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「またあおうね」の話

今年の五月、超短編漫画「またあおうね」をpixivとTwitterにアップロードしました。
これです↓

今回は、この「またあおうね」を描く上で考えていたことなどを書いていきます。元が短編なのもあって短めです。
今回は世界観に関する妄想が多めです。これで固まってしまう色々もあることかと思いますので、危機を感じたらいつでも離脱して下さい。私は見てくださった方の自作品に関する解釈を邪魔したくないので…

制作期間

三日です。その辺を歩いていたら突然描きたくなり、その勢いで仕上げました。前作「わかってない!」は世界観周りが自分の作ったものではないため、「次何かを描く時は自分の世界観で描きたい」と思っていました。今回はそれを試運転がてら実現させた形となります。
Twitterに載せても「長い」と思われない位のサイズの短編を作ってみたかった というのもあります。色々な意味で実験的な作品ですね。

世界観

完全に私の性癖で組んでいます。私は非現実的なものの存在をベースに作られている現代社会が舞台の作品が本当に好きです。非現実的な世界にも生活はある という事を感じると、とても嬉しいのですよね…
今回のお気に入り概念は「魔力廃棄物処理センター」です。魔法社会において、魔力の篭ったものは一旦然るべき処置を施して魔力を中空に還してから廃棄しないと事故につながりますし、なによりサステナブルではないためあのような施設があります。処理の都合上あそこだけ魔力が濃くなり因果を無視した様々な出来事が起こりやすくなるのだろうな、きっとそれを抑制するための装置があるのですよ…ロクログルグル…

つぎきとくくる

名前から何まで、あまりにもするりと生まれた人たちでした。キャラクターデザインが気に入っています。何となくですが、くくるよりつぎきの方がなんだかんだ言って幸せになれそうな気がします。

テーマについて

「選択するという事」であったと記憶しています。
私は何もかもが怖いので本当に行動力がなく、何もできない事の方が多いのですが、その「何もしない」という事すらどうしようもなく選択の一部なのだよなあ、とよく思います。怖いですね。
くくるのつぎきに対する態度が正解であったかどうかは私にはわかりません。恐らく誰にもわからないと思います。

終わりに

投稿に色々と不手際の多かった作品ですが、温かい言葉やファンアートをいただいており、非常にありがたいです。ありがとうございます。
短い話ですが、気に入っているので時折何からくがきできたらと思います。
という訳で、漫画を描いた際に考えていた事の言語化でした。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。


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