見出し画像

ジャカルタの空港からバンドンのホテルまで移動 by 運転手付レンタカー (24年1月追記)

飛行機、電車、バス、タクシー、レンタカー(運転手付き)とあるなかで、私は運転手付きレンタカーにしました。
飛行機は昔はありましたが、今はもうないかもしれません。ハリム空港からバンドン行き直行便は見つかりませんでした。

荷物が多く、公共交通機関を使って移動するのが面倒だったのと、電車は当日駅でタイミングよくチケットが取れるか分からないため、今回は選択肢から外しました。

私はJALのグローバルクラブ会員になっています。会員特典により手荷物の制限が大幅に緩和されており、国際線だと通常の荷物制限に加えて32kg以内の荷物を一つ追加できます。
そのため100リットル超のスーツケースと、同じく100リットルの縦走用のザックに、機内持ち込み用の20リットルのバックパックの合計3つの荷物で移動しました。

重いので注意のタグ 本とか入れてすいませんでした

1人で動けますが、電車に乗っている間の荷物をどう見張ろうかとか、始終泥棒のことを気にかけながら動くのは辛いと思いました。

ネットで調べてタクシーやらハイヤーやら探す中で、運転手付きレンタカーを手配してくれる会社を見つけました。

メールで見積り依頼したら、ものの2,3時間で代表の清水さん自らご連絡頂けました。素晴らしいですね。
いつの間にこんなに便利になったのだろうか。

価格は高速代、ガソリン代込みで税込み28,000円。
出発の一週間ほど前に請求書が届き、銀行振込で日本の口座に振り込みました。カード払いでも良かったのですが、何となくカードは不安で振り込みにしました。
疑り深くてすいません。

他にも2社見つけましたが、1社は見積り依頼したものの待てど暮らせど返事なし、もう1社はサイトが死んでました。予定日時が2019年までしか入れられない。2018年で更新が止まっているようです。
こういうのが普通のインドネシアなので、清水さんの会社は例外中の例外です。

ジャカルタ到着は予定より30分早く16:20着。
そこから入国審査に並んだ列もラッキーな早い列で、審査自体もあっけないほど簡単に終わり、非常にスムーズな出だしに驚きとともに、こんな楽なはずはない、油断するなと自分に言い聞かせました。

普通なら到着した夜は空港近くのホテルで1泊し、翌朝タクシーでジャカルタ中心部にある駅に向い、そこで列車のチケット確保に並ぶところですが、運転手付きレンタカーは違います。
空港からそのまま車に乗り込みバンドンに向け17:25に出発。
渋滞はジャカルタ中心地以外ほぼなく、快適なスピードで高速道路を飛ばしていきます。

さすがにこの辺は渋滞しました。18:00頃。
車のラジオからアザーンが流れる。

私が駐在していた頃は、ジャカルタ中心部のオフィスからバンドンまで5時間は見ておかないといけなかったですが、空港から途中休憩を入れて3時間半でホテルに到着しました。

高速道路の途中にあったサービスエリア
昔はこんなの無かったです

電車の場合、空港のホテルに泊まることを考えれば1万円みておかないといけないのと、ガンビル駅までのタクシー、ジャカルターバンドンの汽車賃、バンドン駅からホテルのタクシーで合わせて5,000。全部で15,000円は見ておかないといけないです。

この差額13,000円をどう見るかですが、安心、安全、快適、時間を考えれば、私はこっちが得と思いました。バックパッカー時代の私であれば考えられないですけどね。
もしご家族がいらっしゃって、駐在員が出迎えてくれたりしないケースは是非ご検討ください。

■タクシーを使うのはリスクあり(24年1月に修正を追記)

慣れない空港で大量の荷物を抱えながらブルーバードタクシーを待つというのは大変です。また、行ってくれるかどうかも分かりません。
知り合いのインドネシア人に聞いたら、タクシーは地域毎の許認可制なので、ジャカルタのタクシーがエリア外で客を乗せていると捕まって罰金を取られるらしいです。
そのためよくあるのが、みちの途中で別のタクシーに引き継いで行くやり方らしいです。ちょっと勘弁してほしいですね。できれば車の中で寝ていたいし、何度も降りたり乗ったりは荷物が多いことを考えれば避けたいです。

相談に乗ってもらったインドネシア人は親切にも、ブルーバードのオーナーの息子を知っているから電話してやるよと言ってその場で電話をかけてくれ直接確認してくれました。
なんかたまたま家族で日本に旅行に来ていたところに電話したみたいです。朝から申し訳ないことをしました。
すると、ブルーバードの予約サイトがあるからそこから予約すれば良いと教えてもらいました。
しかし、ブルーバードの予約サイトで予約しようと調べても、ジャカルタエリア外に出るルートは予約できませんでした。もしかすると、警察の手前、堂々と営業できないだけなのかもしれません。

追記
修正です。24年1月にスカルノハッタ空港からブルーバードタクシーに乗ったところ、運転手さんがバンドンまでこのままいけると言っていました。
価格はわたしの住むDagoエリア(バンドン駅から5キロほど北)であれば120万ルピア(12000円)くらいとのこと。
前は地域外はダメだったよねと聞いたら、そうだったけどルールが変わってできるようになったのだそうです。
彼はバンドン出身で、バンドンにこのまま行きたいなとはっきり言っていましたので、例外かもしれません。

■電車もお勧めしない

ガンビル駅はジャカルタで一番スリが多いと当時言われていて、そんな中電車のチケットが取れるか分からずにやきもきしながら並ぶというのもつらいです。
先にネット予約できればいいんですけどね。そんな仕組みはありません。
日本も外国人旅行者からなんでこんなにチケットが取りにくいんだと不評なので、インドネシアはだめだなどとはとても言えません。

電車移動は荷物が少な目の時に限ります。あとそんなに疲れていない時。
そういうときは電車も楽しいです。

電車に乗って外を眺めていると飽きません。
適度にのろい電車なので、「世界の車窓から」気分で変わりゆく景色を楽しみながら過ごせます。
美しい山並み、紅茶用の茶畑、ごちゃごちゃした街角の様子など素晴らしいです。

食堂車もついていて、食事も頼めるのですが、インドネシア人スタッフ(華僑)は絶対に食べなかったですね。彼曰く、どんな汚い調理場で料理しているか分からないから嫌だそうです。
私はナシゴレンを食べてまあまあおいしかったです。

いつか電車旅の記事を書きます。

バンドン最初の夜はSavoy Homann Hotel。アジアアフリカ会議の会場となった文化財級のホテルです。

部屋
レセプション
現在のホテル外観
1950年代のホテル外観(廊下に飾ってあった写真より)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?