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6月1日 直球直言「翻弄される泊原発」

札幌地裁は泊原発の運転差し止めを命じた。
裁判長は、北電の防潮堤の高さが十分でない。
だからダメと判断したそうだ。

どのくらいの津波が来るかいったい誰がわかるのだろうか。原発の最大唯一の肝は、どんな災害があっても炉を冷やし続けることができるかどうかだ。東日本大震災では全電源喪失でこれができなかった。津波や地震の話をすれば、いつどんな規模のものが来るかなんて裁判長も原子力規制委員会もわからないだろう。わからない話で争ってもどうにもならず、それよりもどんな対策を打てば全電源喪失を起こさないのか、という考え方をもってもらいたいものだ。

地裁レベルではこのような判決も時折出てくるものだが、規制委員会も本来は科学的根拠のみに基づき審査を進めることとなっているのだが世論やマスコミの動向に引っ張られている感がある。

それよりも「政治」が我が国のエネルギー政策をどうしていくのか。その中で原発は本当になくてよいのか、ということを問わねばならない。
今の国際情勢をみると答えは見えていると思うのだが。

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