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MBA2学期目がスタート 【バンドン工科大学】

2月から2学期目がスタートしました。1学期目は2科目ずつを2か月+2か月に分けて4科目取りましたが、今回は若干変更があり、2月から4月に3科目、4月から6月に1科目に分かれています。
集中する分だけ負荷は増えました。たまたまかもしれませんが、読まなければいけないテキストの分量も増えた印象です。

2月から4月:

1.Financial Management & Policy
一学期目のFinancial Reportに続き、みんなの苦手なFinanceが来ました。
MBAらしい科目なので、がんばらないといけないですね。

テキストを見ると、管理会計というよりはコーポレートファイナンスが近いと思います。
実際にやったことがないと、雲をつかむような感覚で腹落ち感が得られにくい分野です。わたしも最初にコーポレートファイナンスの勉強をしたときはよく分からなかったです。
始業前に職場の勉強会で「コーポレートファイナンス」の本を輪読していました。
そのあと、M&A をやることになってもう一度読み直して分かるようになりました。

初回の授業は1学期目にやった会計(Accouting)の総復習でした。
でもAccountingを習得したことになっているけど、Accountingという名称ではなかったし、大丈夫なんだろうか。

2.Strategic Decision Making and Negotiation
ディシジョンメイキングと交渉という、別の科目を一つにまとめていて、どういう授業になるんだろうと思ったら、2つのブロックに分けて授業をするようです。

Negotiation(交渉)は米国ロースクール留学時も取りました。Negotiationの授業が最初に始まったのは、実はMBAではなくロースクールと言われています。
テキストを見ると、Getting to Yes(邦訳:ハーバード流交渉術)が入っていて懐かしいです。いまだにこの本なんですね。著者はハーバードロースクールの教授です。

わたしは後半の部のディシジョンメイキングにとても興味があり、断片的な知識を網羅的に整理したいと思っています。テキストの目次をざっと見ると、心理的なバイアスのパターンが書かれていて、期待通りです。
わたしは行動経済学、行動心理学、認知心理学に興味があって、本を読んだり、Courseraで無料のオンライン講座を受けたりしていました。

授業は「ナッシュ均衡」でスタートしました。Beautiful Mindという映画で経済学以外に一般にも有名になったと思います。2日目は「囚人のジレンマ」です。この授業でとても印象深いことがあったので、別に書きたいと思います。

今のところ皆しっかりついていっています。

3.Business Ethics, Law and Sustainability

こういうことを言うのはよくないですが、とてもつまらなそうな科目です。
野心的な学生をダークサイドに行かせないために、必修科目にしたんでしょう。

ちなみに、わたしはニューヨーク州の弁護士試験を受ける前に、倫理テストを受けて一度落ちています。(弁護士試験も一度目は落ちました。大学受験も一度目は落ちており、テストは苦手です。)

弁護士倫理試験はまず落ちる人はいないと言われるテストなので、甘く見てんでしょうね。
クラスメイトの弁護士たちは練習問題を軽く解いて、「こんな弁護士いたら嫌だよね」と感覚だけで正解していました。
弁護士事務所はパートナーシップ制のところが多いですから、一人のパートナーの与えた損害をパートナー全員が無限責任でカバーしなければならない仕組みになっています。
なので、どんなに仕事ができる弁護士でも、無茶なことをしでかすような人はリスクが高いのでパートナーには選ばれません。弁護士にとって倫理観に乏しいかどうかは、感覚でわかるレベルなんでしょう。

一方わたしは、当時は弁護士を使う側で、弁護士は融通が利いて、クリエイティブで、かつスピードが速い人を好んで使っていました。案件によっては慎重なタイプを使うこともありましたが、優先順位は低めでした。
なので、こういう弁護士いいなと思って回答すると、ことごとく不正解で、クラスメートの日本人から「なんでこれを選ぶの?」と苦笑状態だったのを覚えています。

このテストを通らないと、Bar Examで合格しても弁護士になれないので、2度目は何度も練習問題を解いてから挑みました。まったく手ごたえはなかったですが合格してました。

今回も苦戦するかもしれません。
正義とか公正、公平、衡平(こうへい)の感覚は持ち合わせていますが、倫理は時代や文化の差が大きく、よく分からないときがあるのです。

4月から6月:

1.Economic and Business Landscape Analysis
シラバスがオープンになっていないのでまだ分かりません。
Economyではないので、経済学を学ぶのではないとは思います。

クラスの様子

40人のクラスメイトのうち2名減りました。2名とも1学期目にわたしのワーキンググループでした。
1名は交換留学でオーストラリアの大学のMBAプログラムに半年行くことになりました。もう1名は就職することになったため退学しました。

他のメンバーは変わらず、最初の学期に比べると余裕が出てきた感じがします。若いだけに成長スピードが早いですね。

グループワークのメンバーは新しくなり、初めて組むメンバーもいて楽しみです。

今学期の目標

授業や学校の様子は1セメスター経験して分かったので、この学期は学業に使う時間を少し減らして、ビジネス面にシフトさせようと思っています。
具体的には人に会う回数を増やそうと思っています。

あとはインドネシア語の勉強です。語学教室がないので個人授業を受けようと思っています。
今のやり方では進歩のスピードが遅すぎ、B級に受かるかどうかレベルにしか成長しないと思っています。

他には、断食月があるので、1週間以上は断食にチャレンジしてみようと思っています。
日の出から日の入りまで飲食しないのがイスラムの断食です。
5:00から18:00以外は食べたり飲んだりできるということです。毎朝4時起きになりそうです。

断食月が終わるとレバラン休みになります。休みの日数を数えたら13日連続休みでした。
この休みを利用して旅行に行こうと思っています。今のところイスラム圏ではない場所ということでパプア州かなと思っています。
インドネシア最東端として愛国歌(サバンからメラウケまで:Dari Sabang sampai Merauke)に出てくるメラウケ(ムロケ)にいつかは行こうと思っていたのでメラウケ訪問は最優先です。


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