トラウマというかなんというか、嫌な記憶を複数持っているとやはり厄介だ　冷静に考えれば全く違う事態であっても一部要素が嫌な記憶と合致すればそれだけで数日はおかしくなってしまうし、そうでなくても「克服しなくてはならない」という強迫観念から嫌な記憶の元に自ら近寄ってはダメージを負う　具体的には以前爪弾きにされたコミュニティに似た場所に固執してしまうだとか、私を拒絶した知り合いが好きそうだった絵柄やメッセージ性の絵を描こうとして失敗してしまうだとか、そういった事だ　後者はもう相手が私を見ているわけでもなく、私一人が醜態を晒すだけなためまだいいにしろ、前者は相手がいるときに起こる事なので早急に止めないとまずい
　どう足掻いても私が彼らと同じになろうとすればそれは敬意を欠いた醜いパロディにしかならないという事をもういい加減腹落ちさせるべきだと思う　彼らのような気質の人たちが義務教育時代どれだけ傲慢な態度をとっていようが彼らは世界の全てでも生物として正しいわけでもないし、彼らが楽しいと思うことを楽しいと思えなかったから私は今こうなっている　良くも悪くも

　「自分の心は自分の生得的なものと外部の情報が合わさってできた化合物である」ということを意識していたい　そういった認識を持ち過不足なくインプットをしてしっかり自分の中で消化する事が結局はオリジナリティのある作風への最短距離なのではないかと思った　不可侵のオリジナリティに固執することも大好きな方の作風に自我ごと吸い寄せられるのももう疲れたし、自他への敬意を欠いていると思った　来年はもっと自分の感覚を大事にできるといいなと思う　学生の間再三周囲に言われておきながら終ぞ大事にできなかった後悔も含めて

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