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【レビュー】漫画:『五等分の花嫁』に魅せられて

若干ネタバレありです!!



この漫画には「すごいなぁ」と言える要素がたくさんあるけど、個人的に強調したいのが「いいとこどり」なところ。いろんな角度で何度でも美味しい(つまり読み返すと楽しいってこと)。そういう意味では14巻っていう短さも計算されてると思う。


いろんな角度?


では具体的に「いろんな角度」ってなに?と訊かれたら「絵が可愛い」「推しに注目して読む」みたいなキャラクターのかわいさを楽しむこともできれば、「伏線回収の妙」「人間関係の残酷さ」みたいなニッチな楽しみ方もイケる、と僕は答える。

このバランスが実現している漫画はそうそうないんじゃないかと思う。映画館に劇場版を見に行ったとき、老若男女いろんな層の人たちがいたのも頷ける。


結局誰推し!?


五月です。
五月自身というより「風太郎と五月の関係性」が一番好きです。

友達以上恋人未満(古臭い表現だ)なカンジが、「男女」ではなくて「風太郎と五月」だからこその関係性だと思える。勉強が行き詰まったときは風太郎が教え、姉妹たちとの人間関係に行き詰まったときは五月が支える。この連携は見ていてとても気持ちいい(五月が盛大にミスるときもあるけど)。

その結果、物語を通して一番人として成長したのも五月だと思う。三玖もクラスメイトに積極的にコミュニケーションとれるようになったり、結末に向けてめちゃ魅力的な過程を踏むんだけど、肝心なその結末は二乃との二人三脚という。「それぞれの選んだ道」感があった方が個人的には好き。

五月はスーツ着てたり、車運転してたり、わかりやすく変化してて、一番「風太郎と出会ってよかったなあ」ってなるのがいい。その意味ではヒロインというより「裏主人公」といった感じ?

おわりに

五等分は沼。読み返すのおすすめ系!
五つ子全員分、記事書いちゃおうかな!!

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