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初のリアル「スナックかすがい」第27夜に参加して

「スナックかすがい」第27夜はなんと高知での開催だった。

「あの「スナックかすがい」が高知で開催されるなんて、すごい事だ!」と1人興奮するもほとんどの方はその存在すら知らない。。。

せっかくの凄い事だから、と、気付いたらスナックかすがいの雰囲気に合いそうな方を思い浮かべてはDMを送ったり、実際に会いに行ってお勧めしたり、カゴノオトに来られた方にスナックかすがいの詳細をお伝えしたり、と「謎な部活動」をはじめていた。。。(笑)

まがいなりにもヒマな訳ではなく劇的に忙しいのにオンラインで数回しか見た事がなかったイベントに、なぜそんなに沢山の方をおすすめしたのか自分でも謎だったが、終わってみたら何か答えが見えたようにも思った。

それは後から書くとして。。

謎の部活でお声がけした方は40名近くにのぼり、その内5名の方が実際に参加して下さって、イベントは満員御礼の40名以上の方が参加されていた。

スナックかすがいは司会の原さんとゲストとの「トークの時間」と知らない参加者同士が初対面の挨拶をしながら話しをするミニワーク形式の「交流の時間」に分かれた構成になっていて、今回のトークのテーマは「手放す悦び、手放す痛み」というもの。

ゲストは佐川町で町長として8年間たくさんの課題と向き合い、町民と一緒に今の佐川町を形作って来られた元佐川町町長の堀見さんと、日高村で福祉事業、食堂、製造や販売事業などたくさんの事業を手がけて来られた安岡さんのお二人。 

たくさんの事を成し遂げてきたと思われているお2人の過去、現在、未来に向けてたくさんのお話を聞かせてもらった。

個人的にトークの中で印象に残ったのが安岡さんの「うれし寂しい」という言葉と、堀見さんの「他の人ができるように面白い仕事を周りに渡していった結果、さて。。」となった出来事だった。

お話しの詳細は動画の方が断然伝わり易いので、当日の様子がYouTubeになるので後日そちらのリンクを貼ります。

今回初めてリアルで参加できた事で体感した事や勉強になった事はたくさんあるけど、そんな中でも1番驚いたのは圧倒的な裏方さんの仕事量だった。

前々回は宮崎、前回は仙台、今回は高知と毎回違う場所で開催されていて、土地勘の無い場所での会場探しから始まり、ゲストのブッキング、テーマの選定、アウェイの場所での広報&集客などの事前準備、当日使うマイク、カメラ、ミキサー、スピーカー、モニターや椅子などの機材の準備、初めての場所での会場設営やお客さまに提供する春日井製菓のおつまみやお菓子の準備。

イベントが始まってからは受付やトイレの案内、飲み物やお菓子が無くならないようにスタッフさんがこまめに回って補充したり、空き缶やゴミを回収してくれたりと満員で身動きが取りづらい会場でもストレスなく過ごせるように心が配られていた。
イベントに携わる1人1人に役割があって、それを全うしようと甲斐甲斐しく動く裏方さんの働きがあったからこそ、あの場が柔らかく熱気を帯びていったのだと思う。

オンラインだと画面に映ってるものでしか会場の様子を知ることはできなかったけど、リアル参加できた事で裏方さんの仕事を見ることができたのは1番の収穫だった。

あとはスナックかすがいで個人的に1番好きなシーンを生で見れたのもよかった。
1番好きなシーンというのはスナックかすがいの冒頭、イベントの趣旨を説明する瞬間。


この写真と


この写真がとても好きで、それを説明してる時のあの時間がとても心地よい。

春日井製菓の「春日井」を発展させて「かすがい」「鎹」まで思考を広げ、紛れもなく後付け100%のかすがいという言葉をあそこまでしゃぶり尽くして昇華させるのはひたすら脳内トレーニングを繰り返して脳みそが筋肉質になっているからこそできる技で、その思考の痕跡を目の当たりにして果たして自分はどこまで言葉を味わい尽くしてるだろうか、とも思った。

そしてその筋肉質な脳みそはゲストから放たれた言葉を的確に捉え、その言葉の後ろにある背景、ゲストの内面にも迫って行き、これまで言語化されなかった生まれたてホヤホヤの言葉すら引き出してくる。

その言葉の熱を下げず、持ち帰りやすい大きさ、家に帰っても明日になっても自分の行動に取り入れられるようマグロの解体ショーよろしく多くの人の前で言葉が鮮やかに調理されていた。

舞台を支える裏方さんが居て、精一杯の力を振り絞る演者がいて、それはあたかも言葉を使った、もっと言えば心を使ったライブ感溢れるエンターテイメントな試みだった。

1000円で飲み放題なのも、お土産にお菓子をたくさんもらえるのもそれによって参加のハードルが下がって、色んな年代、背景の人が参加しやすい口実になるし事実さまざまなジャンルの人が参加されていてそれがまたイベントの勢いに繋がっていた。

一過性のイベントで終わらせないためにも「人」が介在する事で後から思い出すスイッチの役割になったり、再会した時に自分を省みるモノサシにもなり得る。

そんな中身のいっぱい詰まったお得感満載なイベントだったからこそ忙しい中でもたくさんの方にお声がけしたのだと思う。

春日井製菓の理念「おいしくて、安心して多くの人々に愛され続けるお菓子作り」の愛され続けるためにを体現したようなイベントだった。

翻ってカゴノオトはどうだろう、とも思う。

カゴノオトでそれがどこまでできてるか、持続可能な形でできるか、そのやり方を考え抜くのがこれから先の事業展開の肝になると思わせてもらった。

何にせよ今回もはちゃめちゃ楽しませてもらった。
スタッフの皆さまおつかれさまでした。

長文、最後まで読んで下さってありがとうございました。

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