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女性応援企業!株式会社スマイルーナの代表取締役 久保田展夫さん

「輝く女性の笑顔で世の中を明るくする」を企業理念に掲げて、女性のために様々な活動を展開している久保田展夫さんにお話を伺いました。

■プロフィール
久保田 展夫(くぼた のぶお)
1968年6月29日生、新潟県出身
女性応援企業㈱スマイルーナ 代表
女性起業プロデューサー
パラレルワークコンサルタント
芸能事務所取締役
東京美女経営者会(TBK)発起人理事
キラキャリ女子サークル・キャリアチアリーダーズ(CCL)プロデューサー

1.「女性恐怖症」から「女性の起業コンサルタント」へ

記者:女性を対象とした様々な活動をしている久保田さん。現在取り組んでいる活動について教えてください。

久保田展夫さん(以下、久保田 敬称略):今の本業は、女性限定の起業コンサルタントです。もう9年目になります。起業して最初の事業は、女性向け体験型カタログギフトのネット販売事業でした。ネイルやエステやお菓子作り、アクセサリー作りなどが体験できるギフト券をネットで販売する事業です。

そして、その繋がりから自然と女性経営者や起業を目指す女性からビジネスや起業の相談を受けるようになってきました。そこにお金を払ってくれる方が出てきて。それで、「久保田さんコンサル業やったらどうですか」と言われたのをきっかけにやり始めました。それが、2010年です。「久保田さんは女性向けにやったらいいよ」と会った女性はほぼ100%そう言ってくれました。

記者:では、女性に焦点を当てたのはその周りの人に言われたことがきっかけだったんですね。

久保田:そうですね。それが大きいですね。でも、実は私、若い時は若干対人恐怖症・女性恐怖症で、人と話すのが得意じゃなかったんです。それを克服するために会社で営業をずっとやってきたんです。

記者:そうだったんですね!

久保田:私は男性3人兄弟の一番下で、女性関係に関しては婚活も失敗ばかりでした。
起業する前のサラリーマン時代、保育園の園長先生をターゲットにものを売っていたのですが、園長先生が女性の場合、その対応の仕方について時々失敗することがありました。出入り禁止になったり。なので、正直「女性を応援するビジネスをしてみたいけど自分大丈夫かな」という想いは常にありました。女性の強さも、怖さも知りましたし、生半可な気持ちでやったらしっぺ返しをくらう。最近では男性の方からも「久保田さんみたいなこと(女性相手のビジネス)をやりたい」って相談を受けるんですけど、そんな甘くはないですよと伝えています。

でも、決定的だったのが、私の知り合いで、お祖母さんが霊媒師という女性がいて、その方が自分の前世を見てくれた時に、江戸時代に大奥で唯一管理職で男性がいたそうなのですが、私はそれだったと言われたんです。信じる・信じないではなくて、それを言ってくれたことで使命感を感じました。周りの女性からも「女性向けにやった方がいいよ」と言われたので、女性をターゲットに本気で女性のために応援することをやっていこうと思えました。

記者:なるほど。以前お話しを伺ったときには、お子さんが生まれたことをきっかけで起業コンサルに踏み切るきっかけになったと言ってましたが。

久保田:はい。子どもが生まれて「使命感 + 責任感」それを思った時に覚悟が生まれました。どの仕事もそうなんですけど、覚悟がないと出来ません。

記者:「家族を支えないといけない覚悟」と「女性をターゲットにする覚悟」の2つの覚悟ですね。

久保田:そうですね。最初の頃よりも今の方が女性に対してリスペクトがあります。
女性というだけで根本から違うので、最初は理解しようと思っていたけど無理だと思いました。違うから理解しようではなくて、違うものとして認めあう。違う生き物。男という生き物と女という生き物。結婚についても同じです。違う者として理解しないと難しいなと思いました。

相手は変えられないけど、自分は変われる。一言で言うと広い心を持つ、受け入れられるように。

記者:本当に男性と女性は違いますよね。今でこそ、男性でありながら女性限定のコンサルタントというのは多いですが、当時は珍しかったとのことで、様々なところから講演の依頼があったそうですね?

久保田:はい。メディアや出版社からの依頼も来ました。これをきっかけに女子大生団体の講演の依頼があったり、大学のゼミでの講演や、就活中の女子大生からも評判でしたね。私の本は今も女子大の図書館にも置かれています。

記者:なるほど。どのような講演依頼が来るんですか?

久保田:そうですね、講演依頼としては「やりたいことを仕事にする方法」や「女性コミュニティの作り方」などが多いですね。
起業したいと思っていても「何をやっていいかわからない」という人も多いです。なので、何をやりたいかをカウンセリングして、それについてどんな関連ビジネスがあるかを情報提供し、本人のやりたいビジネスと市場のニーズをマッチングさせていきます。その後具体的に、方向性、ブランディング、マーケティングなどコンサルティングしていきます。ざっくりとですが、そうしたやりたいことややりたいビジネスの見つけ方のようなセミナーや講演などが多いです。

また、最近では女性コミュニティの形成方法や運営のコツなどのセミナーの依頼があったり、「こんな女性はいませんか」などのテレビ番組出演案件なども増えてきています。

2. 女性コミュニティを継続していく秘訣とは?

記者:本当に多くの女性コミュニティを運営されていらっしゃいますが、今は主にどのような女性コミュニティを運営しているのですか?

久保田:女性コミュニティに関しては、起業当初から、女性同士をつなげるときに複数人まとめて紹介しあった方が早いと思い、女性限定のランチ会を早くから始めていました。それが “ 東京美女ランチ会 ” です。半年に1回くらいやっています。また夜の会として “ 東京美女子会 ”。そしたら、クライアントの子から「朝会はやらないんですか」って言われたので、“ 東京美女朝会 ” を始めました。それも150回以上続いています。
今は、“ 東京美女経営者会 ” もやっています。20代・30代の女性経営者の会で定期的に都内でメンバー限定のランチ交流会を開催しています。7年くらい続いていますね。“ 東京美女経営者会 ” は、4年前「お願い!ランキング (テレビ朝日)」でも特集で取り上げてもらいました。

記者:すごいたくさんありますね!

久保田:また、今最も勢いがあるのが、女子大生&20代社会人女性の ” キラキャリ女子サークル・キャリアチアリーダーズ(以下、CCL) ” です。こちらはFMラジオのレギュラー番組を持っていたり、朝会、パーティー、セミナー、パネルディスカッション、撮影会、合宿などさまざまなイベントを企画運営していて、楽しいだけではない学びと成長と感動のある女性限定サークルです。こちらも発足時から7年間プロデュースしています。

記者:コミュニティを継続させていく時に、何か気を付けていることはありますか?

久保田大概の女性コミュニティは2、3年で潰れると言われてますね。理由は大体人間関係です。私が何を気を付けたかというと、派閥が出来ないようにすることです。例えば、CCL というコミュニティは7年前に立ち上げたんですけど、これをやろうと思った時、最初に女性が憧れるような女性を7名集め、その人たちに「こういう会を作ります」「友達を連れて来ないで一人で来てください」と伝えました。だから結果的に派閥にならなかったんですね。東京美女経営者会は、入会希望者はほぼ1人で入っています。

記者:最初から決まりを作ることで派閥の概念が無くなって行くんですね。

久保田:はい。あともう一つ気を付けているのは、LINEってありますよね?今 CCL は30人以上いるんですけど、メンバー同士でプライベート目的であっても勝手にLINEグループを作るのは禁止にしています。派閥が出来るとどうしても陰口や悪口を言うようになってきます。悪口って思ってなくても、ギクシャクしちゃう。そこに入れないと孤立感を感じるし。それを作りたくなかったので、ルールとしてあります。「派閥は作らないで」と最初の段階で伝えます。理由も。その代わり何かあったら私にも本音で言って、こうして欲しいとかも、と。

記者:平等な状態をいかに作るかということですね。

久保田:男性だとグイグイ引っ張るタイプが多いけど、そうじゃなくて、自分は前に出る必要はないと思っています。ある程度ルールはあるけれど、そのルールの中なら自由に出来る。メンバー内でも肩書の違いがあったり、私もプロデューサーという立場でやらせてもらっていますが、そうした呼び方の違いはあれど人間同士として見ればみんな「平等」。ルールはいろいろとありますが、基本的にはどんなコミュニティであっても、いかにメンバーとして関わる人がみんな気持ちよく関わっていけるか、そこを最も重視しています。

3.「女性+○○」で更なる飛躍!これからの未来ビジョン!

記者:今後の展望やビジョンは何ですか?

久保田:これからは正に地域とか、海外とか。そういうところでも女性を支援していけたら。
全国的な日本最大の女性コミュニティ(やりたいことを仕事にしたい・している女子の会(以下、YSJ))を作り上げ、それの交流会を全国10か所でやっていましたが、当時は女子会がブームでそこまで広がったけど、今はなかなか難しいですね。その全国的な交流会は今は解散になっています。
海外関連の方は、6年位前に知り合いの女性と海外で活躍したい女性の協会を立ち上げました。その女性が結婚を機に海外移住したため一時期閉会させたのですが、昨年それを復活させて、今、ネーミングや方向性も見直し中でいます
具体的にはこれからですが、“ 女性 + 地域活性 ” “ 女性 + 海外 ”などまだまだ可能性はあると思います。

記者:2019年の展望は何ですか?

久保田:今はコンサル中心だけど、+αでやりたいです。具体的にいうと、昨年立ち上げた女性協会をきちんと運営し、成長させていきたいです。
コミュニティの方では、「YSJ」が、Facebook上で国内最大の女性コミュニティと言われるまでになったので、次はCCLを、関東最大級の女子サークルにさせたいと思っています。そのために、今年は少し大掛かりなイベント開催にもチャレンジし、ステージアップさせていきます。CCL は、今はメンバーが30名弱ですが、これを100名規模、2020年末には150名規模にしたいです。

記者:今年は盛沢山な感じですね!益々女性の活躍の幅が広がりそうです!

久保田女性がやっぱり一番素晴らしいのは、スピードが速い、感性が豊かなので話すのが楽しいです。「これやろう、これやろう」と膨らみがすごい!男性はすぐそこで「それは無理でしょ」とか「予算は?」「メリットは?」とか。最初から詰めていったら女性は引いちゃいます。だから、そういう意味では私はすごく女性に合いますね。

記者:お互いの良さを活かし合えたら、一番いいですね。

久保田:相乗効果だと思いますね。そういう魅力的な女性が増えれば、応援したい男性も増える。
女性は自信を持って行動、男性は変なプライドを捨てて女性を持ち上げる。男性はこのくらいの年齢になると変なプライドが出てきますが、女性が活躍したら男性にとっても結果的にプラスになりますからね。

4. 読者の皆様へメッセージ

記者:では、最後にこれを読んでいる読者の皆様にメッセージをお願いします。

久保田女性に言いたいのはもっともっと自分自身に自信を持ってもらいたいです。可能性がすごくあるので、さっきの話にも通じるけど、変な固定概念で可能性を潰さないで欲しい。自信を持って何でもチャレンジ、行動して欲しい。人生一回しかないので、年齢問わずどんどんやりたいことにチャレンジしてもらいたいですし、チャレンジすれば結果はどうであれ必ず自分自身にとってプラスになる。自分は女性に対してそのステージと環境を整えてあげることが使命だと思っています。

記者:本日は貴重なお話ありがとうございました!

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*久保田展夫さんに関する情報はこちら

●女性応援企業㈱スマイルーナ
 -HPhttp://www.smiluna.jp/
 -Blog:「女性の起業を応援する!女性応援家による女子起業支援」
     http://ameblo.jp/smiluna/
 -Facebookhttps://www.facebook.com/nobuo.kubota

●メンバー募集中の女性コミュニティ
①日本最大のFacebook女性限定コミュニティ「やりたいことを仕事にしたい・している女子の会(YSJ)」
https://www.facebook.com/groups/326993177334529/

②女子大生&20代キラキャリ女子サークル「キャリアチアリーダーズ(CCL)」
http://career-cl.com/
https://www.facebook.com/career.cl/

③20代30代女性経営者の会「東京美女経営者会(TBK)」
https://www.facebook.com/bijyokeieisyakai


*編集後記

今回記者を担当した美談と安田です。
女性といつも向き合っていらっしゃるので、本当に話しやすく、久保田さんならとても安心して相談が出来るなと感じました。「女性を専門にやったらいい」と言われていた意味がよくわかります。女性にとって非常に力強く、そして心強いお言葉をいただくことが出来ました。

女性の社会進出についてはまだまだ課題が残る日本ではありますが、久保田さんの様な方をきっかけにして、多くの女性が輝ける社会、輝ける機会が増えていけば同じ女性としてとても嬉しく思います。


この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。


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