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インドネシアで銀行口座を開設する

ITASが取れましたので、銀行口座を開設してきました。

インドネシアで銀行口座を開設する話は、いろいろ詳細な情報があり、私が改めて書くようなことはあまりないのですが、せっかくなので気づき点を書きたいと思います。
グーグルで検索するとたくさんでてきますので参考にしてみてください。


■ 銀行口座を開けるのは長期滞在ビザを持っている社会人や学生だけ

たとえば旅行者や短期の留学生は口座を開けません。
なぜならば、銀行口座を開くのに必要なITAS(滞在許可証)がないからです。
逆にいえば、パスポートとITASをもっていけば、銀行口座を開設できます。

申込書を書くときに、住所、氏名、電話番号だけでなく、結婚しているかとか、宗教はなにかとか、母親の旧姓とか、趣味を聞いてきますが、答えればいいだけです。
職業や収入を答えるのはわかりますが、あとは関係ないだろと思いながら記入しました。窓口の人に言っても始まらない話です。

■ カードで支払えるように、Grabなどの細かい支払いをQRコードでできるようになります

わたしが銀行口座がほしいと思ったのはこれが理由です。
GrabやGojekといったバイクタクシーでお金を払うときや、カフェの支払いでお釣りがないと言われないよう、コンビニで小銭を作る日々からさよならできます。
実は生まれて初めてスマホで支払います。スマホがなかったので、やったことがありませんでした。
例のごとく銀行の人にアプリ(BNI Mobile)のインストールに立ち会ってもらい、使い方も教わりました。IT音痴の迷惑なおじさんで申し訳ないです。

カードはATMでお金を引き出すのにつかうカードをデビットカードとして使えます
デビットカードの方が私には望ましいです。私はインドネシアはカードの不正が多いという印象があり、日本のクレジットカードを使いたくないと思っていました。デビットなら預金の範囲しか使えないから安心です。

ところが、私のインドネシア語能力の低さのため理解が間違えている可能性が高いですが、500万ルピアまで使えると窓口の方がおっしゃっていました。当座貸し越しというやつかな?と思いましたが、インドネシア語でうまく言えず、スルーしてしまいました。
まあ試しにやってみればわかることですからね。預金が50万ルピアしかないのに500万ルピアも引き出せるとは思えません。
もしかしたら新手の消費者金融かもしれないですね。無茶苦茶高い金利を取りに来るかもしれません。

■ 口座を開いたのはBNI(バンク・ネガラ・インドネシア)

国営銀行であり、インドネシアの4大銀行です。昔駐在していたときは4大銀行なんて言い方はなかったと思います。ちなみに当時わたしはBII(バンク・インターナショナル・インドネシア)というマレーシアのMay Bankに買収されてしまった銀行に口座を開いていました。

なんでBNIにしたかというと、MBAの建物の横に、大きな支店があったので、大きい店舗の方が何かと融通が利くのではないかと勝手に考えたためです。

ところが、その店舗に行ってみると、職員がインドネシア語でいろいろなことを言ってきて(あたりまえですが)、追加の書類が必要だとか複雑そうな感じです。よく理解できないまま引き下がりました。
たぶん学生だから何か追加の書類が必要なんだろうなと思って、大学のInternational Relation Office(BNIの支店の建物の隣にあります)に銀行口座開設の相談に行きました。ついでにBNIはどう思う?と聞いてみたら、「いいけどそこの支店はやめておけ、よく分かっていないからややこしいぞ。口座を作るなら大学の中にある支店に行く方が物分かりがよくていいよ」とアドバイスしてくれました。

それはいいことを聞いたと思い校内にある支店行ってみると、客が少なくて順番待ちも短く済むし、ITB(バンドン工科大学のこと)の学生さんね、はいはいといった感じで簡単に終わりました。

記入しろと言われた口座開設申込書みたいな書類も、自分なりに一生懸命埋めたつもりですが、わからないところを全部空欄にして出しました。
それでも何も言われずに受け付けられました。

出したのはパスポート、ITAS、大学の入学許可証の3点です。
それと最低25万ルピア貯金しろと言われたので手元にあった40万ルピアを預金しました。

カードと預金通帳をもらいます。インドネシアはまだ預金通帳がある国のようです。印鑑とか言ってこないだけ楽です。
そういえば、外国人が日本で口座を作る時、印鑑を作っているのだろうかと急に気になり調べたらやっぱり作るみたいですね。

通帳とカード
カードには16桁の数字が入っており、口座番号とは別

■ 今さらながらBCA(Bank Central Asia)の方がよかったかも

なんでBCAにしなかったんだとクラスメートの何人からかと、店員の何名からに言われました。
オンライン対応が一番進んでいるのがBCA、ATMが一番多いのがBCA、お店のカード対応の端末が一番多いのがBCAだからです。

BCAのカードなら手数料がかからなかったのに、、、という場面が2度ありました。BNIのデビットカードで支払おうとしたときです。

預金金利はどうなんだと聞いたら、金利はむしろ低いんじゃないの?という反応でした。金利でつらずにサービスで客を引き寄せるという儲かる企業の典型ですね。まさに勝者です。

もしかしたらもう一つ口座を開くかもしれません。

■ 注意点(小ネタ)

ATMでお金をおろしたあとのカードの取り忘れにご注意ください。
日本だと、お金を引き出したら何もしなくても勝手にお金とカードが出てきますよね。
それに慣れている人はやってしまいがちです。

現金を引き出すと現金だけが出てきて、カードはキャンセルボタンを押さないと出てこないです。

わたしは2回カードを取らずに金だけもってそのまま帰ろうとする失態をやってしまいました。いずれもATMの横にいた係員に呼び止められ事なきを得ました。
もしかしたらわたしだけでなくインドネシア人もやりがちなので注意してみているのかもしれません。


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