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【2023年を振り返るPart5】50歳からの初海外移住で得られた3つのこと

娘の高校留学を機にメルボルンに移住して8カ月と5週が過ぎました。今月のnoteは今年1年を振り返ります。ラストとなるPart5は、“50歳からの初海外移住”について、お話します。


土の時代から風の時代になり、軽やかに動いた結果は?

今、今年2月に書いた自分のnote初回記事『はじめまして』を読み返したところです。
見出しに、“『風の時代』にどう動く”、“『自分はこれから、どう生きたいのか?”というインパクトのある見出しが目に飛び込んできました。当時の気持ちが一瞬で蘇り、よく考えた上での決断だったということを改めて実感しています。

いつか、って、結局のところ、いつなんだろう?


”いつか、海外で暮らしてみたい”
。そんな漠然とした夢、希望があったものの、気づけば50歳になり、人生の折り返し。日本での仕事も順調で、“わざわざ海外に出てゼロからスタートするのも…”っていう気持ちがなかったわけでもありません。しかも、英語もそこそこ、知り合いもひとりもいない、土地勘もないメルボルンに親子二人で飛び込むのは、ややリスクのあることでした。

それでも移住を決めたのは、“新しい世界に飛び込んでみたい”という好奇心でした。50才という年齢は“守ることも、攻めることもできる、とても微妙な年齢です。軌道に乗っている仕事をできる限り続ければ、老後の貯蓄は増えるでしょう。ですが、一方で、体力的にもまだ無理はできて、気力も十分にあるからこそ、新しいことに挑戦できます。私は、後者の攻めの気持ちがむくむくと湧き上がりました。それも、ものすごく勢いよく。その気持ちを抑えることができず、”今、行動しないと、一生後悔する。さあ、行こう!“と決断しました。

移住は、海外旅行とはワケが違いました。生活のインフラを整えることも大変でしたし、英語がそこそこしか話せなかったので、コミュニケーションをとるのにも苦労しました。また、知り合いがひとりもいないので、孤独とも向き合うこととなり、精神的に追い込まれることもありました。その他にも細々としたストレスが重なり、娘にあたってしまったこともあります。

↓今でも思い出すとぞっとする、海外での賃貸契約……。

自分のこれから、を思い描ける


移住したことで得られたこともたくさんあります。

いちばんは、人との出会い。
メルボルンで暮らしたことがきっかけで、オーストラリアだけでなく、タイ人、イラン人、中国人、韓国人、ブラジル人と海外の友人、人生のお手本となるような生き方をしている素敵な年上の友人、ボランティア活動を通して出会った仲間も大切な存在です。

↓年上の友人、MARIKOさんとの出会いでメルボルンの生活が一変しました。

自分と向き合う時間。
毎週更新している、このnoteこそが、かけがえのない時間です。時に反省し、時に励まし、時に落ち込みながら、書いています。“書くことで救われる”と言いますが、それは本当ですね。書くことで気持ちが整理され、自分が目指す方向がはっきりとわかります。日本では仕事があまりにも忙しくて、自分と向き合っている余裕がありませんでした。目の前にあることをこなすだけで精一杯で、その先にあるものを見る余裕がありませんでした。今は、1年後、3年後、5年後、10年後の自分を見据えながら、“自分が今すべきこと”にフォーカスしています。先を見ることで、日々の暮らしが豊かになり、気づきも多くなりました。読書の時間が大幅に増えたこともプラスになっています。

大人になってから学ぶこと。
正直に言うと、大人から始める語学習得は、相当時間がかかります。もともと英語は好きでしたし、日本でもラジオ英会話、オンライン英会話などをしていましたが、移住して早々に私の英語力の未熟さを痛感しました。今は、週2で英会話クラスに通い、できる限りのインプット&アウトプットを続けています。ただ、こうして努力はしているものの、急に伸びるものではありません。今では、完全に娘のほうが英語ができます。とは言え、あきらめてもいませんし、移住当初よりはもちろん伸びていますので、ご安心ください。

こうして振り返ると、2023年はたくさんの初体験をした年でした。海外での賃貸契約、海外でのボランティア活動、海外での英会話授業……、並べたらキリがありません。
来年、移住2年目となる2024年はどんな初体験ができるかと、ワクワクしています。
1日1日を大切に、悔いのないように、過ごします。

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