」…これはとても傷つきますよね。

わたしも「可哀想に」と初めに言われたとき
一瞬
「なんてデリカシーないことを言うのだこの人は!?」
とカチンと来ましたが…

「ひどいことを言うな」「デリカシーないな」「悲しいな」

まあ。デリカシーない人なんですよね。
感情的に考えるよりも
怨嗟を抱くよりも。

「この男性はわたしの気持ちを汲んであげているんだよ」と思われたいのだろうと
冷静に分析をする。

しかし、思考が足りないのだ。
適切に人や言動を理解し、解釈をし、分析をする力の弱い、
いわばリテラシーがとても低い人なのだ。

この人は、自分の思うように物事が進まないと感情的に怒りを示す。
キャパシティが小さい人。

わたしが「可哀想に」というのはとても失礼な言葉なんですよと教えるなんてことをしたら
怒りだすに違いない。

このブログを読むこともないでしょう。
リテラシーの低い人、見当外れな人は
人の意見や論に耳を傾ける機会が少ない。
だからこの人の言動に見聞の狭さが露呈するのだ。

わたしが我慢するのもおかしな話なので
可哀想に発言をした男性とはなるべく接触を避けている。

世界には60億人の人間がいる。

わたしから見て

リテラシーが高い人、懐が深い人、優しい人、品がある人、徳があるなと感じる人、尊敬できる人と
付き合えばいいのだ。

この人と無理をして付き合う必要がないのだ。

☆☆☆

センシティブな部位の病気を抱えた方へなんと言ってあげるのが適切なのか?

これはわたし当事者として
考えても「正解」が無いと思う。

わたしが重い症状を抱えていたあの頃、
お声がけが嬉しいと感じていた言葉

それは

「あなたは大切な人なのだ」と言われたことでしょうか。
「大事な人」「ママ死なないで」

アレルギー症状が重く、
内蔵癒着がある、わたしは手術に際してとても危険がありました。
実際、医師からもわたしの手術はとても大変であった、困難を極めた、他の医師ならあなたを助けられなかっただろうと。

でもしがみついてでも元気になろうと思う力になれたのは

わたしを必要としてくれる人がいたからだろう。

☆☆☆

「元気になってね」
「元に戻るといいね」も意外とタブーだったりする。

わたしも…元には戻っていない。
尿もれや頭髪が抜ける、などの後遺症があるからだ。

わたしは…GODZILLAのように
第二形態に身体が変わったニューバージョンなのだと考えることにした。

前と違うことと悲しんでも仕方ない。

人様から大切に思われている、大事だと思ってくれた身体を

自分の命を大切に

そして自分の命が喜ぶことをして生きていこうと思うのです。

☆☆☆

女性病の話を訴求するわたしですが、わたしは男みたいだと言われます。
本当に男みたいなのかは自分ではわからない。
四柱推命って占いでは「見た目は可愛らしく女性らしいが、性格は男性的、さっぱりしている、ハッキリしている」と書いてある。
それはそうかもしれない。

憎まれっ子世にはばかるとはよく言ったものだ、とわたしは思います。

「嫌われる勇気」という本がベストセラーになりましたが
わたしは、人から好かれてなくても嫌われていても、どちらでもいいやと思います。

余計なことを気にしていたら、自分がやりたいと思うことのエネルギーを削がれるのが嫌。

好かれようと思わないから、思っていることを
憚らずはっきり言ってしまう。

はっきり言うから嫌がられることもあるでしょう。

でもね。
憎まれっ子世にはばかるとはよく言ったものです。

まっすぐに思ったことをやる。それでいいじゃないか。

クソ生意気なわたしなのに、
このブログを読んでくださって
お心を寄せてくださる方がいる…ホント、それがありがたいなと思うし

わたしは大切に思ってくださる方を、わたしも大切にしたいと思います。

今日もお読みくださいましてありがとうございます。

ようやく少し涼しくなりましたね。

恋愛番長 石川円華



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